2007.12.06 (第317話)ドラマティック情熱「タンゴ」ⅩⅩⅧ 一連の流れでタンゴのスタートを切る
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「さぁ、タンゴ、踊りましょう」
と女性に手を差し伸べ、
「いざ、スタート!」までの
連続シーンを
途切れない
流れるような一連の動き
=FLOW(フロー=流れ)
にできたなら、
それだけで、カッコイイ!美しい!
これぞ、
ドラマティック・タンゴ!
に、なるんですけどネェ。
密なる空間、聞こえ来る相手の息遣い、
大切に、厳かに、
しかも情感あふれる思いでフッと寄り添い、
時、極まり、動き出す・・・
なぁんて、超気持ちいい~
プロセスのキーを握っているのは、
そう、アレですわ
“呼吸”
呼吸ってスゴイ威力を発揮するモンとして、
何度かご紹介はしておりますが
どんな優れた点があるのか、覚えています?
(第79話参照)
1. 伝染するため、相手と合わせやすく、
しかも即効性が高い
2. カラダとともに感情も
リード&フォローすることができる
3. 複数のやるべきリード&フォローを、
瞬間的にコントロールしてこなすことができる
4. 力むことなく、
柔らかい繊細なリード&フォローが可能
イヤイヤこれって、
タンゴ・ホールド&スタートに
必須なことばっかりでしょ!?
じゃ、どんなふうに呼吸を使っているのか、
具体的に見ていきましょうかね。
タンゴの組み方プリント(第309話参照)で言えば
③ 男性の左手と、
女性の右手が組むために上がり始める
(呼吸を使う)
⑥ 男性、女性を招き始める。
(呼吸を使って)
⑨ 男性、右アームで女性の背中に少し深く触れる
(背筋を超える)
⑪ 床からの反作用を受けながら、
タンゴポジションに入りつつ、スタートを切る
この一つひとつのシーンと呼吸とのカラミってコトですが、
コウやると、いいんでないの?
の結論から言いますね。
③ 左手を上げるとき 吐く
⑥ 女性を呼び寄せるとき 吸う
⑨ 右手を女性の背中に回すとき 吸うから吐くへ切り替え
⑪ スタートの瞬間 吐く
ではチョイ詳しく見ていきましょう。
フロー(一連の流れ)で
タンゴ・スタートを切る
プラクティス(男性)
③は、カラダの中で
スタンディング・バランス
(その場で、これから踊るカラダのバランス)
を整え準備し、作っていくとき。
タンゴは、スイング・ダンスよりも、
ドッシリ、シッカリで、重心が低い・・が必須。
で、これら“タンゴらしさ”を体現(カラダであらわす)
していくためには、
いわゆる、
へそ下3寸の丹田力が必要なんすよね。
つまりは例の
インナーマッスル活性化プロセス
をそのまんまやるってことですわ。
(第305話参照)
踊ろうとする
→腹圧がシッカリし
カラダの奥が締まる(腹横筋の働き)
→垂直方向にググッと背筋が伸び
安定する(多裂筋の働き)
息をフゥーと吐き出すことで、
カラダの奥のほうが締まってきて、
床をシッカリ感じることができ、
オマケに“集中”“静寂”なぁんて言葉が
似合う雰囲気になってきたらOK。
ポイントは、
呼吸によるカラダの変化と連動しながら、
腕を上げていくこと。
床から上がってきたエネルギーを
指先にまで届けるイメージ
(第70・71・72話参照)ができれば、完璧だ。
⑥女性を誘いながら息を吸っていくってよりも、
吸うことで、呼び寄せるって感じかな。
このアクションと連動し、
カラダの奥を引き込む感じになるため、
結果、カカトよりの重心に移動できる。
(重心が後ろに移動することで、
さらに女性を呼び寄せることができる)
カラダが左に回転を始め、
ソレとともに、
右アームが上がりはじめる。
⑨さぁ、右アームも合体!
ココでは女性がやはり息を吸いながら、
左へのシェイプを続けつつ、
左アームを男性の右アームの後ろへと
伸ばし始めているところでもアル。
文字通り、
女性と息を合わせて
が最大のポイントだ。
合体するまでは吸っている。
合体直後吸うから次の吐くまでの
若干の切り替えの時間・・・
よりシックリと相手との感触を
絡めてあわせていくことができたら、
次いよいよスタート!という気分と
カラダに自然と移行していくことができるだろう。
⑪息をふぅーっと吐くことで、スタート。
ココまでの準備が万端!となっていれば、
スタート時、
さまざまなテクニックが後から付いてくるハズ。
床からの反作用のパワーを
余すことなく使うことができるからだ。
ひざが緩み、左ひざが高く持ち上がり
タンゴポジションに入りつつ
背筋がスムーズに前へと出て行く・・・
ただし、この呼吸アクション、
慣れてくると、
実際に吸ったり吐いたりしなくても
カラダがプロセスを覚えてくれるため、
呼吸筋なりインナーマッスルを使って
無意識的にできるようになるからね・・・
ということと、
まずは、今回紹介したことをベースに、
自分のカラダの反応をよーく観察しながら、
我流アレンジもOKだよ。
続く 第318話へ
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と女性に手を差し伸べ、
「いざ、スタート!」までの
連続シーンを
途切れない
流れるような一連の動き
=FLOW(フロー=流れ)
にできたなら、
それだけで、カッコイイ!美しい!
これぞ、
ドラマティック・タンゴ!
に、なるんですけどネェ。
密なる空間、聞こえ来る相手の息遣い、
大切に、厳かに、
しかも情感あふれる思いでフッと寄り添い、
時、極まり、動き出す・・・
なぁんて、超気持ちいい~
プロセスのキーを握っているのは、
そう、アレですわ
“呼吸”
呼吸ってスゴイ威力を発揮するモンとして、
何度かご紹介はしておりますが
どんな優れた点があるのか、覚えています?
(第79話参照)
1. 伝染するため、相手と合わせやすく、
しかも即効性が高い
2. カラダとともに感情も
リード&フォローすることができる
3. 複数のやるべきリード&フォローを、
瞬間的にコントロールしてこなすことができる
4. 力むことなく、
柔らかい繊細なリード&フォローが可能
イヤイヤこれって、
タンゴ・ホールド&スタートに
必須なことばっかりでしょ!?
じゃ、どんなふうに呼吸を使っているのか、
具体的に見ていきましょうかね。
タンゴの組み方プリント(第309話参照)で言えば
③ 男性の左手と、
女性の右手が組むために上がり始める
(呼吸を使う)
⑥ 男性、女性を招き始める。
(呼吸を使って)
⑨ 男性、右アームで女性の背中に少し深く触れる
(背筋を超える)
⑪ 床からの反作用を受けながら、
タンゴポジションに入りつつ、スタートを切る
この一つひとつのシーンと呼吸とのカラミってコトですが、
コウやると、いいんでないの?
の結論から言いますね。
③ 左手を上げるとき 吐く
⑥ 女性を呼び寄せるとき 吸う
⑨ 右手を女性の背中に回すとき 吸うから吐くへ切り替え
⑪ スタートの瞬間 吐く
ではチョイ詳しく見ていきましょう。
フロー(一連の流れ)で
タンゴ・スタートを切る
プラクティス(男性)
③は、カラダの中で
スタンディング・バランス
(その場で、これから踊るカラダのバランス)
を整え準備し、作っていくとき。
タンゴは、スイング・ダンスよりも、
ドッシリ、シッカリで、重心が低い・・が必須。
で、これら“タンゴらしさ”を体現(カラダであらわす)
していくためには、
いわゆる、
へそ下3寸の丹田力が必要なんすよね。
つまりは例の
インナーマッスル活性化プロセス
をそのまんまやるってことですわ。
(第305話参照)
踊ろうとする
→腹圧がシッカリし
カラダの奥が締まる(腹横筋の働き)
→垂直方向にググッと背筋が伸び
安定する(多裂筋の働き)
息をフゥーと吐き出すことで、
カラダの奥のほうが締まってきて、
床をシッカリ感じることができ、
オマケに“集中”“静寂”なぁんて言葉が
似合う雰囲気になってきたらOK。
ポイントは、
呼吸によるカラダの変化と連動しながら、
腕を上げていくこと。
床から上がってきたエネルギーを
指先にまで届けるイメージ
(第70・71・72話参照)ができれば、完璧だ。
⑥女性を誘いながら息を吸っていくってよりも、
吸うことで、呼び寄せるって感じかな。
このアクションと連動し、
カラダの奥を引き込む感じになるため、
結果、カカトよりの重心に移動できる。
(重心が後ろに移動することで、
さらに女性を呼び寄せることができる)
カラダが左に回転を始め、
ソレとともに、
右アームが上がりはじめる。
⑨さぁ、右アームも合体!
ココでは女性がやはり息を吸いながら、
左へのシェイプを続けつつ、
左アームを男性の右アームの後ろへと
伸ばし始めているところでもアル。
文字通り、
女性と息を合わせて
が最大のポイントだ。
合体するまでは吸っている。
合体直後吸うから次の吐くまでの
若干の切り替えの時間・・・
よりシックリと相手との感触を
絡めてあわせていくことができたら、
次いよいよスタート!という気分と
カラダに自然と移行していくことができるだろう。
⑪息をふぅーっと吐くことで、スタート。
ココまでの準備が万端!となっていれば、
スタート時、
さまざまなテクニックが後から付いてくるハズ。
床からの反作用のパワーを
余すことなく使うことができるからだ。
ひざが緩み、左ひざが高く持ち上がり
タンゴポジションに入りつつ
背筋がスムーズに前へと出て行く・・・
ただし、この呼吸アクション、
慣れてくると、
実際に吸ったり吐いたりしなくても
カラダがプロセスを覚えてくれるため、
呼吸筋なりインナーマッスルを使って
無意識的にできるようになるからね・・・
ということと、
まずは、今回紹介したことをベースに、
自分のカラダの反応をよーく観察しながら、
我流アレンジもOKだよ。
続く 第318話へ
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