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エクササイズ&プラクティス集へ
昨日のレッスンの際、
ジュンコ先生から渡された
プラクティス
女性のタンゴ・シェイプ
の、プリントを元に
和夫と真理は練習をしている。
こんなにカラダを使って
組むとは知らなかったんだ」
と、真理。
「昨日のレッスンのときにも思ったんだけど、
このプリントどおりにやったら、
カラダの上半身左側全部が、
“左腕”って感じなんだもん(笑)
実際の左腕は、チョコンとした添え物みたい。
でもね、不思議と、左指先にまで神経が届くんだ。
きっと見た目もキレイなんだろうナァって
感触があるんだもん」
真理は、上機嫌だ。
「ボクは、自分の
右ホールドの延長に
真理ちゃんの
左ホールドがある
って感じがするから、気持ちいいよ。
でもさぁ、ボクも男性として
もっとやるべきことがあるんだろうけど、
女性がこうやってくれるだけで
ココまで変われるものなんだなって、
ちょっと驚いているんだ。
それにね、組む瞬間の真理ちゃんが・・・」
と言いかけて、フッと笑う和夫。
「なによぉ~何がおかしいのよ」
真理がむくれると
「ゴメンゴメン、良いコトなんだけどさ、
シェイプが変わると
そんなとこまで変わるのかって思ってね・・・」
「???」
「組む瞬間に、真理ちゃんが
すごく女性らしく
シットリしている感じ
があるから」
「ソレのどこがそんな笑う話なのよ!
でも、以前はどう感じたの?」
「息(いき)していない感じで固まって、
腕をはさみにやってくる・・・」
「アハハ!!そんなん怖いじゃない」
真理はそう言い自分も笑いながら、
「肩甲骨とか、鎖骨とか、肋骨とかって使ったら、
機械的な動きになっちゃうのかな?と思ってたんだけど、
全然反対で、全部を呼吸に絡めて使っているオカゲか、
すごく女らしい気分になるのよねぇ~。
特にプリント⑥(第309話参照)
のあたりなんかをやっていると、
ヘンな話
『ウッフーン』ってセクシーな気分になってくるんだ。
で、
男性の右ホールドのズーッと背後に
左腕が長ーくなって
伸びていく感じがして
フッという色香漂う空気とともに
男性のホールドを絡め取る・・・
そして、その瞬間には、
カーモーン!
こっちへいらっしゃーい!って
男性の前進を誘いたくなる・・・」
ソウ一気にしゃべった真理の横で
和夫はちょっと引き気味だ。
「さすが、コピーライター・真理ちゃん!
表現が上手だね」
そう言ってから
「女性のウッフン気分は
ちょっと、分からないけど(笑)
それであっていると思うよ。
すごく、スタートが切りやすくなったもの。
真理ちゃんが、
グーッと左サイドを延ばすようにして
ボクを空気で包むように組んでくれるから・・・
そのときってカラダが、
右回転を始める瞬間で、
(第309話タンゴの組み方プリントの④を参照)
その後、
タンゴポジションに入っていくサイドリーディングが、
抜群にやりやすくなったよ」
(第309話タンゴの組み方プリント⑪参照)
「カズ、こうやって組むと、
ガシャーンって
腕を挟みこまれたって感じはしないの?
自分では、かなり左ひじで
挟んでいるようにも思うんだけど」
「うん、腕だけでされている
(挟まれている)時は痛いし、気になるし、
自分の腕の自由が利かなくなって
いい感じはしなかったけど、
今は・・・腕ばっかりはそんなに感じないんだ。
真理ちゃんの
カラダ、呼吸・・・
そんなものはすごく感じるけどね」
「フーン、そうなんだ」
真理はそう言ってから、
しばらくして
「なんか・・・私、
タンゴちょっと楽しくなってきた」
ニコッと笑ってから、
「ネェ、この組み方で、
ベーシック練習してみようよ」
続く 第316話へ
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組むとは知らなかったんだ」
と、真理。
「昨日のレッスンのときにも思ったんだけど、
このプリントどおりにやったら、
カラダの上半身左側全部が、
“左腕”って感じなんだもん(笑)
実際の左腕は、チョコンとした添え物みたい。
でもね、不思議と、左指先にまで神経が届くんだ。
きっと見た目もキレイなんだろうナァって
感触があるんだもん」
真理は、上機嫌だ。
「ボクは、自分の
右ホールドの延長に
真理ちゃんの
左ホールドがある
って感じがするから、気持ちいいよ。
でもさぁ、ボクも男性として
もっとやるべきことがあるんだろうけど、
女性がこうやってくれるだけで
ココまで変われるものなんだなって、
ちょっと驚いているんだ。
それにね、組む瞬間の真理ちゃんが・・・」
と言いかけて、フッと笑う和夫。
「なによぉ~何がおかしいのよ」
真理がむくれると
「ゴメンゴメン、良いコトなんだけどさ、
シェイプが変わると
そんなとこまで変わるのかって思ってね・・・」
「???」
「組む瞬間に、真理ちゃんが
すごく女性らしく
シットリしている感じ
があるから」
「ソレのどこがそんな笑う話なのよ!
でも、以前はどう感じたの?」
「息(いき)していない感じで固まって、
腕をはさみにやってくる・・・」
「アハハ!!そんなん怖いじゃない」
真理はそう言い自分も笑いながら、
「肩甲骨とか、鎖骨とか、肋骨とかって使ったら、
機械的な動きになっちゃうのかな?と思ってたんだけど、
全然反対で、全部を呼吸に絡めて使っているオカゲか、
すごく女らしい気分になるのよねぇ~。
特にプリント⑥(第309話参照)
のあたりなんかをやっていると、
ヘンな話
『ウッフーン』ってセクシーな気分になってくるんだ。
で、
男性の右ホールドのズーッと背後に
左腕が長ーくなって
伸びていく感じがして
フッという色香漂う空気とともに
男性のホールドを絡め取る・・・
そして、その瞬間には、
カーモーン!
こっちへいらっしゃーい!って
男性の前進を誘いたくなる・・・」
ソウ一気にしゃべった真理の横で
和夫はちょっと引き気味だ。
「さすが、コピーライター・真理ちゃん!
表現が上手だね」
そう言ってから
「女性のウッフン気分は
ちょっと、分からないけど(笑)
それであっていると思うよ。
すごく、スタートが切りやすくなったもの。
真理ちゃんが、
グーッと左サイドを延ばすようにして
ボクを空気で包むように組んでくれるから・・・
そのときってカラダが、
右回転を始める瞬間で、
(第309話タンゴの組み方プリントの④を参照)
その後、
タンゴポジションに入っていくサイドリーディングが、
抜群にやりやすくなったよ」
(第309話タンゴの組み方プリント⑪参照)
「カズ、こうやって組むと、
ガシャーンって
腕を挟みこまれたって感じはしないの?
自分では、かなり左ひじで
挟んでいるようにも思うんだけど」
「うん、腕だけでされている
(挟まれている)時は痛いし、気になるし、
自分の腕の自由が利かなくなって
いい感じはしなかったけど、
今は・・・腕ばっかりはそんなに感じないんだ。
真理ちゃんの
カラダ、呼吸・・・
そんなものはすごく感じるけどね」
「フーン、そうなんだ」
真理はそう言ってから、
しばらくして
「なんか・・・私、
タンゴちょっと楽しくなってきた」
ニコッと笑ってから、
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