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狭義のコア

次に紹介するのは、  

多裂筋(たれつきん)

いやぁ、タレツキンなんて、
前回の腹横筋(ふくおうきん)以上に
「なんです?ソレ、聞いたことありませんわ」
でしょうね。
でも最近、専門家たちの間では、
大腰筋よりも重要な “筋”として
腹横筋とともに注目を浴びているモンなんで、
これを機会にどうぞお見知りおきを・・・
ソレにね、
「そんな筋肉がそんなところにあったんですネェ!?
で・・・一体何しているものなの?」
ってことを知れば、
「おぉっ!!すごい!
この筋肉と仲良くして、
ダンス、うまくなるモンねェ」
となるに違いないから、お楽しみ。


さて、多裂筋(たれつきん)
カタチから言えば、

逆のVマーク

ソウあの大腰筋と一緒だね。
大腰筋はVの閉じたところが背骨、
二つに分かれたところが大腿骨にくっついて、
背骨で大腿骨を吊り上げてるって筋肉だったけど
(第2399142202話参照)

この多裂筋の場合は、
ソレは、

たくさんの逆Vマークが

長い脊柱全部に

ピッチャリくっついてる


で、
Vの閉じたところも二つに分かれたところも、
背骨(正しくは椎骨=ついこつ)
にくっついていて、早い話、
椎骨同士をくっつけあい、吊り上げているんだ。
腰椎辺りでは、あの仙骨サン
(第203204話参照)にもくっついて、
背骨と骨盤の安定を同時に図ろうってワケだ。

もし、解剖書か何かお持ちでしたら
(そんなモン、あるわけないか・・・)
ぜひ紐解いて、
この多裂筋(たれつきん)サマのお姿を
見てやって欲しいんだな。
ね、いかにも
“裂かれた”様なVの字型の筋肉がいっぱい、
背骨をひっぱり上げているでしょ?
見ているだけで、
背すじや腰が気持ちよーく伸びてきそうでしょ?

そうなんです。
この多裂筋(たれつきん)の重要なお役目は

脊柱を支え、体幹を安定させ

垂直方向にカラダを持ち上げる
こと

ポイントは、

腹横筋とほぼ同時に働く・・・

厳密に言えば、

カラダが動こうとする
→いち早く腹横筋が収縮
→ほんの少し遅れて多裂筋が働く

となるんだけど、
このプロセスってダンスを踊る際、
すごく大切なのよね。
整理すると、

踊ろうとする

→腹圧がシッカリし

カラダの奥が締まる(腹横筋の働き)

→垂直方向にググッと背筋が伸び

安定する(多裂筋の働き)

=姿勢が決まる!!


ココまで来れば、
後は好きなだけ踊り放題しても、
「こらぁ、動きすぎて、バラバラやないか!」
とか、
「おっと、やりすぎてバランスを壊しちゃった」
なんて事態も回避できるようになってくるんだね、
きっと・・・。

ただネェ、
多裂筋もかなりの深層筋なんで、目には見えないし、
鍛えにくいものであるのが問題。
で、まずは感じるところから。


エクササイズ

多裂筋と仲良くなる


1.床でごろごろ

① 両足を肩幅に開き、床に仰向けに寝転がる。
両手は上に、バンザイのポーズ

② おへそを背骨に向けて引っ張り、
腰の下の空間をできるだけ埋めようとする

③ そのままで、手を交互に上に引っ張ったり、
それに連動して足も動かしながら、
背中を床にこするような動きをする。
呼吸をしながら。
背中が気持ちいいナァ~って感じだとOK。


2.ファスナー・アップ

① 1のように仰向けに寝ころんでも、
座ってでもOK。

② 背骨のところに、
腰のところから首までの
長いファスナーがついているとイメージして。

③ そのファスナーをユックリ、
丁寧に下から閉めていくイメージをする。
脊椎の1個1個を想像しながら、
左右をジジィーって閉じていくよ。

④ 結果、背骨がシャンと伸び始め、
お腹の奥がググッと締まる感じがすれば成功。



      続く 第306話へ



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