2007.11.22 (第303話)ドラマティック情熱「タンゴ」ⅩⅣ “丹田”って何?“コア”ってナニ?
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「タンゴは武術に似ている。
おへその下3寸にあると言われている
丹田(たんでん)
をシッカリして踊るものである」
なんて、聞いたことなぁい?
また
「丹田を意識し安定すると
ボディコア
が鍛えられ無駄なリキミが取れる」
とも。
丹田? ボディコア?
そーいえば最近、
よく耳にするようになったけど、
実際のところ、
一体、どんな体感が
「お、今、丹田がシッカリしているぞ!」
ってコトなのか
「よしよし。コアが鍛えられてきたぞ!」
という実感なのか
なんや、ようわからんなぁ・・・
というあなたへ。
「丹田もボディコアも
確かに正体がつかみにくいモノ。
一応、両者、同義語って感じで、
“ボディコアってものがわかれば、
その一部である丹田というものもわかってくるだろう”
というノリでお付き合いくださいませ。
さて、コアは英語で“Core”
中心部分っていうことだ。
で、意味は?
については、
広義(広い意味)と狭義(狭い意味)があるんだな。
まず、広義から・・・
コアは今、研究がドンドン進められている、
日進月歩の分野。
“JCCA 日本コアコンディショニング協会”
なるものまであるんだよ。
そこによると
コアの定義
「体幹部を構成するすべての骨格
それを支えるすべての筋肉
さらに動きの中で変化しうる軸や重心の総称」
で、コアの中で一番に着目するべきは
二足歩行の要になる中心軸である
“脊柱(せきちゅう)”(第203話参照)
という話。
脊柱の中には、脊髄(せきずい)という
“神経の束”が入っていて
脳からの指令をカラダ全体に
伝える役割を果たしているというんだな。
だからこの脊柱が安定していると、
どんな動きをしても、
重力と良い関係を保つことができ、
GOODでBIGなパフォーマンスが可能なんだよね。
反対に脊柱の安定なしに、
無理やりカタチだけ、手と足だけで動こうとすると
重力とうまく付き合えず、
反発状態を招いてしまうから、
カラダはスムーズに動いてくれないんだ。
まあ、カラダを固めてカタチを作ったり、
手足が先に動いたりするから
脊柱の安定性を欠くともいえるけどね。
でも、ココで誤解してはいけないのが
“脊柱の安定”について・・・なんだな。
安定といっても、
決して
“棒のように固めてジーッとしている”
と言うことではナイ!!
むしろその逆で、
出したい力や
動きたい形(フォーム)に
柔軟に反応する
しなやかーなムチのようであること。
そしてできることなら、
頚椎(7個)
胸椎(12個)
腰椎(5個)
仙骨・尾骨の計26個の脊椎(脊柱のパーツ)
それぞれが、
独立して柔らかーく
波打つように
・・・なぁんてなれば最高だ!!
ソコまで柔軟になれば、メッチャ
“身体能力、高いヒトの仲間入り”だろうね。
でも、考えてみれば、
ソレ(独立して柔らかーく波打つように脊柱を使う)って
不可能ってコトではないんだな。
なぜって、本来脊柱の骨と骨の間には、
椎間板(ついかんばん)
といわれるコンニャクのような
ゼラチン質の“座布団”がつまっていて、
すごく柔らかい
“鎖(くさり)”のような構造なんだもの。
それなのにほとんどの人は、
周りの筋肉まで巻き込んでカターイ1本の棒状のものと
化しているとは、ナゼなんだろう?
実は椎間板ってモノは、
文字通り、脊椎(せきつい=脊柱のパーツだったね、
背骨の1個1個)の間隔をうまく取って、
脊椎の自由性を高め、
姿勢を自在に変化しても即対応してくれる
・・・優れものなんだけど、
たとえそれが、
重力に逆らうような動きであってもなんとか対応しようと、
周りの筋肉
(脊椎周りにくっついている小さな筋肉たち)
とともにがんばってくれちゃうところが危ないんだ。
まぁ、早い話が
「そんな姿勢でそんな動きしたって、
カラダの構造上絶対無理でしょ?」
っていうものでも、
必死になって何とかしようとしてくれるってわけ。
いついかなるときも、
重力に抵抗しながら
脊柱をささえ続けようとしてくれているというんだ。
だから、常に緊張を強いられぱなしとのこと。
はぁ~お疲れ・・・
そこで登場!
脊柱を守る天然コルセット!!
ナンですよ。
言い換えれば、
これが狭義のコアといえるものでもあるんだな。
そう、この中にいわゆる“丹田”も含まれる
・・・の具体的な説明は次回。
続く 第304話へ
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「タンゴは武術に似ている。
おへその下3寸にあると言われている
丹田(たんでん)
をシッカリして踊るものである」
なんて、聞いたことなぁい?
また
「丹田を意識し安定すると
ボディコア
が鍛えられ無駄なリキミが取れる」
とも。
丹田? ボディコア?
そーいえば最近、
よく耳にするようになったけど、
実際のところ、
一体、どんな体感が
「お、今、丹田がシッカリしているぞ!」
ってコトなのか
「よしよし。コアが鍛えられてきたぞ!」
という実感なのか
なんや、ようわからんなぁ・・・
というあなたへ。
「丹田もボディコアも
確かに正体がつかみにくいモノ。
一応、両者、同義語って感じで、
“ボディコアってものがわかれば、
その一部である丹田というものもわかってくるだろう”
というノリでお付き合いくださいませ。
さて、コアは英語で“Core”
中心部分っていうことだ。
で、意味は?
については、
広義(広い意味)と狭義(狭い意味)があるんだな。
まず、広義から・・・
コアは今、研究がドンドン進められている、
日進月歩の分野。
“JCCA 日本コアコンディショニング協会”
なるものまであるんだよ。
そこによると
コアの定義
「体幹部を構成するすべての骨格
それを支えるすべての筋肉
さらに動きの中で変化しうる軸や重心の総称」
で、コアの中で一番に着目するべきは
二足歩行の要になる中心軸である
“脊柱(せきちゅう)”(第203話参照)
という話。
脊柱の中には、脊髄(せきずい)という
“神経の束”が入っていて
脳からの指令をカラダ全体に
伝える役割を果たしているというんだな。
だからこの脊柱が安定していると、
どんな動きをしても、
重力と良い関係を保つことができ、
GOODでBIGなパフォーマンスが可能なんだよね。
反対に脊柱の安定なしに、
無理やりカタチだけ、手と足だけで動こうとすると
重力とうまく付き合えず、
反発状態を招いてしまうから、
カラダはスムーズに動いてくれないんだ。
まあ、カラダを固めてカタチを作ったり、
手足が先に動いたりするから
脊柱の安定性を欠くともいえるけどね。
でも、ココで誤解してはいけないのが
“脊柱の安定”について・・・なんだな。
安定といっても、
決して
“棒のように固めてジーッとしている”
と言うことではナイ!!
むしろその逆で、
出したい力や
動きたい形(フォーム)に
柔軟に反応する
しなやかーなムチのようであること。
そしてできることなら、
頚椎(7個)
胸椎(12個)
腰椎(5個)
仙骨・尾骨の計26個の脊椎(脊柱のパーツ)
それぞれが、
独立して柔らかーく
波打つように
・・・なぁんてなれば最高だ!!
ソコまで柔軟になれば、メッチャ
“身体能力、高いヒトの仲間入り”だろうね。
でも、考えてみれば、
ソレ(独立して柔らかーく波打つように脊柱を使う)って
不可能ってコトではないんだな。
なぜって、本来脊柱の骨と骨の間には、
椎間板(ついかんばん)
といわれるコンニャクのような
ゼラチン質の“座布団”がつまっていて、
すごく柔らかい
“鎖(くさり)”のような構造なんだもの。
それなのにほとんどの人は、
周りの筋肉まで巻き込んでカターイ1本の棒状のものと
化しているとは、ナゼなんだろう?
実は椎間板ってモノは、
文字通り、脊椎(せきつい=脊柱のパーツだったね、
背骨の1個1個)の間隔をうまく取って、
脊椎の自由性を高め、
姿勢を自在に変化しても即対応してくれる
・・・優れものなんだけど、
たとえそれが、
重力に逆らうような動きであってもなんとか対応しようと、
周りの筋肉
(脊椎周りにくっついている小さな筋肉たち)
とともにがんばってくれちゃうところが危ないんだ。
まぁ、早い話が
「そんな姿勢でそんな動きしたって、
カラダの構造上絶対無理でしょ?」
っていうものでも、
必死になって何とかしようとしてくれるってわけ。
いついかなるときも、
重力に抵抗しながら
脊柱をささえ続けようとしてくれているというんだ。
だから、常に緊張を強いられぱなしとのこと。
はぁ~お疲れ・・・
そこで登場!
脊柱を守る天然コルセット!!
ナンですよ。
言い換えれば、
これが狭義のコアといえるものでもあるんだな。
そう、この中にいわゆる“丹田”も含まれる
・・・の具体的な説明は次回。
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