2007.11.18 (第299話)ドラマティック情熱「タンゴ」Ⅹ プログレッシブ・リンクの問題点
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ジュンコ先生のタンゴのレクチャー。
プログレッシブ・リンクのとき
何に気をつけてやっているか
先生のほうからみんなへの質問だ。
坂田さんは
「左足1歩目を前進しながら、
右サイドを引こうとしてる」
佐藤さんは
「左足を出す前に
コントラ・チェックをするようにカラダを絞る」
という二人の意見の外に、
平田さん
「そうですナァ、
左足をシッカリとCBMP (第257話参照)に
踏み出そうとしていますな」
森田さん
「前に、サークルの先輩から
『リンクはイメージが大切だ』って教わったんで…
できるだけ自分なりに
シャープなイメージ
を描きながらやってますけど」
和夫
「1歩目の左足で
CBMを解くことで右回転を生もう
としています。
(CBMについては第224話参照)
以前、ホイスクのレクチャーのとき、
そう習ったものですから」
(第223話参照)
ジュンコ先生は、
ニコニコして聞いている。
「どれもいい意見ね。
すべてテクニックとしては正解よ。
でも、そのテクニックを使って
女性にリンクをリードしてみて、どう?
もう十分満足しているのかしら?」
みんなは静かになって
「イヤァ、まだまだですわ。
うまくいくときといかないときがありますよ」
という平田さんの言葉にうなずいている。
「それでは、今度はうまくいかないときの
リンクの問題点をあげてみて」
と、ジュンコ先生。
坂田さんは
「やっぱり
女性に伝わらないことです」
佐藤さんは
「問題点といわれても・・・。
女性が勝手にリンクする
ことが多いですし、
私のリードも果たして伝わってるかどうかは
・・・わかりません」
平田さん
「どうしても
カラダが力みますナァ。
早くリードしようと思うので
そうなるのかもしれませんが。
家内が言うに
『すごく右ホールドが硬くなる・・・』」
森田さん
「うーん、リードしたと言う手ごたえがありません。
それにリンクが終わった後、
すぐにプロムナードに出て行けないです。
僕も力んでいるのかナァ」
和夫
「ボクは練習段階なんで・・・
女性に実際はどうやってリードとして伝えるのか
まだ良くわかりません」
ジュンコ先生は、
うなずきながら聞いている。
そして、
「OK。
それでは男性の方、いい?
実は、さっきそれぞれが言った
“プログレッシブ・リンクの時
気をつけてやっていること”
をする前に、
ぜひ試してみて欲しいことがあるのよ。
それは・・・いわば
最も原始的な
プログレッシブ・リンク
それを押さえ直せば、
その後にいくらでも
テクニックを付け足すことができるし、
さっきみんなの言った
“気をつけてやっていること”も
本来の使い方を活かすことができるでしょうね」
原始的なプログレッシブ・リンクって?…
みんなはキョトンとしているが
「サイドを使ったり、
カラダを絞ったり、
CBMPとかイメージとか・・
そんなこと一切ナシで、
リンクのリードをするってコトですか?」
佐藤さんが少々語気を強くして言うと、
ジュンコ先生はヤンワリと
「そのとおりよ」
「手を使うとか?」
森田さんが聞くと
「いいえ、ホールドは使わないわ」
「わかった!呼吸でしょ!
以前習ったわ」(第83話参照)
カナちゃんが声を上げると
「ウーン、いいセンに近づいてきたわ(笑)
呼吸ももちろん大切けれど、
アレもテクニックのひとつだからね」
「じゃぁ、
テクニックと呼ばれるような、
わざとらしいと言うか、
練習して習得するものじゃぁないってコトですか?」
と紀子さん。
「そのとおり!
ものすごくナチュラルなものよ」
ジュンコ先生は、
少しもったいつけたようにそう言ってから
「答えは、
自分の体重を使う・・・ことよ」
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プログレッシブ・リンクのとき
何に気をつけてやっているか
先生のほうからみんなへの質問だ。
坂田さんは
「左足1歩目を前進しながら、
右サイドを引こうとしてる」
佐藤さんは
「左足を出す前に
コントラ・チェックをするようにカラダを絞る」
という二人の意見の外に、
平田さん
「そうですナァ、
左足をシッカリとCBMP (第257話参照)に
踏み出そうとしていますな」
森田さん
「前に、サークルの先輩から
『リンクはイメージが大切だ』って教わったんで…
できるだけ自分なりに
シャープなイメージ
を描きながらやってますけど」
和夫
「1歩目の左足で
CBMを解くことで右回転を生もう
としています。
(CBMについては第224話参照)
以前、ホイスクのレクチャーのとき、
そう習ったものですから」
(第223話参照)
ジュンコ先生は、
ニコニコして聞いている。
「どれもいい意見ね。
すべてテクニックとしては正解よ。
でも、そのテクニックを使って
女性にリンクをリードしてみて、どう?
もう十分満足しているのかしら?」
みんなは静かになって
「イヤァ、まだまだですわ。
うまくいくときといかないときがありますよ」
という平田さんの言葉にうなずいている。
「それでは、今度はうまくいかないときの
リンクの問題点をあげてみて」
と、ジュンコ先生。
坂田さんは
「やっぱり
女性に伝わらないことです」
佐藤さんは
「問題点といわれても・・・。
女性が勝手にリンクする
ことが多いですし、
私のリードも果たして伝わってるかどうかは
・・・わかりません」
平田さん
「どうしても
カラダが力みますナァ。
早くリードしようと思うので
そうなるのかもしれませんが。
家内が言うに
『すごく右ホールドが硬くなる・・・』」
森田さん
「うーん、リードしたと言う手ごたえがありません。
それにリンクが終わった後、
すぐにプロムナードに出て行けないです。
僕も力んでいるのかナァ」
和夫
「ボクは練習段階なんで・・・
女性に実際はどうやってリードとして伝えるのか
まだ良くわかりません」
ジュンコ先生は、
うなずきながら聞いている。
そして、
「OK。
それでは男性の方、いい?
実は、さっきそれぞれが言った
“プログレッシブ・リンクの時
気をつけてやっていること”
をする前に、
ぜひ試してみて欲しいことがあるのよ。
それは・・・いわば
最も原始的な
プログレッシブ・リンク
それを押さえ直せば、
その後にいくらでも
テクニックを付け足すことができるし、
さっきみんなの言った
“気をつけてやっていること”も
本来の使い方を活かすことができるでしょうね」
原始的なプログレッシブ・リンクって?…
みんなはキョトンとしているが
「サイドを使ったり、
カラダを絞ったり、
CBMPとかイメージとか・・
そんなこと一切ナシで、
リンクのリードをするってコトですか?」
佐藤さんが少々語気を強くして言うと、
ジュンコ先生はヤンワリと
「そのとおりよ」
「手を使うとか?」
森田さんが聞くと
「いいえ、ホールドは使わないわ」
「わかった!呼吸でしょ!
以前習ったわ」(第83話参照)
カナちゃんが声を上げると
「ウーン、いいセンに近づいてきたわ(笑)
呼吸ももちろん大切けれど、
アレもテクニックのひとつだからね」
「じゃぁ、
テクニックと呼ばれるような、
わざとらしいと言うか、
練習して習得するものじゃぁないってコトですか?」
と紀子さん。
「そのとおり!
ものすごくナチュラルなものよ」
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