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さぁ、いよいよ
ウォークス→プログレッシブ・リンクだよ。
(ナゼ、“いよいよ”なのかについては、第295話参照)

プログレッシブ・リンク

ってたった2歩だけなのに、
これぞタンゴって感じのフィガーよねぇ。

まさに花形!!

そりゃぁ、カッコよく決めたいわねってことで
最初、学連の頃に目指していた
プログレッシブ・リンクは、
誰よりも速く
シャープでダイナミック
もう、首が吹っ飛ぶくらいの熱演・・だったんだけど…
(実際ムチウチ気味に首を痛めたことアリ。トホホ)

あれ?
何だかおかしいぞと思ったのは、
プロ入りしてスグのことだったんだ。
確か、我が師匠に
競技会用ルーティンを作ってもらいがてら、
組んで踊ったとき

リンクッ!!ってつい、

オーバーアクションしちゃったら
(いや、このときは、
オーバーアクションだなんて思っていないわけ。
いつもどおりよね)
とたんに、お師匠サマ
「プッ」
ってふきだしちゃったんですねぇ。

で、

「なんでそんな、
勝手にパロディみたいな動きするネン」

と大笑い。

ナーンか恥ずかしくなっちゃった私だったけれど、
(私のリンクの)どこが変なのか知らないと
コリャきっとエライコトだぞと直感し、
素直に(どこがおかしいかを)聞いてみましたわね。
すると、貴重な一言

「あんな、

リンクはもっと丁寧にするモンや」


で、組んでもらって
ウォークス→リンク→クローズド・プロムナード
何度も何度も・・

ムム??確かに感触が全然違うぞ。
シャープな、シッカリとしたリードもある。
でも、そのリードにしたがって踊ると
カラダや首を大振りする感じにはならない。
だって、そのリードって

カラダの内側に響いてくるんだもの。


その後、時のチャンピオン・ダンサーだった
スティーブン・ヒリアー氏をはじめ、
色んなコーチャーから、
プログレッシブ・リンクの手ほどきを受けたけれど、
みんな共通して速く
シャープでダイナミック
女性はじっと立ってるだけ、何にもしなくっても
ズバッと小気味良いリンクをさせてもらえちゃう
スゴサも持ち合わせていながら、
そんでもヤッパ不思議なことに

丁寧さというか

繊細さが感じられる
んだな。

そして、

カラダの内側に

ビーンって響いてくる
って点も一緒・・・


ウーン、どうなってんだ?
さぁさぁ、一体

プログレッシブ・リンクって

どうするの?
 

って疑問を、現ジュンコ先生のレクチャーで、
ぶつけてみましょうか。




「先生、やっと
プログレッシブ・リンクのリードが
習えるんですね!
色々シャドウでやってみるのですが、
ヤッパリ、実践になったら、通用しないんです。
女性は、気を利かせてPPになってくれますが・・・。
自分としてはリードをした手ごたえがありません」

坂田さんがそういうと、



「じゃぁ、コチラから質問ね。
リンクのリードってどうやろうとしているのかな?
または、プログレッシブ・リンクのとき、
何に気をつけてやっているのかしら?」
とジュンコ先生。



「ええと、左足1歩目を前進しながら、
右サイドを引こうとしてる・・・かな」

と、言いながら
坂田さんはシャドウをやってみている。



それを見ていた、
佐藤さんが口をはさんだ。

「もっと、左足を出す前にカラダを絞らないと
ダメなんじゃないですか?
こうやって
コントラ・チェックみたいに・・・」




いきなりの佐藤さんの発言に、
みんなシーンと静まってしまったが…



「OK。
じゃぁ、みんなにも、聞いてみましょうか。
プログレッシブ・リンクのとき、
何に気をつけてやっているか・・・」

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      続く 第299話へ



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