2007.11.16 (第297話)ドラマティック情熱「タンゴ」Ⅷ 前進からPPそしてクローズへ
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エクササイズ&プラクティス集へ
お次はこの練習をやってみようか・・・。
ウォークス→PPへ
この時、チョッと
意識を変えておかなければならないのは、
ウォークスのとき、いわゆる
“タンゴ・ウォーク”をしようとしないこと!
なぜなら、タンゴ・ウォークは、
独特&特別なモンだから
(モチロン、タンゴ・ウォークは
またいずれ詳しくレクチャーするよ)
何歩も続けて歩くことができないんだ。
そうね、4歩以上になると無理が生じてくる。
ズーっと左にカーブすることで
男性と女性の位置がずれてくるからなんだ。
で、タンゴ・ウォークではなくて、
じゃぁどんなウォークをするのかといえば、
タンゴの音楽に合わせて
(LODに沿って)
フツーに歩く
男性は前進
女性は後退をし続ける
ということ。
そして、男性が
「次、PPにいこう」
と思ったとき、横へ切り替える、
つまり
PPになる
それから、しばらくは
PPのままで横にズーっと歩き続ける
そして、また男性が
「次、クローズド・ポジションに戻ろう」
と思ったときに、
クローズド・プロムナード
のリードで、閉じて元に戻るんだ。
カウントは、プロムナード以外の
歩くときすべて
S(スロー)カウントで。
こういうたわいのない
お遊戯みたいなことが、意外や難しく、
「もう、タンゴは○十年踊ってます」
って人が、できなかったりするモンね。
“2回ウォークしたら必ずリンクをして、
ソノ後は必ずクローズド・プロムナードをする”
なんていう風に、
決まりきったカタチで覚えてきた人にとっては、
すごく手ごわいと思うよ。
じゃぁ、この“お遊戯”のなかから
何を一体学べるのかって?
やってみるとわかるけど、結構深いんですよ。
特に初級の頃にこういうことをやっておくと、
知らず知らずのうちに次のような
“イイコト”があるよってのを整理しておくと・・・
① 前進・後退の練習になる
前進側の難しさ=前に人が立つことで
・腰が引き気味になる
・後退する人に上手く動いてももらえないと
自分が出て行きにくいetc.
後退側の難しさ=
日頃、後ろ向きに歩かないためやりなれないので、
身体が硬くなる
まっすぐ下がれないetc.
を、ある程度克服できる。
タンゴ音楽に合わせて
“歩く”練習をしておくことって
結構GOODなのよね。
スロー・フォックストロットや、
ブルースよりも良いかもって感じなのは
音楽がハッキリしているからでしょうね。
初級の方には、ホールドもナシで向かい合って
手を握ってやってみてもらうんだけど、
それだけでも難しい。
“蛇行”したり、LOD(舞踏線)も
無茶苦茶になってしまうかもしれないよ。
前進するもの後退するものそれぞれが
しっかりとしたカラダの中心を持ち
ソレをお互いに
向かい合わせているって感じ
がつかめると上級者だね。
② ウォークスのところは女性が優先
PPになる時点で男性優先に切り替え
という感じがつかめてくる。
この優先ってのは、
到着方向に対してドッチが先行かということだね。
コレをしっかりとカラダで示すのって、
二人の位置関係を乱さず、
結局は美しいシルエットキープにもつながる、
大切なテクニックなんだな。
会話で言うなら、
男性前進「(女性に)お先にどうぞぉ~」
女性後退「お先に行きまーす」
男性PP「お先に行きまーす」
女性PP「(男性に)お先にどうぞぉ~」
③ PPから
クローズド・プロムナードを経て
元に戻るコツ&ニュアンス(微妙な意味)
をつかむことができる
“PPからクローズドに戻る”には何をするべきか?
みたいなテクニック&アイデアは、
いーっぱいあるし、
これからも色んなカタチで習っていくことだろうが、
リード&フォローって究極、
結果オーライってトコとがたぶんにあるんだな。
(第225話参照)
例えば、
どんなにいいといわれるリードのテクニックを使っても、
女性に伝わらなければ何にもならないってワケ。
それにリード&フォローは、
多くの体験を積みながら確実に
進化していくものでもあるから、
絶対こうするべきもの!!と決め付けてかかるのは、
危険だしね。
ってことで、
「ハーン、これが
“女性がPPからクローズになる”
という体感か…」
ってコトをつかんでおくって大切なんだよね。
PPからクローズド・プロムナードを経て
元に戻るコツ&ニュアンスの実況をしてみよう
ずーっとPPで歩いていて
男性
「次の左足から、クローズド・プロムナードをしかけよう」
と心が決める。
左足Sから次は右足Q にタイミングを切り替える
・・・ココが大切なところだね。
クローズド・プロムナードの2・3・4歩目が、
タンゴのベーシック・タイミング(第292話参照)
になっているから、
ソノ部分“QQS”をハッキリと意識しながら、
女性に「閉じてねぇ~」とカラダで伝えてみよう。
手を使ってもカラダを使っても何をしてもこの際はOKだ。
ただし、手やカラダが(女性を閉じさせたとき)
どんなことをしたのかナァを観察しておこう。
続く 第298話へ
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ウォークスのとき、いわゆる
“タンゴ・ウォーク”をしようとしないこと!
なぜなら、タンゴ・ウォークは、
独特&特別なモンだから
(モチロン、タンゴ・ウォークは
またいずれ詳しくレクチャーするよ)
何歩も続けて歩くことができないんだ。
そうね、4歩以上になると無理が生じてくる。
ズーっと左にカーブすることで
男性と女性の位置がずれてくるからなんだ。
で、タンゴ・ウォークではなくて、
じゃぁどんなウォークをするのかといえば、
タンゴの音楽に合わせて
(LODに沿って)
フツーに歩く
男性は前進
女性は後退をし続ける
ということ。
そして、男性が
「次、PPにいこう」
と思ったとき、横へ切り替える、
つまり
PPになる
それから、しばらくは
PPのままで横にズーっと歩き続ける
そして、また男性が
「次、クローズド・ポジションに戻ろう」
と思ったときに、
クローズド・プロムナード
のリードで、閉じて元に戻るんだ。
カウントは、プロムナード以外の
歩くときすべて
S(スロー)カウントで。
こういうたわいのない
お遊戯みたいなことが、意外や難しく、
「もう、タンゴは○十年踊ってます」
って人が、できなかったりするモンね。
“2回ウォークしたら必ずリンクをして、
ソノ後は必ずクローズド・プロムナードをする”
なんていう風に、
決まりきったカタチで覚えてきた人にとっては、
すごく手ごわいと思うよ。
じゃぁ、この“お遊戯”のなかから
何を一体学べるのかって?
やってみるとわかるけど、結構深いんですよ。
特に初級の頃にこういうことをやっておくと、
知らず知らずのうちに次のような
“イイコト”があるよってのを整理しておくと・・・
① 前進・後退の練習になる
前進側の難しさ=前に人が立つことで
・腰が引き気味になる
・後退する人に上手く動いてももらえないと
自分が出て行きにくいetc.
後退側の難しさ=
日頃、後ろ向きに歩かないためやりなれないので、
身体が硬くなる
まっすぐ下がれないetc.
を、ある程度克服できる。
タンゴ音楽に合わせて
“歩く”練習をしておくことって
結構GOODなのよね。
スロー・フォックストロットや、
ブルースよりも良いかもって感じなのは
音楽がハッキリしているからでしょうね。
初級の方には、ホールドもナシで向かい合って
手を握ってやってみてもらうんだけど、
それだけでも難しい。
“蛇行”したり、LOD(舞踏線)も
無茶苦茶になってしまうかもしれないよ。
前進するもの後退するものそれぞれが
しっかりとしたカラダの中心を持ち
ソレをお互いに
向かい合わせているって感じ
がつかめると上級者だね。
② ウォークスのところは女性が優先
PPになる時点で男性優先に切り替え
という感じがつかめてくる。
この優先ってのは、
到着方向に対してドッチが先行かということだね。
コレをしっかりとカラダで示すのって、
二人の位置関係を乱さず、
結局は美しいシルエットキープにもつながる、
大切なテクニックなんだな。
会話で言うなら、
男性前進「(女性に)お先にどうぞぉ~」
女性後退「お先に行きまーす」
男性PP「お先に行きまーす」
女性PP「(男性に)お先にどうぞぉ~」
③ PPから
クローズド・プロムナードを経て
元に戻るコツ&ニュアンス(微妙な意味)
をつかむことができる
“PPからクローズドに戻る”には何をするべきか?
みたいなテクニック&アイデアは、
いーっぱいあるし、
これからも色んなカタチで習っていくことだろうが、
リード&フォローって究極、
結果オーライってトコとがたぶんにあるんだな。
(第225話参照)
例えば、
どんなにいいといわれるリードのテクニックを使っても、
女性に伝わらなければ何にもならないってワケ。
それにリード&フォローは、
多くの体験を積みながら確実に
進化していくものでもあるから、
絶対こうするべきもの!!と決め付けてかかるのは、
危険だしね。
ってことで、
「ハーン、これが
“女性がPPからクローズになる”
という体感か…」
ってコトをつかんでおくって大切なんだよね。
PPからクローズド・プロムナードを経て
元に戻るコツ&ニュアンスの実況をしてみよう
ずーっとPPで歩いていて
男性
「次の左足から、クローズド・プロムナードをしかけよう」
と心が決める。
左足Sから次は右足Q にタイミングを切り替える
・・・ココが大切なところだね。
クローズド・プロムナードの2・3・4歩目が、
タンゴのベーシック・タイミング(第292話参照)
になっているから、
ソノ部分“QQS”をハッキリと意識しながら、
女性に「閉じてねぇ~」とカラダで伝えてみよう。
手を使ってもカラダを使っても何をしてもこの際はOKだ。
ただし、手やカラダが(女性を閉じさせたとき)
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