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さて、宿題はどうでしたかな?
考えてみました?

タイミングカウントリズムの違い

をフェザーステップを例にとってってヤツ。

ではでは、
解答のほうを一緒にみていきましょう。
まず、それぞれ、テクニックブック的な
用語説明からサラリと入るとですね…


タイミング(Timing)
「ステップの時間的表現(時間的長さ)のこと」

カウント(Count)
「拍子を数えること。
スタートを切るときの“合図”の意味もある」

リズム(Rhythm)
「音の流れの中での周期的な運動。律動」


であるので、
これをフェザーステップに当てはめてみると


タイミング(Timing)SQQ 

ゆっくり(S)速く(Q)速く(Q)
<使用例>
「もっと音楽のタイミングを感じて踊りなさい」
「タイミングが外れているよ」
この場合、音楽の“時間的な長さ”が適切でない、
と言われているわけ。
基本的にSはQの2倍の長さがあるってことは、
2倍、Sの方がゆっくりなんだよね。
だから、SもQも同じ速さで踊ったりしたら
「ワルツみたいなスロー」って言われちゃうよ。
(ワルツは3拍子で123が同じ長さ)


カウント(Count)SQQ

SQQの替わりに「1・2・3・4」でもOK。
要するに、拍子を数えやすい言い方なら何でも良い。
極端な話、
「ひー・ふー・みー・よー」でも
「羊が一匹、羊が二匹・・」でも・・・。
<使用例>
「カウントを言いながら踊ってみて」
「カウントがずれているよ」
この場合、“数を数えなさい”(上)“
数の数え方が音楽とずれているよ”(下)ってこと。
なお、カウントするって、
踊るという行為を伴わない場合もあるんだよね。
音楽を聞きながら
「1、2、3、4」とか
「S、Q、Q」とか言うだけの
“カウントをとる練習”もあるってこと。


と、ここまで見たところで、
コーンナ注意、受けたら・・・どう?意味分かります?


君のフェザーステップ

カウントはあっているけど

タイミングが外れているよ


実は、スローにおいて
この外れ方の人がスゴーク多いんだ。
どういうことかというと、
口では音楽に合わせて
「スロー・クィック・クィック」
って言うことはできるけど、
(つまりカウントは合っている)
踊ると、スローもクィックも

時間的な長さが同じであったり、

体重の乗りの悪さなど、
ダンス的テクニックの不都合も手伝い、

カラダのアクションが

音楽と合っていなかったり・・・


(コレはリズムの問題でもあるが。
リズムに関しては後にゆっくりレクチャーあり)

それに

時間的表現が

スロー・フォックストロットらしくない時
にも

「カウントはあっているけど、
タイミングがおかしいよ」

みたいな注意を受けることがある。
実はこれがまたよーくある話なんだよ。

ではもう一度、
タイミングについて説明しよう。
コレは、
「ステップの時間的表現(時間的長さ)のこと」
だった。
だが、
時間の長さは
音楽のテンポ(速さ)によって変わってくる
ので、
スロー・フォックストロットの「S」と
例えば、
クイックステップの「S」やジルバの「S」
とでは当然時間の長さが変わってくるよね。
そうすると必然、表現も変わってくる
・・・ハズなのだが
スロー・フォックストロットらしい
「SQQ」で踊るって難しいのよね。
ここら辺は、
「タイミングを取るセンス」
みたいなモンにもなってきて、

演奏されている音楽にマッチした

タイミングを的確にチョイスして

カラダで表現する
ってことを要求されるから、

コレがなかなか難しいんだ。
ゆえに、スロー・フォックストロットで
音楽を外しちゃう大きな原因が

「タイミングが難解」ってことと判明!

繰り返すようだけど、
カウントが合ってるからって、安心できないよ!
(ダンス的テクニックの不都合について
どうしたらいいかなど、詳しくは、後日レクチャーあり)

さて、最後の

リズム(Rhythm)

「音の流れの中での周期的な運動。律動」
と説明したけど、
これだけで
「なーるほど!」とヒザを打ち、
目からウロコ・・・
なんて方はいらっしゃらないでしょうねぇ。
リズムって言葉は、
あまりにも当たり前のように使われ過ぎて、
「改めて説明されてもかえってよく分からない。
しかも“律動”って何よ?」
ってなモンだろうし、
これ(リズム)に関してはややこしい話もあるので、
モウちょっと詳しく見てみましょうか。 

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      続く 第270話へ



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