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エクササイズ&プラクティス集へ
スロー・フォックストロットの音楽、
「1・2・3・4」
なり、
「S(スロー)・Q(クィック)・Q(クィック)」
なりは、
チャンと分かるし、大丈夫と思っていても、
「アラアラ、音楽、外れてますけど・・・」
これは、明らかにスローを踊るに置いての、
ダンシング・テクニックの不足なり!!
ということで
音楽を外さなくなるための
スローの踊り方の基本
とやらを、ジュンコ先生お願いしまーす。
「スロー・フォックストロットの
音楽を外さなくなるための基本
まず一つ目は、
スイングを理解して踊る
つまり、スロー・フォックストロットは
スイングダンスであるってことを、
今一度思い返して、
音楽の中に仕組まれた“波”=
スイングに乗って踊るようにする
・・・ってコトなんだけど、
さぁ、その前に“スイング”って何だったかしら?
以前、ワルツのときに
お話したけど覚えているかな?」
「“音楽に合わせて、
カラダを心地よく揺らすこと”です」
トシ子さんが答える。
「まぁ、ソレが原点ね。
ということは、
スイングは音楽表現としてのテクニック
ということね。
ならば、
スイングが良くなってくると
音楽を外さなくなってくる
ただスイング(第188話)といっても
たくさんの種類があるし、
脚・足だけではなく、
腕・上体を含めた全身の振り
揺れを利用したムーブメント(動き)を
習得する必要があるわけなんだけど(第189話)
で、色々なスイングの中で、
スロー・フォックストロットで取り上げたいのは
レッグ・スイング と ボディ・スイング
つまり足とカラダのスイングよ」
そして、
ジュンコ先生はコウ続けた。
「4拍子である
スロー・フォックストロットだけど、
その基本ステップの多くが、
“SQQ”という3歩で
ひとつのスイングとして踊られている。
4拍子なのに3歩
・・・これがちょっと、クセモノね。
音楽を外す原因になりやすいわ。
で、しかも、代表的フィガーである
フェザーステップ、リバースターン、
スリーステップ、ナチュラルターン・・
と、取り上げてみても、
それぞれのスイング表現に“特徴”があり、
ワルツのように一定の枠にはまらない。
それがスローを難解にさせてしまっている
原因でもあるんだけれどね。
ただしスロー・フォックストロットの
スイングを理解するには、
やっぱり、アレ
そう
フェザー・ステップ
の勉強がもっとも早道でしょうね」
「ところで、イギリスではね、
ブランコのことをスイングって言うのよ。
ブランコって、止まっているところに、
何かきっかけを与えないと動かないわね。
例えば、カナちゃん、
あなたがこれからブランコに乗るとします。
さぁ、どうやってブランコを動かし始めるかな?」
カナちゃんが答える
「エーと、最近乗らないからナァ(笑)
誰かに後ろに引いてもらうか、
自分自身で後ろに動いて、
ソコから下りてくるのをきっかけに
揺れ始めると思います」
「そうね。
いったん後ろに上がったところから、下りてくる…
すると、ソノ反動で前方に振りあがっていく…
それがスイング運動というものよね。
では、もう一度カナちゃんに質問ね。
ブランコを大きくこぎたかったらどうするかな?」
「エーと、大きく後ろにふり上がると思います。
で、スウィーン!って降下してくる。
そういえば、私、
振り落とされるようになるくらいに、
大きくこぐのが好きだったわ(笑)
でも、アレ(ブランコ)って
重力を上手く利用したモノなんですよね。
あの頃は、難しいことは分からなかったけれど」
カナちゃんが楽しそうに言う。
ジュンコ先生も微笑みながら聞いていたが
「OK。カナちゃんありがとう。
さて、何が言いたかったかというと、
ダンスにおけるスイング運動も
ブランコの原理と同じってことなの。
もちろん、
スロー・フォックストロットのスイングもね」
ジュンコ先生はそういって、
白板に書き始めた。
スロー・フォックストロットの
スイング運動
高いところに振り上げ、
重心移動を利用して下ろし、また振り上がる。
その一連の運動によって踊ること
=スイングで踊るという。
スロー・フォックストロットの場合、
SQQというタイミングで
ひとつのスイング(高い→低い→高い)がなされる。
ポイント
バック(後方の)スイングから
スイング運動が生まれる。
そして、ソノ(スイングの)大きさは
バックスイングの大きさと比例する。
サァ、ではフェザーステップの中で
スイングの実践、やっていきましょうか。
次号へ
続く 第266話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
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とても励みになっています。(ジュンコ)
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スロー・フォックストロットの音楽、
「1・2・3・4」
なり、
「S(スロー)・Q(クィック)・Q(クィック)」
なりは、
チャンと分かるし、大丈夫と思っていても、
「アラアラ、音楽、外れてますけど・・・」
これは、明らかにスローを踊るに置いての、
ダンシング・テクニックの不足なり!!
ということで
音楽を外さなくなるための
スローの踊り方の基本
とやらを、ジュンコ先生お願いしまーす。
「スロー・フォックストロットの
音楽を外さなくなるための基本
まず一つ目は、
スイングを理解して踊る
つまり、スロー・フォックストロットは
スイングダンスであるってことを、
今一度思い返して、
音楽の中に仕組まれた“波”=
スイングに乗って踊るようにする
・・・ってコトなんだけど、
さぁ、その前に“スイング”って何だったかしら?
以前、ワルツのときに
お話したけど覚えているかな?」
「“音楽に合わせて、
カラダを心地よく揺らすこと”です」
トシ子さんが答える。
「まぁ、ソレが原点ね。
ということは、
スイングは音楽表現としてのテクニック
ということね。
ならば、
スイングが良くなってくると
音楽を外さなくなってくる
ただスイング(第188話)といっても
たくさんの種類があるし、
脚・足だけではなく、
腕・上体を含めた全身の振り
揺れを利用したムーブメント(動き)を
習得する必要があるわけなんだけど(第189話)
で、色々なスイングの中で、
スロー・フォックストロットで取り上げたいのは
レッグ・スイング と ボディ・スイング
つまり足とカラダのスイングよ」
そして、
ジュンコ先生はコウ続けた。
「4拍子である
スロー・フォックストロットだけど、
その基本ステップの多くが、
“SQQ”という3歩で
ひとつのスイングとして踊られている。
4拍子なのに3歩
・・・これがちょっと、クセモノね。
音楽を外す原因になりやすいわ。
で、しかも、代表的フィガーである
フェザーステップ、リバースターン、
スリーステップ、ナチュラルターン・・
と、取り上げてみても、
それぞれのスイング表現に“特徴”があり、
ワルツのように一定の枠にはまらない。
それがスローを難解にさせてしまっている
原因でもあるんだけれどね。
ただしスロー・フォックストロットの
スイングを理解するには、
やっぱり、アレ
そう
フェザー・ステップ
の勉強がもっとも早道でしょうね」
「ところで、イギリスではね、
ブランコのことをスイングって言うのよ。
ブランコって、止まっているところに、
何かきっかけを与えないと動かないわね。
例えば、カナちゃん、
あなたがこれからブランコに乗るとします。
さぁ、どうやってブランコを動かし始めるかな?」
カナちゃんが答える
「エーと、最近乗らないからナァ(笑)
誰かに後ろに引いてもらうか、
自分自身で後ろに動いて、
ソコから下りてくるのをきっかけに
揺れ始めると思います」
「そうね。
いったん後ろに上がったところから、下りてくる…
すると、ソノ反動で前方に振りあがっていく…
それがスイング運動というものよね。
では、もう一度カナちゃんに質問ね。
ブランコを大きくこぎたかったらどうするかな?」
「エーと、大きく後ろにふり上がると思います。
で、スウィーン!って降下してくる。
そういえば、私、
振り落とされるようになるくらいに、
大きくこぐのが好きだったわ(笑)
でも、アレ(ブランコ)って
重力を上手く利用したモノなんですよね。
あの頃は、難しいことは分からなかったけれど」
カナちゃんが楽しそうに言う。
ジュンコ先生も微笑みながら聞いていたが
「OK。カナちゃんありがとう。
さて、何が言いたかったかというと、
ダンスにおけるスイング運動も
ブランコの原理と同じってことなの。
もちろん、
スロー・フォックストロットのスイングもね」
ジュンコ先生はそういって、
白板に書き始めた。
スロー・フォックストロットの
スイング運動
高いところに振り上げ、
重心移動を利用して下ろし、また振り上がる。
その一連の運動によって踊ること
=スイングで踊るという。
スロー・フォックストロットの場合、
SQQというタイミングで
ひとつのスイング(高い→低い→高い)がなされる。
ポイント
バック(後方の)スイングから
スイング運動が生まれる。
そして、ソノ(スイングの)大きさは
バックスイングの大きさと比例する。
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