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エクササイズ&プラクティス集へ
ジュンコ先生の
フェザーフィニッシュ・レクチャーは、
女性の話へと移っている。
注目すべきは2歩目。
1歩前の左足でしっかりロゥアして、
頑張って“スイング”“前進”しようとする人が多く、
そうすることでかえって、
フットワークのミス、
ヒール(H)で送れない
男性のほうに侵入する
ホールドを固める・・問題も多くなるという。
「2歩目のイメージから変えていきましょう」
とジュンコ先生。
「まず、こういうイメージ・意識から
アクションを起こすことはNGね。
『男性においていかれないようにしなきゃ』
『男性に頑張ってついていこう』
つまり、
目標設定基準を
“男性”にしてはダメってこと。
かえって、男性と良い関係で踊れなくなっちゃうわ」
ハナコさん、
大きくうなずいて聞いている。
「次、一見良さそうな
こういうイメージ・意識も実はNG。
『左足でしっかりロウァーして、
右足、スイング運動を起こす』
『つま先を少し外側に向けて出す。
つまり前進するような感じで
右足を振り出せば良い』
これらはある一つのアイデアとしてなら
採用してみてもOK。
でも、上手く行く場合もあれば、
いかない場合もある・・・。
なぜならそれは、
外側のテクニックだからね」
「外側のテクニック・・・ですか?」
トシ子さんがそっと尋ねる。
「ソウ。
ダンスには大きく分けて
“外側のテクニックと内側のテクニック”
があるのよ。
例えば、筋肉にもアウターマッスルと
インナーマッスルがあるようにね。
言い換えれば、
意識を外に向かわせるのが、
外側のテクニック
目で見て分かるテクニック、
アイデア、マニュアル的なテクニックが多い
手足の使い方、アウターマッスルの使い方、
スイング、スウェイ、ライズ&フォール、
ホールド、リード&フォロー・・多岐にわたるわ。
反対に
意識を内に向かわせるのが、
内側のテクニック
上記外側のテクニックの
“元(もと)本(もと=根本)基(もと=基)”
になるテクニック。
目で見て分かるものではなく、
感じる=体感によるものが多いの。
インナーマッスル・テクニック、
意識・気持ちの持ち方、
呼吸・・もこれに属するわね。
ココでいいたいのは、
外側のテクニックはダメで
内側のテクニックが良いってことではなくて、
外側&内側
両テクニックのバランスが取れていること
が大切ってことと、
外側のテクニックは、
内側のテクニックの結果の表れであることが多い
ので、
外側のテクニックをやってみて上手く行かない
ときは、
内側のテクニックに目を向けてみる
ことが大事ってことなの」
みんなは、
真剣なまなざしで聞いている。
「今取り上げている、
女性のフェザーフィニッシュの右足にしても、
『コウやったらいいんじゃないか?』
というアイデア・マニュアルは
いっぱいあるでしょうね。
でも、それだけ(外側のテクニックだけ)じゃ、
うまくいかない例も出てくる。
例えば、
“左足をしっかりロゥア”“右足のスイング運動”
これらのテクニックも、
では、
どの程度やれば良いのかってことになると
『ちょうど良い加減で』ってなっちゃう。
ちょうど良い・・・これがまた難しいのよね(笑)
かなりしっかりロゥアーしても、
次の右足に連動していなったら、
カラダを送り出すどころか、
真下に落っこちちゃう。
右足のスイング運動にしても、
“過ぎたるは及ばざるが如し”
スイングをかけすぎて、
男性の領域にまで進出したり、
さっさと自分だけ先に後退していったり・・
これではやっても意味がない。
それに
スイングアップしすぎて
つまり、
上に上がりすぎて下りて来れないってこともある
・・・この結果、
ヒール(H)で送れないってことになっちゃう」
“思い当たるわ”という感じの女性陣の顔を見ながら、
ジュンコ先生が話を続ける。
「“つま先を外側に、前進するように・・・”
も良いアイデアのひとつではあるわ。
でも、こういうアイデアは
各自の実践の中で生み出されるものが多いから、
これも時と場合(踊る相手)によって
使い分けないといけない場合が多く、
“絶対”ってモノではない・・・
ということで、
内側のテクニックをこれらにプラスしてみましょう。
すると、
内側から外側へ活かされる
非常に成功率の高いテクニックに
様変わりするわよ」
次号へ
続く 第263話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
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とても励みになっています。(ジュンコ)
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女性の話へと移っている。
注目すべきは2歩目。
1歩前の左足でしっかりロゥアして、
頑張って“スイング”“前進”しようとする人が多く、
そうすることでかえって、
フットワークのミス、
ヒール(H)で送れない
男性のほうに侵入する
ホールドを固める・・問題も多くなるという。
「2歩目のイメージから変えていきましょう」
とジュンコ先生。
「まず、こういうイメージ・意識から
アクションを起こすことはNGね。
『男性においていかれないようにしなきゃ』
『男性に頑張ってついていこう』
つまり、
目標設定基準を
“男性”にしてはダメってこと。
かえって、男性と良い関係で踊れなくなっちゃうわ」
ハナコさん、
大きくうなずいて聞いている。
「次、一見良さそうな
こういうイメージ・意識も実はNG。
『左足でしっかりロウァーして、
右足、スイング運動を起こす』
『つま先を少し外側に向けて出す。
つまり前進するような感じで
右足を振り出せば良い』
これらはある一つのアイデアとしてなら
採用してみてもOK。
でも、上手く行く場合もあれば、
いかない場合もある・・・。
なぜならそれは、
外側のテクニックだからね」
「外側のテクニック・・・ですか?」
トシ子さんがそっと尋ねる。
「ソウ。
ダンスには大きく分けて
“外側のテクニックと内側のテクニック”
があるのよ。
例えば、筋肉にもアウターマッスルと
インナーマッスルがあるようにね。
言い換えれば、
意識を外に向かわせるのが、
外側のテクニック
目で見て分かるテクニック、
アイデア、マニュアル的なテクニックが多い
手足の使い方、アウターマッスルの使い方、
スイング、スウェイ、ライズ&フォール、
ホールド、リード&フォロー・・多岐にわたるわ。
反対に
意識を内に向かわせるのが、
内側のテクニック
上記外側のテクニックの
“元(もと)本(もと=根本)基(もと=基)”
になるテクニック。
目で見て分かるものではなく、
感じる=体感によるものが多いの。
インナーマッスル・テクニック、
意識・気持ちの持ち方、
呼吸・・もこれに属するわね。
ココでいいたいのは、
外側のテクニックはダメで
内側のテクニックが良いってことではなくて、
外側&内側
両テクニックのバランスが取れていること
が大切ってことと、
外側のテクニックは、
内側のテクニックの結果の表れであることが多い
ので、
外側のテクニックをやってみて上手く行かない
ときは、
内側のテクニックに目を向けてみる
ことが大事ってことなの」
みんなは、
真剣なまなざしで聞いている。
「今取り上げている、
女性のフェザーフィニッシュの右足にしても、
『コウやったらいいんじゃないか?』
というアイデア・マニュアルは
いっぱいあるでしょうね。
でも、それだけ(外側のテクニックだけ)じゃ、
うまくいかない例も出てくる。
例えば、
“左足をしっかりロゥア”“右足のスイング運動”
これらのテクニックも、
では、
どの程度やれば良いのかってことになると
『ちょうど良い加減で』ってなっちゃう。
ちょうど良い・・・これがまた難しいのよね(笑)
かなりしっかりロゥアーしても、
次の右足に連動していなったら、
カラダを送り出すどころか、
真下に落っこちちゃう。
右足のスイング運動にしても、
“過ぎたるは及ばざるが如し”
スイングをかけすぎて、
男性の領域にまで進出したり、
さっさと自分だけ先に後退していったり・・
これではやっても意味がない。
それに
スイングアップしすぎて
つまり、
上に上がりすぎて下りて来れないってこともある
・・・この結果、
ヒール(H)で送れないってことになっちゃう」
“思い当たるわ”という感じの女性陣の顔を見ながら、
ジュンコ先生が話を続ける。
「“つま先を外側に、前進するように・・・”
も良いアイデアのひとつではあるわ。
でも、こういうアイデアは
各自の実践の中で生み出されるものが多いから、
これも時と場合(踊る相手)によって
使い分けないといけない場合が多く、
“絶対”ってモノではない・・・
ということで、
内側のテクニックをこれらにプラスしてみましょう。
すると、
内側から外側へ活かされる
非常に成功率の高いテクニックに
様変わりするわよ」
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