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ニュートラルポジションって、
平たく言えば、
「ハイ、まっすぐ立ってね」ってこと。
まぁ、ソレ(まっすぐに立つ)って、
ダンスの基本中の基本だろうし、
これさえ手に入れば、
ダンステクニックだって
効率よく習得できちゃうって感もあるし、
それに何よりビジュアル・GOOD! 
OH!ビューティホー!だろうし。
って、ところが実は、

要注意!なんだな。

どういうことかというと・・・の説明の前に
今、あなたが鏡の前に引っ張ってこられて、
「ハイ、まっすぐ立ってね」
と指示されると、
どうしたくなるかを考えてみよう。
「えーっと、頭はココで、
背中はこうやって、腰はこんな感じ・・・」
という風な

“はめ込み”をやっちゃう可能性があるでしょ?

で、周りから

「アラ、キレイ!
スッーとした良い姿勢ね」


なぁんて言われると、

「アァ、これがまっすぐということか。
いわゆるニュートラルポジションね」


と解釈するかもしれないでしょ?
これが、ヤバイんだ。

気をつけなければならないのは、
「まっすぐ」という概念が特に見た目による
美学的な意味合いに使われることが多いってこと。
つまり「まっすぐ」って、
単に幾何学なジッと立っている
“静的”なイメージがあり、
リキンで無理やりはめ込んでも、
見た目に「まっすぐ」だと
それで良いと、とられる風潮があるってことなんだ。
ただ単に走って早ければ良い、
遠くに投げれば良い・・などといった
他のスポーツならいざ知らず、
「だって、ダンスでしょ、
ヤッパ美しくないとねぇ」
だからこそ、どうしても、
ビジュアルだけに頼った
「まっすぐ」を自他共に要求してしまいがちなんだな。

でも、悲しいかな、単なる

はめ込み式

ニュートラルポジションからは

良い動きは生まれない


つまり

良いダンスも無理・・・なんだ。

ではココで
第257話に出てきたニュートラルポジションの定義の
最初の部分から見直してみよう。

「床に対して
骨盤から背骨にかけてが垂直な状態」


このまんまの“言葉”だけを真に受けて、
「はーん、垂直ね。わかるわかる」
っていうあなた、
実はね、人体の骨格構造から見てみると、
ほとんど垂直に並んでいる部分はないって言うんだよ。
だから、この定義における垂直ってのも、
ある意味、見た目であり、
またフィーリングでしかないってことなんだ。
「そんなん、エライ分かりにくいなぁ」
って言ってしまわないで、定義の後半部分に進もう。

「身体の真下にある足にウエイトがあり
もう一方の足は
いつでもステップが踏み出せるフリーな状態」


ココでのフリーな状態って言うのが実はポイントだ。
そこんところを詳しく言い替えれば、
こういうことじゃないかしら?

最小限の筋肉活動で

楽に自分の望むどの方向にも

カラダを動かせる体勢
 
            
(筋肉については第121話参照)

ってことは、
「まっすぐ立つ」=「ニュートラルバランス」
とは感覚であり
どんな感覚かっていうと、

その時々のちょうど良い

動きを探し出すための

尺度となる“調和”の感覚


で、ソレ(調和の感覚)は自分自身の
“内面の声”を聴き取る練習によって
だんだん正確さがましてくるもんなんだよ。
そう、コーチャーの
「ハイ、まっすぐ立ってね」よりも、
鮮明な声が実は自分の中から発せられているんだ。
しっかりと聴き取るためには、
「アレやらなきゃ、コレもやらなきゃ」
なんていう、
“雑音”をまず静かにすることから始めよう。
そうすれば、
“内面の声”がこんな風に言っているのが分かるから。

重力方向が感じられるように

楽に立ってね


そうすると、

カラダ全体をリラックスさせ

反応速度を速め

カラダの柔軟性が維持できる


・・・目指す

まっすぐ立つ=ニュートラルポジション

であることを
カラダ自身が知っているからだ。

ということで、
スロー・フォックストロット最終歩
=右足(男性)左足(女性)上において
CBMがかかった状態から
次の足の上でのCBMに移っていく“間”に
いったん、まっすぐの状態=
広義のニュートラルポジションを作る

(第258話参照)
の、目指す感覚は、

カラダの重みを利用して

(リラックスすることでかかる重力方向への重み)

カラダにかかったCBMをほどく

ってことなのだ!!
さぁ、できるかなぁ??


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      続く 第260話へ



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