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エクササイズ&プラクティス集へ




ジュンコ先生のスローの
リバース・ターン後半=フェザー・フィニッシュの
レクチャーが続いている。
前回(第254話参照) 

「フェザー・フィニッシュのフットワーク
=THT(トウ→ヒール→トウ)は、

トウから床につき

次にヒールが床にタッチし

再びトウにライズ


という意味だが、
この時のカラダの使い方をくわしく見てみよう。 
で、その際、
フットワークは
カラダの動きの結果生まれるものであり
カラダの正しい使い方ができて初めて
本来目指すところのフットワークになる

ってことを確認しよう」
・・・とまで進んで、今回はその続きから。



ジュンコ先生はみんなに指示を出した。

「では、カップルになって向かい合って立ち、
軽くホールドをする。
体重は、男性は右足、女性は左足に乗せてね」


「次、男性の方、良く聞いてね。
今、右足はベタッと床に置いている状態よね。
ソコから、足は動かさずに、
カラダの中を動かしていくのよ。

みぞおち辺りの奥のほうを

キューっと

後ろに引くようにする
の。

その結果、H(ヒール)の方に乗っていく

・・・つまり、

カラダの内部が動くことによって

H(ヒール)というフットワークを

作り出している
のよ。

サァ、できるかしら? 
女性の方、どんな感じかな?」



「男性がバック(後退)していく様子が
よく感じられます。
女性は左足にチャンと立てていい感じです」

紀子さんが元気に答えた。



「そうね。
男性の方、カラダをリラックスさせ、
特に女性の背中に触れている右手、
右腕は楽にすると、やりやすいし、
女性を引っ張ることもないわ・・・」
ジュンコ先生がそういうと



「先生、今やっているのが
フェザー・フィニッシュの1歩目
フットワークTHT(トウ→ヒール→トウ)の

H(ヒール)のときの感覚ですか?」


坂田さんが少々驚いたようにたずねる。



「ソウよ。
カラダの中を引き込んで、
カラダ内部の重みをカカトのほう、
つまり背骨のほうに移動させることで、
実際の足裏のカカトにも体重が乗るってわけよ。
ソレが
フットワークのヒール(H)を生み出しているの」


「では、次に同じようにカラダの中を操作して、
最後のトウ(T )の感覚につないでいくわよ。
ちょっと整理すると、


フェザー・フィニッシュの1歩目(男性)
THTプラクティス


① みぞおち辺りの奥のほうを
キューっと後ろに引くようにする(フットワーク=H)

② その動きを

右から左に連動させていく

(カラダの奥のほうで、右から左に少しエグリながら
右から左に開いていく感じ)

③ その、動きにしたがって、
2歩目の左足の準備が始まる
(2歩目は、横少し前におへその向きよりも
左外に開いた“向けて”という位置だ。
詳しくは、第232話参照)

④ その左足の準備の動きに従って、

右足ウラの内側を通過して

T(トウ)に戻り

フットライズがかかる


(フットワーク=T)


これで、ようやくフットワーク
THT(トウ→ヒール→トウ)の完成ね。

では、男性の方、組んだままで
カラダの中の操作①~④をやりながら、
女性の1歩目(左足前進)から
2歩目(右足横へ)と、
動かして見ましょうか」



トシ子さんが声を上げた。
「これだと、
動きを止められることなく
前進から横そして後退へとスムーズ
につながります。
それに、女性の立ち位置が分かりやすいです」




紀子さんは
「男性に、
通り道を開けてもらったようないい感じです。
これだと横2列にならずに済みそうです」




ジュンコ先生は微笑みながら聞いている。

「そうね。
はじめの

THというフットワークのとき

女性の前進を上手く受けてあげて

包んであげるようにしながら

最後のTのフットワークのとき

後退に送り出す・・・


とできれば、最高ね」



      続く 第256話へ



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