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スロー・フォックストロットの

スリー・ステップと

タンゴ・ウォークが似ている
ってのは、

結構有名な話。
スリー・ステップが“苦手そう”な人は、
タンゴ・ウォークをやってみて
それから入ると、
案外すんなりと“アァ、こんな感じね・・・”
とイメージがつき、
踊りやすさを体験できるかもよ。

それにしても、
ライズ&フォールもフットワークも
タイミングも全く違うフィガーなのに、
一体ドコに共通点があるのか!?
チョックラ、整理してみよう。

① (男性)スリー・ステップの
1歩目左足の上での足の使い方
あの、フットワーク“H”のところだ。
(詳しくは第277話参照)

② カラダが足の上をしっかりと
通過していく意識から生まれる、
二律背反感覚
(第278279話参照)

その結果である、

右サイドリーディング(右SL)

ん?サイドリーディングって何?
となった方のために
その定義を・・・


サイドリーディング

前進または後退のとき

動く足と共に同じ側のボディを動かすこと


早い話が、同じ側の手と足が一緒に動くことで、
サイドリーディングと対を成すのが、
あのCBMかな。(第224話参照)
私たちがフツーに歩くときは、
右手を前に出すときは左足が前、
左手を前に出すときは右足が前・・
となっているはずよね(コレがCBM・ウォーク)
だもんで、小学校の体育祭のときの行進で、
“サイドリーディング・ウォーク”していたら、

「歩き方が変です!」って

先生から絶対に注意を受けちゃうよ。

さてココで、こんな質問、
「その昔は、確か“ショルダーリード”って
習ったように思うんですけど・・・
“サイドリード”と
“ショルダーリード”は違うモノなんですか?


結論から言うと、
この2つは一緒のことを指しているんだ。
で、テクニックブックに昔は、
“ショルダーリード”と表記されていたのが
“サイドリード”と変化した
ってわけ。
なぜそうなったのかは、
「ショルダーリードといっても
肩だけを動かすわけではなく、
いわばカラダ全体の動きのことである。
がしかし、ショルダーリードとあれば、
肩だけを先行させるイメージになり、
上体から突っ込んだり、
カラダを変にねじったり・・誤解を生みやすいため」

でもね、サイドリーディングになった今も、
問題の多いモノであるってことには、

あんまり変わりナシ!

そう、タンゴウォークのときも、
スリーステップのときも、
“ちゃんとサイドリーディングをかける”ってのは、
難しいテクニックなんだよ。
でも、だからこそ、できるようになれば、
タンゴウォークらしく、スリーステップらしく・・・
なるってこと、ウケアイだ。

さて、ちょっと詳しく見てみよう。
例えば、左足に体重を乗せて、
これから前進のサイドリーディングをかけようとして、
“次の右足を出すときに右側のサイドを先行させて”
ということを表面上だけでやると、
カラダがコロンと左に回っちゃう・・・これはNGだ。
確かに、

サイドリーディングをかけると

カラダは進行方向に対して正面ではなく

必ず斜めになる


・・・は正解なのだが、
カラダの外側だけでやっちゃうと、

進行方向に対しての

エネルギーがなくなる
んだ。

上記、前進右サイドリーディングのときは
特に気をつけないと、
強い左回転を生んで相手を巻き込んじゃうよ。

ゆえにサイドリーディングのポイントは

カラダは斜めになっても

エネルギーはまっすぐ

正面に使われるってこと
だ。

え?そのためにはどうしたらいいかって?

答えは、カラダの内側から
サイドリーディングを起こすこと!
まぁ、どんなテクニックもソウなんだけれど、
インナーマッスルと
アウターマッスルのバランスがとれてやっとOK。
で、使い始めるのは、必ずインナーマッスルからなんだよ。
ってことで、
サイド・リーディング・テクニックには
そこで例のアレが、スゴーク大切になってくるんですよ。

前進アクションについては、

押してもダメだよ 引いてみな!!

後退アクションについては、

引くだけじゃなく 押してみな!!

二律背反感覚だ!

(第278279話参照)



      続く 第281話へ



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