2007.09.24 (第244話)成熟のダンス「スロー・フォックストロット」Ⅶ リバースターンの難しさ
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リバースターンって、
スロー・フォックストロットの
紛れもないベーシックステップなんだけど、
非常に難解よね。
このフィガーで音楽が十分表現でき、
心地よく相手と関わりあえて、
踊れるようになった日にゃぁ
「スロー・フォックストロットって超楽しい!」
ってことが理解納得
できるだろうってくらいのもんだわね。
で、このフィガーを制して、
スロー大好きピープル(人間)になるために
一体ドコが難しいのかを明らかにしておこう。
このフィガー、
SQQ(前半) SQQ(後半)
と計6歩からなっているんだけど
ウーン、
上手く行かないナァって時の実況中継から…
「サァ男性、左足前進だ。
オット、ライズがかからない。
それでは女性が
ヒールをそろえることができないぞ。
イヤイヤ、女性、男性のリードなど
ハナから当てにしていないかのごとく、
勝手にヒールターンを試みている。
左へ急カーブをきりながら、右足後退。
あぁっ、なんと両足で無理やり回っているぞ。
しかも、つま先がパカッと割れていて・・・
男性は男性で、デカイ歩幅で右足横に。
オット女性の領域に侵入だ。
バランスをとられ、
そのまんまひっくり返りつつ、
後半のフェザーフィニッシュに突入。
女性の方はと見れば、
置いてケボリを食ってはまずいとばかり、
必死に右足前進して、
トリャァのごとくのフェザーフィニッシュ。
右足のヒールリードをしたかどうかなんて
知ったコッチャない。
お互いを見失っている今、
頑張ったにもかかわらず、
無念、二人のおへそは向かい合うことなく、
関係は決裂状態・・・」
なんや、大変そうで、
面白なさそうなフィガーですわな、
こんな風に書いたら。
まぁ、それで終わってしまうことがないように、
ジュンコ先生の
レクチャーがお手伝いってワケだれども、
ソレに入っていく前に、
チョックラ整理しておこう。
男性
前半
いろんなテクニックがあるけど、結局は女性に
心地よくヒールターンしてもらえるかどうかがキモ。
後半
女性を上手く誘い込んで、
いかに気分良くフェザー状態に持っていけるか…
右足後退から左足
“壁斜めに向けて”の部分までの
ボディの使い方がポイント。
女性
前半
ヒールターンに“意味”“意義”を与えよう。
ソウすれば
ただ難しいだけのテクではなくなってくる。
男性の動きとの関わり、コレ重要。
後半
一体、
自分はどこに行けばいいのか?
何をすればいいのかを明確に。
男性を追っていくだけでは、
あっという間に終わっちゃう
気色の悪いフィガーとカラダが覚えてしまう。
こうして見てみると、
ヤッパ、男性は女性、女性は男性、
それぞれの動きをしっかり把握していないと、
どうにもこうにも
後味の悪さが残っちゃうフィガーのようで…。
さて、ジュンコ先生の
レクチャーへとバトンタッチしよう。
「リバースターンの前半は、
左回転で女性がヒールターンをし、
男性がそれを導くわけだけれど、
このようなステップは、他にもあるわね。
どんなものを知っているかしら?」
ジュンコ先生が尋ねると
「オープン・テレマーク」
「ワルツのダブル・リバース・スピン」
みんなが口々に言いだした。
そして
「先生、スローのヒールターンが
上手くできるようになると、
他のものもできるようになりますか?」
とトシ子さん。
「私、ワルツのヒールターンは
何とか勢いでやってるような気がするのですが、
スローはバランスがとても難しく感じます」
「スローの方が、
体重の移動をジックリ確実に行わないと
成功率は低くなっちゃうからね。
それにスローにおける、女性のヒールターン、
それを導く男性のテクニックは必須だから、
ジックリ見ていきましょう。
できるようになれば、モチロン、
他のヒールターン・テクも一緒に向上するわ。
基本的な心構えから起こすアクションは
一緒だからね」
「では、一度、カップルになって
リバースターンをやってみてもらおうかしら。
まずは、その前半に注目してみていくからね。
で、次のことに注意を払いながらやってみてね」
ジュンコ先生はそう言いながら、白板にコウ書いた。
スロー・フォックストロットの
リバースターン前半
ヒールターン成功のためには
内回りと外回りの感覚を知る
男女のタイミングのズレを感じる・・
お互いの動きを熟知すること
つまり
ここでも対話が必要!
詳しくは次回!
続く 第245話へ
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リバースターンって、
スロー・フォックストロットの
紛れもないベーシックステップなんだけど、
非常に難解よね。
このフィガーで音楽が十分表現でき、
心地よく相手と関わりあえて、
踊れるようになった日にゃぁ
「スロー・フォックストロットって超楽しい!」
ってことが理解納得
できるだろうってくらいのもんだわね。
で、このフィガーを制して、
スロー大好きピープル(人間)になるために
一体ドコが難しいのかを明らかにしておこう。
このフィガー、
SQQ(前半) SQQ(後半)
と計6歩からなっているんだけど
ウーン、
上手く行かないナァって時の実況中継から…
「サァ男性、左足前進だ。
オット、ライズがかからない。
それでは女性が
ヒールをそろえることができないぞ。
イヤイヤ、女性、男性のリードなど
ハナから当てにしていないかのごとく、
勝手にヒールターンを試みている。
左へ急カーブをきりながら、右足後退。
あぁっ、なんと両足で無理やり回っているぞ。
しかも、つま先がパカッと割れていて・・・
男性は男性で、デカイ歩幅で右足横に。
オット女性の領域に侵入だ。
バランスをとられ、
そのまんまひっくり返りつつ、
後半のフェザーフィニッシュに突入。
女性の方はと見れば、
置いてケボリを食ってはまずいとばかり、
必死に右足前進して、
トリャァのごとくのフェザーフィニッシュ。
右足のヒールリードをしたかどうかなんて
知ったコッチャない。
お互いを見失っている今、
頑張ったにもかかわらず、
無念、二人のおへそは向かい合うことなく、
関係は決裂状態・・・」
なんや、大変そうで、
面白なさそうなフィガーですわな、
こんな風に書いたら。
まぁ、それで終わってしまうことがないように、
ジュンコ先生の
レクチャーがお手伝いってワケだれども、
ソレに入っていく前に、
チョックラ整理しておこう。
男性
前半
いろんなテクニックがあるけど、結局は女性に
心地よくヒールターンしてもらえるかどうかがキモ。
後半
女性を上手く誘い込んで、
いかに気分良くフェザー状態に持っていけるか…
右足後退から左足
“壁斜めに向けて”の部分までの
ボディの使い方がポイント。
女性
前半
ヒールターンに“意味”“意義”を与えよう。
ソウすれば
ただ難しいだけのテクではなくなってくる。
男性の動きとの関わり、コレ重要。
後半
一体、
自分はどこに行けばいいのか?
何をすればいいのかを明確に。
男性を追っていくだけでは、
あっという間に終わっちゃう
気色の悪いフィガーとカラダが覚えてしまう。
こうして見てみると、
ヤッパ、男性は女性、女性は男性、
それぞれの動きをしっかり把握していないと、
どうにもこうにも
後味の悪さが残っちゃうフィガーのようで…。
さて、ジュンコ先生の
レクチャーへとバトンタッチしよう。
「リバースターンの前半は、
左回転で女性がヒールターンをし、
男性がそれを導くわけだけれど、
このようなステップは、他にもあるわね。
どんなものを知っているかしら?」
ジュンコ先生が尋ねると
「オープン・テレマーク」
「ワルツのダブル・リバース・スピン」
みんなが口々に言いだした。
そして
「先生、スローのヒールターンが
上手くできるようになると、
他のものもできるようになりますか?」
とトシ子さん。
「私、ワルツのヒールターンは
何とか勢いでやってるような気がするのですが、
スローはバランスがとても難しく感じます」
「スローの方が、
体重の移動をジックリ確実に行わないと
成功率は低くなっちゃうからね。
それにスローにおける、女性のヒールターン、
それを導く男性のテクニックは必須だから、
ジックリ見ていきましょう。
できるようになれば、モチロン、
他のヒールターン・テクも一緒に向上するわ。
基本的な心構えから起こすアクションは
一緒だからね」
「では、一度、カップルになって
リバースターンをやってみてもらおうかしら。
まずは、その前半に注目してみていくからね。
で、次のことに注意を払いながらやってみてね」
ジュンコ先生はそう言いながら、白板にコウ書いた。
スロー・フォックストロットの
リバースターン前半
ヒールターン成功のためには
内回りと外回りの感覚を知る
男女のタイミングのズレを感じる・・
お互いの動きを熟知すること
つまり
ここでも対話が必要!
詳しくは次回!
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