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サァて、実験だよ。
男女、軽くホールドをして向かい合う。
これから
男性が3歩前進、
女性は3歩後退する。
早い話が

フェザーステップをするわけなんだけれど。

そのときにいろんな意識を持ってみる・・・
すると

運動の印象がどう変化するかを、

感じ取ってみて欲しいんだ。

まず、男性、こんな意識をして踊ってみよう。
1歩目、
右足CBM(第224話)で女性の両足の内側に前進。
2歩目、
左足を左ショルダーリードで前進。
この時、右スウェイをかける。
3歩目、
右足アウトサイド・パートナー(第230話)で前進。
フンフン、テクニックどおりだな。
で、どんな感じがしたか、女性に覚えておいてもらう。

次は、男性、こんな意識に変えてみて。
「1歩目、前進する前
『ハーイ、中に(両足の間に=インサイド)
入らせてちょうだいねぇ~』

と女性に声をかける。
モチロン、
実際声に出さなくても、心の中でOK。
で、実際に女性が両足の間を開けてくれるのを
感じ届けつつ、前進するんだ。
そして、この時(女性に声をかけているとき)
すでに、

3歩目での

アウトサイド・パートナーを

意識している


・・・ここがポイントだ。

そうすることによって
次の左ショルダーリードにスムーズにつながる、
ちょうどいい感じの
CBMがかかることになるんだ。
つまりは、
外で出るためにいったん中に入る。 
このこと(外に出ること)を意識しないで、
ただ中に入るのと大きな違いがあるから注意。
(運動がココで切れちゃう)
2歩目
「ハーイ、外に出させてねぇ~」
女性が後退し続けるのを感じながら
3歩目
『ハーイ、外に出たよぉ~。
ありがとう~』
 
1歩目で上手く女性のカラダと対話できると、
2・3歩目はスムーズに流れが展開できるよ。

ん?
“ハーイ”がいつも最初に来るのはなぜかって?
コウ相手に話しかけている時って、
よーく観察すると
自分のカラダが次のアクションに向かって
“準備”をしている
んだな。
ソレをダンステクニックでいえば、
CBMであったりショルダーリードであったり
アウトサイド・パートナーであったり
するわけだけどね。
後、
「ねぇ~」と語尾を引っ張るのもキモ。
このほうが、運動が切れないから・・・
まぁその辺は実際にお試しくだされば、
分かることですが。


さて、女性に感想を聞いてみよう。

前者=テクニックをやろうと意識した
後者=その

テクニックを

女性との対話に置き換えた


ドッチが、いい感じだった?
「私は後のほう。
すごく、丁寧でゆったりと感じたわ」
と、圧倒的、後者に軍配が上がるはずなんだ。
コレ、初心者ほど、
分かりやすい反応を示してくれるよ。

さて、同じように、
女子のほうからも声を発してみよう。
ただただ黙々と後退するのではなく、
男性のカラダと対話を持つことを試みるんだ。
例えばこんな風に・・・
1歩目
『ハーイ、中に(両足の間に=インサイド)
入ってきてちょうだいねぇ~』

で、実際に両足の間を開けてくれるのを
感じ届けること。
この時から、アウトサイドパートナーを意識する。
そうすることによって
次の右ショルダーリードにスムーズにつながる、
CBMがかかることになるよ。
2歩目
『ハーイ、中から外へ出てねぇ~』
と男性を送り出してあげる。
男性とのボディトークを試みることによって、
右ショルダーリードというテクニックが
非常に活かされるだろう。
ココのテクが優れた女性と踊ると、
男性は涙モノのうれしさだよ。
3歩目
『ハーイ、
ドンドン来てくださっていいわよぉ~』

こうすれば、おへそが男性のほうに向きやすいよ。


皆様への提言

相手との対話を持つには、
「女性(男性)のステップ?
そんなものは知らないよ。
何をしているのかなんで全然わかんない」
だとできるはずもないもの。
で、相手のやっていることを
理解できるようになればなるほど、
当然、対話も上手になってくるよ。

テクニックを単なるテクニックで終わらせずに、
対話・コミュニケーションにまで昇華させるって
ホント、社交ダンスならではなんじゃぁないかしら?
男性が女性のやっていること、
女性が男性のやっていることを
すべては把握するってことは難しいかもしれないが、
少なくとも
相手がどんなステップをしてるか
ということに対して

興味とか好奇心がないとね。

「相手との対話?そんなの必要ないよ」
ってな冷たさは、
一緒に踊っているとすぐに感じてしまうもの。
せっかくのテクニックが空回り・独りよがり
・・になりかねないよ。

ご用心!



      続く 第244話へ



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