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ある練習会場にて、
ご夫婦の競技選手
初めて挑戦する種目、
スロー・フォックストロット
四苦八苦のようで・・・


何で俺の前に

立ちふさがるんだよ


あんたが下がってくれない限り
俺は前へは進めない
んだよ。
マッタク・・・スタートからこれじゃぁ、
先が思いやられるよ
ワルツだったら、
サイド・スウィングで横に逃げられるけど、
スローはまともにぶつかっちゃうからな。
自分のカラダくらい、
ちゃんと自分で運んで欲しいよな。

オイオイ、違うよ。
だからって、
勝手に下がれとは言っていないだろ?
オレを引っ張っていくなよ。
ちゃんとしたテクニック持って

“誘って” くれるんだったら、

いいけどさ、
そうされる(勝手に相手を引っ張って踊る)と、
男性って、ものすごく嫌なモンなんだ。
なに?文句あるの?
私だって嫌な思いしてるって!?
な、何だよ、言ってみろよ。

え? ハッキリ言って踊りにくい?
いきなりスタートを切って、 
ドンドン突っ込んで前進してくる? 
全然、コッチは準備ができていないのに・・だと?
もう、せわしないったらありゃしない
音楽を楽しんでいる暇もないって?

ナニ言ってんだよ。
楽しくないのはお互い様だよ。
あ~ぁ、
スロー・フォックストロットのおかげで
夫婦喧嘩が増えちゃったよ。



(第239話)のレッスンの続き
ワルツの音楽に合わせて
スローのフェザーステップを踊る
・・・
最初は戸惑っていたみんなも、
ジュンコ先生から
なぜそうソウするのかという意図を聞き、
(第240話参照)
また実際に体験をしてみて、納得。
特に、全く初めての坂田さん、
カナちゃんはとっつきやすかった感じだ。


「OK、では、次に進むわよ。
今、ワルツにあわせて、
1でステップ 2で高くなって 
3で下りてくるとやっていたわけね? 
これをスロー・フォックストロットのタイミングに
変化させる、つまり
スロー(S)でステップ 
クイック(Q)で高くなって 
クイック(Q)で下りてくる

ライズ&ロウァ(上下運動)に関しては、
コノくらいのイメージで最初は十分よ」



「ふーん、ソウ考えると
あんまり難しく思わないですね」

男性役を覚えたいと言っていた紀子さんだ。



「そうね。
初級の頃に意識したほうがいいことは、
実は他にあるのよ。
ソレをすることで、だんだん
スロー・フォックストロットらしくなってくるわ。
さて、何を意識するべきか分かるかしら?」



「先生、“相手”のことですか?」
 
カナちゃんだ。



「正解!
なぜソウ思ったのかしら?」



「だって、さっきスローを
(ワルツの音楽で)組んで踊ったとき、
男性との位置関係が分からなくなったんです。
何度かやっているうちに
『アァ、男性、外に出て行くんだって』
ようやく分かったんですけど」




「ソウね(笑)
フェザーステップは歩目で
男性が女性の右外側に前進するからね・・・
サァ、このことをダンス用語で
なんていうんだったかしら?」



アウトサイド・パートナーです!」(第230話)
カナちゃんが元気に答えた。



「正解ね。
この辺のテクニックが
フェザーステップを難しいものにさせているのね。
だから、まずは、男性、女性とも
相手が何をしているのかを知り
自分がソレに対して
どのように動いたらいいかをよく感じ取って


相手と対話しながら踊って欲しいの」



対話?

みんなはキョトンとしているが・・・



ジュンコ先生は話を続けている。
男性のフェザーステップの流れを見ておくと、

歩目の右足を女性の両脚の中にステップしつつ、
歩目の左足はショルダーリードをかけながら
(左の肩を先行させながら)、
女性の外側へ出て行く準備を始める。
そして3歩目晴れて女性の右外側に前進・・・

これら
一連の運動がスムーズにつながるように
しかも
背骨がズーっと前進をし続けながら行うためには、
女性に

声をかけ続けたほうが良いのよ。

でないと、あなたの前に立ちふさがる
障害物になってしまう恐れがあるわ」


女性のフェザーステップは、
歩目の左足後退
歩目は右ショルダーリードをかけながら
(右の肩を先行させながら)
後退、歩目も後退・・と後退ばっかりが続くけれど、
ただただ後ろ向きに下がるというのでは決してなく
男性と関係しあっている

ソレを忘れれて、
一生懸命後退しても
お相手の男性からはなかなかOKが出ないでしょうね」
                        
さてどうしたら?の続きは次回。



      続く 第243話へ



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