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誤解のないように言っておくと
「いやぁ、あのカップル、

ワルツみたいなスロー

(スロー・フォックストロット)踊ってハルわ」
は、決して褒め言葉ではないんだな。
言い換えたら
「スローってもっとズーっとなだらかぁな
“低空飛行のグライダー”
みたいな動きのモンヤロ?
あないに(あんなに)
ピンコシャンコ上下動したら、あかんわな」
ってなことかな。
それに、
「スローは4拍子ヤロ?でワルツは3拍子
ソノ違いも分かってハラヘンのんと違う?」
もう、見ているほうはイライラ。
注意してあげることもできずにモンモン
・・・となっちゃうかもね。

モシ、ソノカップルが、
ダンス歴20年ほど
なぁんて言うなら、そりゃぁ問題だろうけれども、 
「ワルツを何とか踊れるようになったばかりです」
な、初心者に
「では、次
“スロー・フォックストロット”を教えるわね。 
で、まずは、
スロー・フォックストロットとワルツの違い
お話ししましょう。
え~ワルツは3拍子、
かたや、スロー・フォックストロットは、4拍子。
その

拍数の違いから生まれる

ボディスピードの変化が

スウィングの違いを生み


ゆえに

ライズの形態も変わるのであります。

スロー・フォックストロットの
スウィンギング・ライズの軌道は、
ワルツのソレより

なだらかなものとなり・・・」

と、やったところで
「はぁ???」
なものになってしまうだけかもよ。
「あのぉ、先生、ライズって何ですか?」
なんていう質問さえすることができず
「まぁ、つまりは、そんなものね」
で、終わっちゃう。

なんてことにならないように、

ワルツの音楽で

スロー・フォックストロットの

ベーシックを踊らせる
んですわ。

ウーン、なぜ、
そんなことをさせるのか、まだ解せないわ
というあなたへ、
もう少し説明いたしましょう。

スロー・フォックストロットを
初めて習うものにとって難しいのは、
そのイメージ。
“音楽に合わせて歩いているだけ”
ってのが難解なんだ。
ソレなのに、動きに
それなりの高低(ライズ&ロウァ)もつくし、
フロアー上を結構移動もするでしょ?
そのカラダのムーブ(動き)にあわせて
フットワークも重要なモノになってきて、
ココはヒール(=H かかと)から出ろとか、
トウ(=つま先)から着地しろ・・・
なんて言われ、アァもう大変だ!
おまけに、簡単なようで
実はノリにくい
ユルやかな4拍子のミュージック
にあわせて、
男性と女性のポジションも、
出たり(=アウトサイド)入ったり(=インサイド)
とややこしい!
初心者のカラダはもうパニックになって当然だろう。

だから、まずは、

違いから入らず 同じから入る

って手法なんだ。
つまり、少しは踊りなれているワルツと関連付けて、
ワルツとの最大公約数から
カラダに覚えさせていくってこと。
で、慣れたところで、
徐々に“違い”を教えていくんだ。

では、質問。
ワルツとスロー・フォックストロットの
最大公約数ってナンダと思う?
「どちらもユッタリと踊られる、スローテンポの
○○ダンスの代表」
さぁ、○○の中には何が入るのかな?

答えは・・・スウィング

ソウ、だからまずは、
ワルツの音楽にあわせてスローの足型で
思い切り
スウィングを試みさせるってワケなんだ。
やってみればわかるけど、
これって、意外と上手く行くモンなんだよ。
(特に男性ステップ)
で、結構
「アラ、楽しいね。
ライズ&ロウァ感覚が分かりやすいし、
上下動がハッキリするから
フットワークを気にしなくてもすむね」
ってことに。
なんたって、ワルツ特有の難しさ

足をクローズ(閉じ)させる

回転が強くかかる


が、ナシでしょ?
おまけに、

4拍子を3歩で踊るという

スロー特有の難しさもナシってわけだもの。

それに、
「スロー・フォックストロットは
あまり上下動がなく、ワルツはある」
といったって、
ソウ比べることができるのは
もっともっと上級になってから。
なぜなら、
「現あなたのワルツの上下動で、
スローはちょうど良いくらい」

って人がまだまだ多いんだモノ。
ってことは、
ワルツのライズ&ロウァが足りていない・・・
まぁ、これもオイオイ、
スローの勉強が進むにしたがって
できるようになってくるかも・・
だからあせらないでね。



      続く 第241話へ



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