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イヤイヤ初心者にとって
スロー・フォックストロットって

難解なダンス・・・なのよねぇ。

ただ歩いているだけのようで、
イメージがつかみにくいんだな。
で、いざやってみれば、
見た目よりずっと難しいしね。 
まぁ、ワルツやタンゴは、
何とかカタチになっても
(音楽という手伝いもあってか)
スロー・フォックストロットは、
ただただ懸命に踊ったところで
「あれ、ナニ踊ってハルの?
なんやケッタイな動きやなぁ。
え、スロー?ソウは見えんかったわ」
なーんて言われるのがオチ。

「特有の軽さと揺れを表現するには、
スタンダードのあらゆるテクニックを
一通り消化できたレベルの人でないと、
まぁ無理だろうね」
なんていうのが定説なんだ。

もう一度言おう。
ソウ、確かにスロー・フォックストロットは、
簡単そうで難しい。
なぜって、しょっぱなの

フェザーステップからして、

男性

右足から3歩前に進み

女性

左足から3歩後ろに下がる


・・・言うなりゃ、ただそれだけのステップなのに、
タイミング・フットワーク・上体のポジション・・
言い出したらキリなく
手ごわいモノとなっていくんだな。

「フェザーステップって、
第3歩でOPに前進するところが鳥の羽を重ねた様に
見えるところからこの名がついたんでしょ?」
そうよ! 
確かに上手く踊れるようになれば、
フワッと浮いたように
美しい魅惑的なステップであるわよね。
しかも、心地よく楽しいもの!!

でも、ジュンコ先生・・・
初心者には、無理なんでしょうかねぇ、
フェザーステップを心地よく楽しむなんてこと・・・

ジュンコ先生の
スロー・フォックストロットのレクチャーが始まった。



「みんなの中で、
スロー・フォックストロットは
あまり知らないって言う人、いるかしら?」



「はーい!踊ったことありません」
と勢いよく手を上げたのが、
ダンス歴2年のカナちゃんだ。



「見たことはあるかな?
誰かが踊っているのを」
ジュンコ先生の問いに



「ありますが・・・。
なんかただ歩いている感じで、
あんまり踊りたい!とは思いませんでした。
それに、みんな『難しい、難しい』って言うし」

カナちゃんらしい正直な発言だ。



他にも手を上げている人が・・・



「真理ちゃんもあまり知らないのね。
踊ったことはあるのかしら?」



「少しステップをやったことはあります。
そのときはほとんどイメージが分かりませんでしたが、
テレビのインターでプロの人が踊るのを見て
『素敵だ!』って思いました。
あんなふうに踊れるようになりたいと思っています」




「ソウ言えば以前、
ルンバとの接点のお話をしたことがあるわね」
(第101話参照)



「ハイ!あれ以来、
スローにも良いだろうと思って、
ルンバ、頑張っていました」




「そうなの(笑)ソレは、楽しみね。
OK、あら、ハナコさん、坂田さん、
それに和夫さんも・・・
スロー・フォックストロットはあまり知らないのね」



坂田さんは、
「最近、パーティに行くと
よく音楽がかかるんです。
以前はブルースを踊っていましたが、
周りはみんなスローを踊っていて・・・。
そういう中で、
1曲止まらずに踊れるのがまずは目標です」




ハナコさんは、
「次の競技会の種目に入ってくるんですが、
正しい踊りがどんなか知らないですし、
ハッキリ言って好きではありません。
リーダーには『重い』といわれますし、
自分でも全然できていないのがよく分かります」




「あまり知りませんが、
奥が深そうな種目なので、好きです。
上手くなりたいとも思っています」

と言ったのは和夫だった。



「OK、ベテランさんで
『もうスローは大丈夫、任せておけ』
って方もこの中にいるかもしれないけれど(笑)
今回はもう

全くの初歩からやっていくわね」

とジュンコ先生が言うと、



「やぁ、そのほうがうれしいですわ。
やればやるほど面白いけど
難しい種目ですからナァ」

と平田さん。



「ちょうど男性役を
覚えなおしたいと思っていたところです。
フェザーステップから、
(レクチャーを)やっていただけると助かります」

と、紀子さん。



「そう、紀子さん良かったわね。
お望みどおり
フェザーステップから始めるわよ」
ジュンコ先生はそう言ってから、
みんなのほうに向き直り

「確かにスロー・フォックストロットは、
難しい種目だけれど、
いわゆるゴチャゴチャしていて
分かりにくいって難しさではなく、
シンプルがゆえの難しさね。

シンプルついでに

もっともっと剥ぎ取って、

最優先のテクニックのみで

踊ってみましょう
か」


フェザーステップ

男性、右足から3歩前進
女性、左足から3歩後退
で、男性の1歩目を女性の両脚の中(インサイド)にいれ、
3歩目は外へ(アウトサイド)
つまり、

中から外へ・・・コレ重要


「で、音楽に合わせて踊ってみましょう」


ジュンコ先生は音楽をかけた。



「あれ?先生・・・
これってスロー・フォックストロットの曲ですか?」

カナちゃんがビックリして叫んでいる。



「いいえ、ワルツよ」



      続く 第240話へ



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