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エクササイズ&プラクティス集へ



今から思えば、
笑っちゃうお話なんだけど・・・

「ダンスショップでセールやってたんです」
と、アル生徒さんが1枚のダンス用CDを
買ってきてくれたことがあったんだ。

“TANZ”というデカ文字が

ドーンと書かれたパッケージ。
“タンツ”と読むソレが、
ドイツ語で“ダンス”のことだナンテ
当時、知る由もなかったが・・。

ソノCD、
色んな種目の音楽が1曲づつ入っていて
とりあえずかけて聞いてみると、
へぇ~、なかなか分かりやすくて
フィーリング・グッドな音楽が並んでいるよ。
男性の声でワルツの
「ワン・ツー・スリー」みたいな、
タイミングも
チョックラ吹き込まれている。(もちドイツ語)
どうも様子からして、
初心者のためのプラクティス用なんだな。
でも、ん?知らない種目がいくつかあるぞ
・・・の中に、こんな文字が。

Foxtrot

はじめは上のスローがはしょってあるだけで、
いわゆるSlowfoxtrot
(=スロー・フォックストロット)
のことだと思ったのだが、
あれ? 
その下にスロー・フォックストロットの曲が
ちゃんと別に入っている。
ってことは、

Foxtrot

Slowfoxtrotって違うモンなの? 

音楽を聞いてみて、
余計にわかんなくなってしまったんだ。
ムムッ! テンポが速いぞ。
これで“フェザーステップ”は無理だろう。
でも

Quickstep(=クイックステップ)

にしたら遅いしなぁ・・・

なんじゃ? Foxtrotって。 

まぁ良く分からないけど、
分かりやすい音楽だからって、
ずっと生徒さんのレッスン時に
Quickstepの練習用ってノリで使用していたんだ。

で、

Foxtrotの正体が分かったのは、

ズーっと後。
「欧米の社交用ダンスとして
メジャーなものなんだよ。
ソシアル・リズム・ダンスとして
教科書にも載っているよ。
日本のパーティシーンでは
お目にかからないけれどね。
ハリウッド映画の中の
ダンスシーンで見かけるダンスって
コレ(フォックストロット)が多いよ」
と、当時交流のあった、
海外のダンス事情に詳しい
ある先生が教えてくれたんだ。
ソノ先生の導きで少し踊ってもみたんだが、
これって、
ブルースのクォーター・ターンでしょ?
タイミングは、
SSQQ
早い話、ちょっと遅めのQuickstepの音楽で
クォーター・ターンで踊る・・・って感じなんだ。
ひゃ~これこそ「キツネの小走り」ですやん!
ソレは想像以上に楽しいダンスだったんだ。
フーン、これが

Foxtrotってものか・・・。

でも、

Slowfoxtrotとどう関係・・・あるの?

さてさて、少し整理しておこう。
まずは

Foxtrot=フォックストロットの紹介から。

実は、

Foxtrotって
 
Slowfoxtrotと

Quickstepの生みの親


つまりは、
スロー・フォックストロットと、
クイックステップは、
フォックストロットが変化してできたものなんだ。
そしてさらに言えばこの親玉の習得なくして、
スロー・フォックストロット・クイックステップの
真の上達はありえない!?
なぁんてソノ筋では言われているほどの
重要種目なんだよ。
事実、初心者の頃に
このフォックストロットをするかしないかで、
後々エライ違ってくるんだ、
スタンダード種目の上達の仕方が。
(スローフォックストロット&クイックステップ
のみならずってところがポイントだ)

ちなみに私、
初めてこのフォックストロットの存在を知ったとき、
コウ思いましたモンね。
「あ~こんなダンスを初心者の頃にやっているから、
海外の人の動きってナチュラルなんだ・・・」
ソレほどまでに影響力のある
「初心者必須種目」なのに、
悲しきかなジャパンでは
ほとんどお目にかかることはナシ・・・
なぁんて、残念なことだよな。
ではなぜフォックストロットは
そんなにも大切と言われているのか?
理由・・・
フォックストロットの基本が
「楽しみながら二人で
一緒に歩いたり走ったりすること」
だからフォックストロットを習得した身体には、
スタンダード種目の

「最重要基礎テクニック」

自然に身に付く仕組みになっているのだ。
つまり

身体を固めず

ホールドも柔らかいままに

リズムを伴ったボディで

踊り続けることが可能
に。

上級者になれば
スピードとパワーが自然な中で発揮され、
しかも音楽を表現できるボディに
成長してゆくことができる!
これは、「なんて難しいんだ・・・」と嘆きつつ、
カタチを崩さないようにと固めたホールドで
一生懸命足こぎしながら踊る
多くの人々からしてみれば驚異的なことだ。

スタンダード種目の基礎が
タップリ盛り込まれているフォックストロット。
その重要度は、
パーティダンスと呼ばれるものの中で
唯一イギリス製のダンスの教科書にも
ちゃんと解説されていることを見ても分かるだろう。
ちなみにソコにはこんな風なただし書きが

柔らかく

くつろいだ感じで踊ること


さて、簡単に発祥を見てみよう。
珍しいことにこのフォックストロットには
ちゃんとした考案者がいるのだ。
映画にもなった有名人
「ヴァーノン&アイリーン・カッスル夫妻」だ。 
1911年、
アメリカからフランスに渡ったカッスル夫妻は、
「ラグタイム」(18世紀末にアメリカ南部で生まれた
ジャズの前身に当たる黒人のピアノ伴奏)に乗って踊り、
パリで大流行。
その名も「カッスル・ウォーク」と名づけられた
自然かつ簡単な歩いているだけのようなダンスは、
当時バレエの技術に準じた難しいダンスに
悩まされ続けてきたの人々の心をつかんだのだ。
その後、アメリカのへ戻った夫妻は、
全米ダンス・エキシビジョンツアーを敢行し、大反響。
この頃に「キツネの小走り」を意味する
フォックストロットが確立したものと思われる。
1917年、アメリカの第1次世界大戦参戦により、
ジャズの発祥地であるニューオリンズが
軍港になったことで歓楽地は閉鎖され、
そこにいた多くのジャズメンたちが
新天地ヨーロッパへと渡ったのを機に、
ジャズとフォックストロットが結びつき、
「ただ歩いているだけでこんなのはダンスではない!」
と不評だったイギリスでも
一大旋風を巻き起こすことになる。
1920年の最初の
ブラックプール・ダンスフェスティバルでも
正式な競技種目となっている。
その後、フォックストロットの中で曲の速いものが
クイックステップに、
ゆっくりなものはスローフォックストロットとなり、
競技の種目として定着。
フォックストロットはパーティのダンスとして残り、
現代でも欧米で非常に親しまれている
楽しくほほえましいダンスと、あいなりましたとさ・・・


さて、ジュンコ先生からの予告だ。
「明日から
スロー・フォックストロットを取り上げるわね。
まずは、そうね・・・代表的な

フェザーステップから見ていきましょうか…」



      続く 第239話へ


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