2007.09.10 (第230話)社交ダンスの華「ワルツ」XLⅣ ウイーブ・フロム・PPの意識!?
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ワルツ初心者の僕、
個人レッスンで教わった、ワルツの
ウイーブ・フロム・PP
流れるようなイイ感じの動きのフィガーで、
すごく気に入ったんだ。
ウイーブ(Weave)の意味って、
「織る・編む」らしい。
先生が言うに
「男女がね、入れ違いながら
“からまるように進む”フィガーなのよ」
へ?からまるように・・・ですか?
「そう、つまりね、
ポジションを替えながら進行していくのよ」
先生はそういって一緒に組んで踊りながら
「まず、PPから始めるでしょ、
ここでアウトサイドに女性を出してから、
次に、いったんスクエアに戻ってまたすぐに
アウトサイドパートナーになるの。
ね、面白いでしょ?」
と、サラサラ言われたって、
面白いかどうかなんて良くわからないし、
先生の言う“ポジション”についても、
実はサッパリ何のことやら??
でも、今までワルツで習ったフィガーのように、
“両足をきっちりクローズさせる”
ってところが1歩もなく、
不思議に心地よいステップなんだ。
ところが・・・
先生以外の人と踊ってビックリ。
え?こんなに難しいフィガーだったっけ?
リードを試みたのだが、
アレッ?伝わらないんだ。
それに、
女性がちっとも動いてくれない!
先生と踊ったときは、PPからスタートしてすぐ、
スーッとぼくの前を女性が
通過していくような感じで出て行ってくれて、
ぶつかったりダンゴになったりなんてなかったのに。
最初がソレだから、後もサンザン。
いい感じでからまるのではなく、
こんがらがってモミクチャだよ。
一体どうしたらいいのかな?
「今日は、
ウィーブ・フロム・PPを取り上げます。
ポジション変換が多いため、
上手くできるようになれば非常に体感のいいフィガー、
と言っても、“体感”を味わいながら
踊っている人は少ないでしょうね。
非常にもったいないわ!(笑)
それに、体感の少ない人ほど“上手く踊れない”と、
このフィガーに対して苦手意識を
持ってしまっているかもしれないわね」
ジュンコ先生はそう言って、
白板にコウ書き始めた。
ウィーブ・フロム・PPの
ポジション変化
男性が「中央斜めにPPになったところから始めて」
① プロムナード・ポジション →
② アウトサイド・パートナー →
③ スクエア・ポジション →
④ アウトサイド・パートナー
(ワルツならプロムナードポジションも可)
「先生、アウトサイド・パートナーって、
パートナーの外側、つまり右側に前進すること・・・
という意味ですよね」
坂田さんだ。
「そうよ」
ジュンコ先生が答えると、
カナちゃんが手を上げて質問のようだ。
「でも、(白板を指しながら)ここの②のとき、
外側に前進するのは男性ではなくて
女性じゃないんですか?
だったら、パートナー(女性)の外側じゃなく、
リーダー(男性)の外側になるんじゃ・・・?
アレッ、なんかおかしいですか?」
「カナちゃん、
ここで言うパートナーとは
男性・女性に関係なく、“相手”の意味なのよ」
「あ、そうなんだ」
カナちゃん、納得。
すぐさま、森田さんから質問だ。
「スクエア・ポジションって
クローズド・ポジションとどう違うのですか?」
「パートナーと向かい合った
ポジションということで同じ意味よ」
「分かりました。
先生、こうやってポジション変換から
このフィガーを見てみると、
なぜ、女性と踊るとき
上手く行かなかったかが分かってきました」
「どんな風に分かってきたの?森田さん」
「ハイ。まず、
ポジションが変換しているって
意識がなかったんです(笑)
ただナントナクずるずる踊っていました。
女性をアウトサイドに導こうとか、
スクエアに戻そうとかいう意識がなかったんで、
おそらくリードも何もしていなかったと思います。
これからはちょっと意識してやってみます」
次に手を上げたのは坂田さん。
「先生、僕は
①プロムナード・ポジションから
②アウトサイド・パートナーになるまでの間が、
すごく難しいんです。
誰と踊ってもうまくいきません・・・」
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ウイーブ・フロム・PP
流れるようなイイ感じの動きのフィガーで、
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「織る・編む」らしい。
先生が言うに
「男女がね、入れ違いながら
“からまるように進む”フィガーなのよ」
へ?からまるように・・・ですか?
「そう、つまりね、
ポジションを替えながら進行していくのよ」
先生はそういって一緒に組んで踊りながら
「まず、PPから始めるでしょ、
ここでアウトサイドに女性を出してから、
次に、いったんスクエアに戻ってまたすぐに
アウトサイドパートナーになるの。
ね、面白いでしょ?」
と、サラサラ言われたって、
面白いかどうかなんて良くわからないし、
先生の言う“ポジション”についても、
実はサッパリ何のことやら??
でも、今までワルツで習ったフィガーのように、
“両足をきっちりクローズさせる”
ってところが1歩もなく、
不思議に心地よいステップなんだ。
ところが・・・
先生以外の人と踊ってビックリ。
え?こんなに難しいフィガーだったっけ?
リードを試みたのだが、
アレッ?伝わらないんだ。
それに、
女性がちっとも動いてくれない!
先生と踊ったときは、PPからスタートしてすぐ、
スーッとぼくの前を女性が
通過していくような感じで出て行ってくれて、
ぶつかったりダンゴになったりなんてなかったのに。
最初がソレだから、後もサンザン。
いい感じでからまるのではなく、
こんがらがってモミクチャだよ。
一体どうしたらいいのかな?
「今日は、
ウィーブ・フロム・PPを取り上げます。
ポジション変換が多いため、
上手くできるようになれば非常に体感のいいフィガー、
と言っても、“体感”を味わいながら
踊っている人は少ないでしょうね。
非常にもったいないわ!(笑)
それに、体感の少ない人ほど“上手く踊れない”と、
このフィガーに対して苦手意識を
持ってしまっているかもしれないわね」
ジュンコ先生はそう言って、
白板にコウ書き始めた。
ウィーブ・フロム・PPの
ポジション変化
男性が「中央斜めにPPになったところから始めて」
① プロムナード・ポジション →
② アウトサイド・パートナー →
③ スクエア・ポジション →
④ アウトサイド・パートナー
(ワルツならプロムナードポジションも可)
「先生、アウトサイド・パートナーって、
パートナーの外側、つまり右側に前進すること・・・
という意味ですよね」
坂田さんだ。
「そうよ」
ジュンコ先生が答えると、
カナちゃんが手を上げて質問のようだ。
「でも、(白板を指しながら)ここの②のとき、
外側に前進するのは男性ではなくて
女性じゃないんですか?
だったら、パートナー(女性)の外側じゃなく、
リーダー(男性)の外側になるんじゃ・・・?
アレッ、なんかおかしいですか?」
「カナちゃん、
ここで言うパートナーとは
男性・女性に関係なく、“相手”の意味なのよ」
「あ、そうなんだ」
カナちゃん、納得。
すぐさま、森田さんから質問だ。
「スクエア・ポジションって
クローズド・ポジションとどう違うのですか?」
「パートナーと向かい合った
ポジションということで同じ意味よ」
「分かりました。
先生、こうやってポジション変換から
このフィガーを見てみると、
なぜ、女性と踊るとき
上手く行かなかったかが分かってきました」
「どんな風に分かってきたの?森田さん」
「ハイ。まず、
ポジションが変換しているって
意識がなかったんです(笑)
ただナントナクずるずる踊っていました。
女性をアウトサイドに導こうとか、
スクエアに戻そうとかいう意識がなかったんで、
おそらくリードも何もしていなかったと思います。
これからはちょっと意識してやってみます」
次に手を上げたのは坂田さん。
「先生、僕は
①プロムナード・ポジションから
②アウトサイド・パートナーになるまでの間が、
すごく難しいんです。
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