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ジュンコ先生の
“足の使い方レクチャー”が続いている。
足の使い方の基礎、スタンダード種目の大前提


足の爪先とかかとを結んだ線が

進行方向に向く



が、意外とできていない人が多いとの指摘。
カナちゃんとブルースを踊って
検証して見せたジュンコ先生だったが・・・。
(第217話参照)



「なぜ、足首を柔らかく使った人の方が、
一緒に踊っている相手に
踊りにくいって言われちゃったのか、
わかるかしら?」

ジュンコ先生はソウ言ってから、
再びカナちゃんとホールドをし、

「では、モウ一回
クォーター・ターンズをやって見せるからね。
見た目はちゃんと爪先とかかとを結んだ線が、
進行方向に向いてまっすぐ歩いているけれど、
なぜか一緒に踊りにくい人
・・・さぁ、カナちゃん、どんな感じがする?」



「エーと、グラグラして、
ぶれるように感じます」




ジュンコ先生は、笑いながら 
「OK。“爪先からかかとまでの線”と言ったって、
足裏は広いんだモノ、
いっぱいの線を描けちゃうからね。
実は今の人、歩く時に
足の裏のいろんな線上に体重をかけていたの。
ある時はかかとから小指に抜けて、
またある時はカカトから親指に・・・という感じ」



カナちゃんは、
「アァそれでか」
と納得している。



「足首がグニャグニャ柔らかくって、
一定の方向に向けていないため、
いろんな線上を通過してしまう、
しかも、左右バラバラ。
それで一緒に歩く人まで
ぶらされてしまったってワケ」


「まぁ、簡単に言うとね、
『足首は柔らかく使いましょう』といわれて、
本当に柔らかくグニャグニャに使ってしまったら、
踊れない!ってことなの」



みんなから、
へぇ~という空気が流れ、



「じゃぁ、足首を固める感じに
“固定”しなければならないんですか?
ダンスのときって」

トシ子さんが不思議そうに聞いた。



「うーん、そうね。
固定って言う言葉の持っている
ニュアンスが難しいんだけど、ある意味“当たり”。
一定の線上を通過するって意味においては、
足首は固定しているわ。
ただし、カチッと固めてはいない
・・・この加減が難しいのよね。
つまり、
正しい固定になるには、アル何かをやっている
ソレをやらなかったら、
正しくない固定になってしまう・・・例えば」



ジュンコ先生は、
モウ一度カナちゃんと組んで踊ってみている。



「こういう人はどう感じる?」



「足が早くくるから、怖いです。
それになんか、
ポンポン上から乗って行っている感じ」




「そうね。今の人は、
足の裏を固めて足首も固定していたの。
これはNG。
バランスが悪いからどうしても、
次の足で支えようとして、
結果足運びが早くなっちゃうの」



みんなは、
うなずきながら聞いている。



「じゃぁ、
正しい固定はどうやったら生まれるのか?
ってことなんだけれど
・・・ちょっとみんなでやってみましょうか」


ジュンコ先生は、みんなにこんな指示を出した。


「壁に向かい合って立って、
両方の手のひらを壁に当てます。
ひじは力を入れずに伸ばしてね。
そして、
手がカラダとつながっているのを意識して、
カラダの中から、グーッと押してみて。
そしてソレとつりあうような感じで、
両足元では床を押してみてね」



なんか、
以前にもこんなことをさせられたナァ。
みんなはそんなことを思いながら、
言われたとおりにやってみている。



壁と床を押せば押すほど、
押し返してもくれる感じ、あるかしら?

それに比例してお腹の中も
シッカリギュ―ってしまってきたと思うのよ」



「先生、以前、

作用と反作用で習った、

ダンスのパワー・エネルギー

の正体ってやつですね?」

紀子さんが言うと、



「その通り!
ではその時の足裏感覚を観察してみてね。
どう?足の裏は硬く感じるかしら?」



「いいえ、
ベタっと張り付いている感じですわ」

トシ子さんが言う。



「かなりしっかりとしてますわ。
そういえば、足首も。
あ、固定されているってこういう感じですかな?」

平田さんが言うと



「そうなのよ。
今味わってもらっているのが、
正しい固定の感覚よ。
つまり、

床からの反作用エネルギーを

足裏からもらい

そのエネルギーが通ることで

足首がしっかりする


そして、そのエネルギーが
足裏を通過しながら歩くと・・・」



ジュンコ先生はカナちゃんと組んでまた、
クォーターターンズを踊ると



「あぁ、ズーっと動きが切れないし、
私まで正しい一本線を歩ける感じがします」




みんなも納得の表情だ。



「そしてね、
クォーター・ターンズといっても、
もちろん回転(ターン)がかかるでしょ?

この

回転を起こすのは

実は足首の仕事


(第217話参照)
でもね、このような
しっかりした足首でないと
精密な正しい回転を起こすことはできないの。
ということは、ワルツだって同じ。
ナチュラルターンやスピンターンのとき、
サァ、どうなっているのか検証してみましょう」



      続く 第219話へ



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