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ハイハイ、
やっと戻ってまいりましたよ、
シリーズ中のワルツでーす。
えらく長い“中休み”
だったんじゃないですかって!?
でも、今日のこのレッスン記事を
お読みいただいたなら、
「あ~だから、“ダンスで使える足を創る”
ヒデ君エッセイがチト長く続いていたのね」
と分かっていただけるはず。

実は、
「足首の役割について」のお話がContinue
(コンティニュー=つづく)なんですよ!

エッセイで登場した足首の役割って

① 進行方向に対してレールのように働く

② 足首を伸ばすことで、人体としての表現が広がる
 

だったんだけど、この他にもまだあるんですねぇ~。
さて、何でしょう??
答えは・・・

回転(ターン)を起こす原動力となる

そう、足首を使った

回転の原理が分かると

ワルツのナチュラルターン、リバースターンにだって、
もうバンバン活かせますとも!!
上手くいけば、
「こんなにスムーズに回転できちゃうなんて、
あ・た・し、感激!」ってなモンだろうし、
「そういえば、足首は無意識にしか使っていなかったな。
これからはもっと意識的に使って、
完璧・華麗なるフットワークを目指すぞ」
な方もいることでしょう。

ただし・・・ココからが大切ですよ。
足首を使った回転の原理ってことは、
足首を使うわけですから(ヤ、ヤヤこしい)
あなたの足首が

ダンスに正しく使える

足首かどうか!?


のご確認を。 
で、モシ
「やばいなぁ、足首の正しいレール、
引けてないじゃん」って方は、
前回までのエッセイをご参照の上、(第210216話)
矯正・強化に励まれますようにおススメいたします。

ソンでもって詳しいことは、
ジュンコ先生のレクチャーでどうぞ。



「今日はちょっと目線を変えて
“足の使い方”に焦点をあててみるわよ」
 
ジュンコ先生はソウ切り出した。


「ダンスは足だけで踊るものではないし、
足より体幹(ボディ)の表現が重要、
とはいつも言っていることなのだけれど、
反対に、足の使い方ひとつで、
非常に高いレベルの体幹(ボディ)の
表現もできるっていうのも、また事実ね。
なぜって、ダンスを踊るカラダを
一番下で支えているのは “足”だから。
そして、“足”は床からの反作用のパワーという、
ダンシング・エネルギーの根本を
吸い上げる導管としても大切なモノだしね」



みんなは真剣に聞いている。



「踊るときの“足”の役割は、
まず自らが表現する前に、
踊るカラダを

一番良い位置で支え

動きを吸収し

正しく導き
・・・という

シンプル&素直な存在でいてくれたら、

まずは大合格なの。
土台である足自体が、床と反発して力んだり、
妙な癖があったりしたら、
上に積み重なっている人体にすぐさま影響は出るわ。
そしてどこかでそのしわ寄せが来る。
ソレはヒザであったり、首であったり・・・
各個人サマザマだけれどね」


「で、これは何も
ワルツだけに限ったことではないんだけれども…
まずは

足の使い方の基礎

スタンダード種目の大前提
である

コレを見直してみましょうか。
自分の足はちゃんとその役割を果たしているかな?」
そう言いながら、ジュンコ先生は白板にコウ書いた。

足の爪先とかかとを結んだ線が

進行方向に向く




みんな、改めて言われると???
という雰囲気になっているが



「意味、分かる・・・わよね? 
例えば、これから
『壁に向かってまっすぐ前進します』という場合、
足の爪先とかかとを結んだ線が、
壁にまっすぐ向いていたらOK。
そして実際前進するときも、その関係
(爪先とかかとを結んだ線が壁に向かっている)が
キープできていたら合格ね」



「あのぉ、ソレって
意識をしなさいってコトなんですか?」

カナちゃんからの質問だ。

「だって、爪先を進行方向に向ければ
同時にカカトもその後ろにくっついているから、
キープしようと特別意識しなくても、
進行方向には
向かっているような気がするんですけれど…」




「僕、いつもは爪先を外向けになっているので、
ソレをまっすぐになるように気をつけて
壁に向ければそれで良いってことではないんですか?」

森田さんも声を上げた。



ジュンコ先生は、ソレを聞いて笑い出した。
「いい質問だわ、確かにソウね。
進行方向に爪先をまっすぐ向けて歩くって
それほど難しいことではなさそうよね。
ところが・・・なの。
意外とできていない人が多いのよ」
ジュンコ先生はそう言い、
カナちゃんと軽くホールドをして、
ブルースのクォーター・ターンズを踊り始めた。


「まずはコレが合格の人。
足の爪先とかかとを結んだ線が、
進行方向に向いてまっすぐ歩いている。
この感じを覚えておいてね」



カナちゃんはフンフンとうなずいている。



「では次、こういう人はどうかしら?」



「ワー、歩きにくい!」



「でも、ホラ、
見た目は“爪先とかかとを結んだ線が、
進行方向に向いてまっすぐ”よ」



「ホントだ」
みんな不思議そうに見守っている。



「どこが違うのかしら、さっきと・・・?」



ジュンコ先生は笑いながら、
「足首を柔らかく使ったのよ」



「え?どちらが?
はじめの歩きやすかったほうですか?」




「反対、後のほうよ」



「え?後の方って、
歩きにくかった方なのに??

足首を柔らかく使っちゃ

ダメ
ってことですか?」




さぁ、ジュンコ先生の
“足の使い方レクチャー”次回に続く



      続く 第218話へ



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