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エクササイズ&プラクティス集へ




骨盤の中心にあって、
背骨を下から支えている「仙骨」
直立歩行する人間にしかない、神秘の骨。
ダンスにおける
身体パフォーマンス力を上げていくためには、

健全で健康な仙骨がはずせない!

というが(第198話参照)
果たしてどんな仙骨が健全で健康なのか?
また、そんな良好な仙骨でいられるための、
ダンサー用仙骨エクササイズとは?
について答えていくことにしよう。

「あのぉ、ワルツシリーズの途中なんだけど・・・」
と、どうかご心配なさらないで。
ワルツのスイング、とくに
ヒップスイングは、
仙骨の安定が要
(かなめ)ですもん。
その内、ワルツ・レクチャーにも
リンクさせていきますからね。
しばし、お待ちを・・・。

さて、
健全で健康な仙骨とは、早い話、
キレイな本来の形をたもったまま、
正しい位置にあり、
高いバイブレーションを発しているモノだ。
反対に、不健全・不健康な仙骨は、
形がいびつで、正しい位置になく、
発するバイブレーションも低い。
仙骨って実はドンとひとかたまりの骨ではなく、
20くらいに分割できる

変幻自在な骨なのだが、

(赤ん坊のときはバラバラで、ソレがやがて
ひとつになってくるんだったよね=第198話参照)
不健全・不健康な仙骨は、
その20くらいの各部位がズレたままになったり、
あるいは一部分だけが飛び出したままだったりと
変位=位置が変わる”して
元に戻らなくなってしまっているらしいんだな。
仙骨に変位があるって、
コマ(独楽)で言えば、
軸が中心から外れてしまっている状態。
コレがずっと続くと、
コマの回転が鈍ってコケてしまうように、
人間のカラダもコケちゃう
・・・これが病気という状態らしい。

でもどうして、
そんなこと(変位したまま元に戻らなくなる)
になっちゃうんだろう? 

実はここに、
仙骨の

バランサー(安定器)としての

重要な役割が隠されているんだ。
どういうことかを説明しよう。
カラダのちょうど中心に位置する仙骨は、
宇宙バイブレーションとリンクした
“生命バイブレーション”なるものを
全身に発しているとはお伝えしたとおり。(第198話)
で、このバイブレーション、
カラダのどこかに異常な箇所があると即座にキャッチし、
その情報を仙骨にフィードバックしてくるんだ。
するとスゴイことに、
瞬時に仙骨のバランス機能が働き、
ある意味“肩代わり”をしてくれるっていうんだよ。
たとえば、道で転んでヒザを打ったとする。
その情報が仙骨に送られると、
ヒザを打ったことで狂ってしまった体内のエネルギー
(詳しくは電磁波エネルギー=磁場)
を調節するために、
自らの姿を瞬時に変化させ対応するんだな。
このように、カラダの各所に起こる磁気的異常
(ヒザを打ったくらいでも仙骨は反応するんだから、
変位の原因なんて山のようにあるだろう!?
精神的ストレスも立派な要因になるらしい・・・)
をいち早く察知し、正常値に早く戻し、
生体磁場のバランスを取るために、
仙骨は自らが“犠牲”になって変位するんだ。
普通は、異常個所が癒えると、
仙骨も元の形に復元されるのだが、
(コレもすごい話だよね)
衝撃が強すぎたときや、
カラダの異変が複合的なとき、
長期にわたるケースでは、
オーバーワークになっちゃう。
症状が落ち着いた後でも、
仙骨の変位がそのまま残ってしまうんだ。

こうやって見てみると、
現代人で、
健全で健康な仙骨を持っている人っているのかしら?
という感じだけれど、その通り、
仙骨変位の状態がズーっと・・・
って人がすごく多いらしいんだな。
まぁ言えば、
コマの軸が中心から外れてしまっている状態。
「もとのカラダがそれじゃぁ、
ナチュラルダンスは難しいだろう」
って、あきらめに近い声が聞こえてきそうですが。
うーん、ハッキリ言ってソウなんですよね、
確かに。
中心の決まらないカラダだと
ダンス上達はスーッとは行かない・・・

ところがどっこい、朗報なんです!
反対に

正しくダンスの練習をすることで

仙骨変位を直すことが可能
なのです。

といっても、仙骨がスンごくズレたままだと、
無理な動きをカラダに強いることになり、
ソレがまた仙骨にフィードバックされ、
と、本末転倒・悪循環になっちゃうので、
ダンサー用仙骨エクササイズで、
仙骨を本来の正しい位置に導くことと平行しながら
・・・が賢いやり方でしょうね。


エクササイズその1は、

実はもう紹介済み!なんですね。

第150話の“腰はめサンドイッチ”

学連物語でのローズ先輩のアドバイスで
“尾てい骨”のところを“仙骨”と解釈すればOK!だよ。
正しい仙骨の位置がココだって決まる優れものエクササイズだ。
3~4回繰り返してカラダに覚えこませてね。
(慣れないうちは結構キツイと思うけれど・・・)

次なる

エクササイズその2も紹介済み。

第142話の“踏みかえ”だ。

ここでも、やり方の①のところで
“尾てい骨”と書いてある部分を“仙骨”と解釈してね。
意識的にグイと腰を持ち上げながら、トライしよう。


エクササイズその3は、今回初公開の

“仙骨修正体操”だ。

① 仰向けになり、足をそろえたまま、
両膝を立て、かかとをお尻の近くに置く。
両手は手のひらを下にしてカラダの横に伸ばしておく。

② ヒザが開かないように注意しながら、
腰をグッと上に突き上げる。

③ そのままで左右に揺する。

(上記エクササイズが慣れてきたら)
発展版
腰を上げると同時に、つま先立ちになる。
腰はグーッと限界まで上げる。
ユックリと左右に揺する。



      続く 第200話へ



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