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エクササイズ&プラクティス集へ



チョット中休み エッセイvol.4 

あなたなりのLODを歩んで欲しい

~ある生徒さんのワルツ成長記録 前編~


え~白状いたしますと、
この私
「今日からダンスはじめマース」
の全く真っ白な初心者を、
教えるのが非常に怖かったのでございます。

いやぁ、ごく最近まで、ソウでしたよ。
ちゃんと導いていけるかどうか
・・・自信がなかったからなんです。

イエネ、
全然踊りを知らない人から見れば、
チョコッと踊れるだけで、
「すごいですねぇ」
となるこの世界で、
教えていくことはある意味簡単よ。
今から思えば
現役で競技を頑張っていた頃だって、

ティーチャ―ズ・スキル

なんてほとんどなくても、
自らのダンサーとしての知識と、体力、気力で、
それなりには教えていけてましたモンね。

それに、
・ステップ・方向・フットワーク
・タイミング・リード&フォロー・・・
ダンスって、実際、教えることに事欠かないんだもの。
ずっと、永遠=エタニティ“先生”という役割を
演じ続けることも可能だわね。

だけど、そのうち、分かるようになってきたんだ。

ダンスを教えると言うことは、

人の心とカラダに触れていくものであるから、

個々全く違う

“神聖な領域”に足を踏み入れることになる。


ゆえに、

自分が“踊れる”からって、

“教える”ことはできない。


うーん
教えるって、ホンマ、難しい。
もちろんいまだに、先生としては修行中・・・
だけど、失敗やら成功やら、色んな体験をしたり、
筋肉やら、骨格やら、心理やらの観点から、
ダンスってモノをみつめたりした結果、
ようやく“道筋”のようなものが
感じられるようになってきたんだな。
言い換えれば、それって、
ダンス初心者にソコを通っていただいたなら、
それほど迷うことなく、
自分なりのダンス人生を謳歌してもらえるような
“ライン”・・・かしらね。
言うなりゃ、ソレこそがその人なりの

LOD=ライン・オブ・ダンス

それぞれの人が生まれながらカラダの中に携えている
宝物を掘り当てながら、
そのラインを、先生と生徒が協力し合って、
探し求めていくことが、

ダンス・レッスンってモンやないかナァって、

今は思っているよ。


さてここからは、
そのライン上をテクテク歩いてもらっている
ある生徒さんのお話し。

仮に名前をミキヒコさんとしておこう。
(ミキヒコさん情報・・・当時年齢46歳、
ダンス経験皆無、特にスポーツ経験もナシ。
体力その他、標準値だと思われる)
で、そのミキヒコさんと出会ったのって、 
私がちょうど自分なりの
「ダンス初心者、指導要綱」
を手に入れつつある頃だったんだ。
(なお、指導要綱のお手本にしたのは、
あるダンス先進国の初心者向けレッスンマニュアル。
その中には、従来の教え方からしたら
「エェッ!?ソンなんあり?」ってモノがいっぱい!
でも私、思うに、スンごく理にかなっている・・・)

全くまっさらビギナーだったミキヒコさんに、
私はある意味勇気を持って、
その新たに開発しつつある“指導法”を試してみたんだ。
モチ、ご本人はなぁんにも知らないワケ。
それに、他の生徒さんからしたら、
「なんや、ケッタイな踊りしたハルのになんで、
先生直しハレへんのやろう?」だったろうね。
なぜってね、
特に“規制”の厳しいスタンダード部門において、
「外しちゃいけない重要テクニック」のはずの
“ホールド・姿勢・フットワーク並びに足元の使い方”
については、ほとんど、教えていなかったからなんだ。
ホールドは楽に女性とパーティ感覚で組むだけ。
(第61話参照)
姿勢は、とにかく力を抜いて楽に立つ、そんだけ。
フットワーク・・・なんて言葉は、
一切使わなかったから、
彼、そういう用語があるのも知らなかったハズ。
その代わり、徹底したのは、

音楽を感じること、

気持ちの赴くままに自由に踊ること、

女性と踊る実感を知ることだ。

で、

ワルツも、最小限のフィガーである

レフト&ライト・フット・クローズド・チェンジ
ナチュラルターン
リバース・ターン
のみで、フロアーをグルグル・・
これをズーっと続ける。
でもね、良い音楽に乗って、好きなように
(ステップと方向は決められていたが)
グィーンって踊れるわけだから、楽しいわけよ。
ホールドは揺れてブカブカ。
姿勢もグラグラ・ユラユラ。
フットワークという世界観はナシ。
の状態だけど、
「いやぁ、ミキヒコさん、
ニコニコして踊ってハルねぇ」
「やわらかいホールドで、
女性を締めないから踊りやすいわ」
なぁんて、女性陣からは意外と好評だったりして、
本人も、
「気持ちよく踊れるから楽しい!」
ってな感じだったんだ。


さて、ワルツを教える際
この時期に私が何より大切にすること、
ソレは、

カラダが音楽に合わせて揺れる体感と、

重力の元でムーブする(動く)実感だ。

カラダを一切固めていないから、
グラグラ・ユラユラして当然なんだけどね。
そのグラグラ・ユラユラが、
音楽&相手と言う2つの条件と見事に絡まりあって、
やがて、

素晴らしいスイングへと進化を遂げる!

・・・ハズ。
で、
スイングに“規則性”と“秩序”が自然発生してくる
にしたがって、
それなりの


ホールド・姿勢・フットワークなどの

足使いも整ってくる



だろうと踏んで、忍耐強く見守っていた私。


可愛いアヒルの子は、

立派な白鳥へと成長するのか!?



そのひとつの結果が出始めたのは、
半年後くらいのことだった。



      続く 第194話へ


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