2007.08.30 (第219話)社交ダンスの華「ワルツ」XXXⅢ 足首の回転から見たスピンターン
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初級の頃に習うステップなんだけど、
ホント、難しいわね、
ナチュラル・スピンターンって。
特に、
これからいよいよ回転に入るという
3歩目から 4歩目の間
男性=右足体重、左足後退
女性=左足体重、右足前進
アァ、回転って難しい動作なのね・・・
ってことを思い知らされるって言うか、
アノ部分がキモチよーくできることって、
まずないわ。
もちろん、
私たち女性にも問題あるんだろうけれど、
この際男性の方へ、
身勝手を承知で言わせてもらえば、
引っ張るのだけは
勘弁して欲しい!!
でも、
ご自分では気がついていない人も多いと思うわ、
引っ張ってしまっていること。
かなりのキャリアを
積んでいらっしゃるような方でさえ、
真綿でソフトに包み込むようなリード・・・
という感じにはなかなかならないんですもの。
まぁ、男性側からすれば
よっぽど難しい箇所なんでしょうけれどね。
だからといって、あそこでグィッてされちゃうと、
ものすごーく嫌なものなんですから、女性とすれば。
などと、言っておいて、
「俺たちだって、
わざと引っ張ってやろうなんて思っていないさ。
引っ張らないためにはどうしたらいいんだ?
教えてくれよ」
なんて、男性の方から突っ込まれると困るけど。
だって、この引っ張るという現象の原因は、
ホールドとかボディの使い方とか・・
きっといっぱいあるはずだから。
ソレにね、言葉では“引っ張る”って言うし、
そのような感じに受け取れるけれど
もっと詳しい感覚を言えば
うーん、ナンテいうのか、ソウ、
回るときのカラダの動きに
時間差がない
ボディとか足とか手とか、
すべてが一緒にクルンって感じ。
この辺の当たりを解消すれば、
うまくいくんじゃないかと思うんだけれど…。
さて、ジュンコ先生のレッスンだ。
「回転を起こすのは足首の仕事
(第216・217話参照)ということを、
ワルツのナチュラルスピンターンでやってみましょう」
「はじめに、ナチュラルスピンターンを
みんなにやってもらおうかしら」
ジュンコ先生はそう指示を出した。
ザワザワ・・・
みんな、カップルになってやり始めている。
「ハイ、やってみたかな?
どうかしら?」
すると平田さんが
「先生、この間習った
“カラダの奥のほうで、
ほんの小さな筋肉を動かす”(第207話)
がだいぶんわかってきたんですわ。
女性に良い感じを与えているかどうかは
分からないんですけど・・・」
と、一緒に組んでいた
トシ子さんのほうを見ながら言い始めた。
「引っ張られませんし、踊りやすいですよ」
トシ子さんが笑いながら言うと、
「そうですか?
いやね、家内にも試してみたんですが、
引っ張りまわさなくなったって、
評価は上々だったんですがね・・・」
平田さんはウレシそうだ。
そして、
「足首を使えるようになったら、
今よりももっと良いスピンターンが
できるってことですかね」
と、ジュンコ先生に言うと、
「エエ、もちろん。
でも、平田さん、今見ていたら
もうすでに足首はある程度使えているわ。
たぶんご本人は、無意識なんだろうけれどもね。
その無意識的な運動を意識的に取り上げてみるわね。
そうすれば、もっとカラダを扱えるようになるから」
それからジュンコ先生はみんなのほうに向き直り、
こう言った。
「回転を起こすのは足首の仕事だといっても、
カラダの深層筋の
小さな筋肉の連動で動かす
ものなの。
だから、“カラダの奥のほうで、
ほんの小さな筋肉を動かす”が
できるようになってくると
自動的に足首は使いやすい状態になっているわ。
でも、ココで重要なのは、
連動といっても時間差があるってこと。
動かす順番は
まずカラダの中
それから足首
で、時間差といっても、
そうね・・・1秒もないだろうから、
繊細な感受力がないと感じ取れないわね。
感じ取るためにも、無駄な力を抜くこと、
やっぱりこれは大切ね」
みんなはうなずきながら聞いている。
「次に足首の回転を生むにおいても、
非常に大切なことがあるの、ソレは
ほんの少しの回転であること
さて、どういうことなのか?
次回、具体的な説明へ。
続く 第220話へ
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とても励みになっています。(ジュンコ)
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初級の頃に習うステップなんだけど、
ホント、難しいわね、
ナチュラル・スピンターンって。
特に、
これからいよいよ回転に入るという
3歩目から 4歩目の間
男性=右足体重、左足後退
女性=左足体重、右足前進
アァ、回転って難しい動作なのね・・・
ってことを思い知らされるって言うか、
アノ部分がキモチよーくできることって、
まずないわ。
もちろん、
私たち女性にも問題あるんだろうけれど、
この際男性の方へ、
身勝手を承知で言わせてもらえば、
引っ張るのだけは
勘弁して欲しい!!
でも、
ご自分では気がついていない人も多いと思うわ、
引っ張ってしまっていること。
かなりのキャリアを
積んでいらっしゃるような方でさえ、
真綿でソフトに包み込むようなリード・・・
という感じにはなかなかならないんですもの。
まぁ、男性側からすれば
よっぽど難しい箇所なんでしょうけれどね。
だからといって、あそこでグィッてされちゃうと、
ものすごーく嫌なものなんですから、女性とすれば。
などと、言っておいて、
「俺たちだって、
わざと引っ張ってやろうなんて思っていないさ。
引っ張らないためにはどうしたらいいんだ?
教えてくれよ」
なんて、男性の方から突っ込まれると困るけど。
だって、この引っ張るという現象の原因は、
ホールドとかボディの使い方とか・・
きっといっぱいあるはずだから。
ソレにね、言葉では“引っ張る”って言うし、
そのような感じに受け取れるけれど
もっと詳しい感覚を言えば
うーん、ナンテいうのか、ソウ、
回るときのカラダの動きに
時間差がない
ボディとか足とか手とか、
すべてが一緒にクルンって感じ。
この辺の当たりを解消すれば、
うまくいくんじゃないかと思うんだけれど…。
さて、ジュンコ先生のレッスンだ。
「回転を起こすのは足首の仕事
(第216・217話参照)ということを、
ワルツのナチュラルスピンターンでやってみましょう」
「はじめに、ナチュラルスピンターンを
みんなにやってもらおうかしら」
ジュンコ先生はそう指示を出した。
ザワザワ・・・
みんな、カップルになってやり始めている。
「ハイ、やってみたかな?
どうかしら?」
すると平田さんが
「先生、この間習った
“カラダの奥のほうで、
ほんの小さな筋肉を動かす”(第207話)
がだいぶんわかってきたんですわ。
女性に良い感じを与えているかどうかは
分からないんですけど・・・」
と、一緒に組んでいた
トシ子さんのほうを見ながら言い始めた。
「引っ張られませんし、踊りやすいですよ」
トシ子さんが笑いながら言うと、
「そうですか?
いやね、家内にも試してみたんですが、
引っ張りまわさなくなったって、
評価は上々だったんですがね・・・」
平田さんはウレシそうだ。
そして、
「足首を使えるようになったら、
今よりももっと良いスピンターンが
できるってことですかね」
と、ジュンコ先生に言うと、
「エエ、もちろん。
でも、平田さん、今見ていたら
もうすでに足首はある程度使えているわ。
たぶんご本人は、無意識なんだろうけれどもね。
その無意識的な運動を意識的に取り上げてみるわね。
そうすれば、もっとカラダを扱えるようになるから」
それからジュンコ先生はみんなのほうに向き直り、
こう言った。
「回転を起こすのは足首の仕事だといっても、
カラダの深層筋の
小さな筋肉の連動で動かす
ものなの。
だから、“カラダの奥のほうで、
ほんの小さな筋肉を動かす”が
できるようになってくると
自動的に足首は使いやすい状態になっているわ。
でも、ココで重要なのは、
連動といっても時間差があるってこと。
動かす順番は
まずカラダの中
それから足首
で、時間差といっても、
そうね・・・1秒もないだろうから、
繊細な感受力がないと感じ取れないわね。
感じ取るためにも、無駄な力を抜くこと、
やっぱりこれは大切ね」
みんなはうなずきながら聞いている。
「次に足首の回転を生むにおいても、
非常に大切なことがあるの、ソレは
ほんの少しの回転であること
さて、どういうことなのか?
次回、具体的な説明へ。
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