2007.07.27 (第185話)社交ダンスの華「ワルツ」XI スウェイの勉強はウインナワルツで?
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ハナコさんは、
今組んでいるリーダーと競技会に出るのが目標だ。
リーダーは以前、他のパートナーと組んで
社会人コンペに出ていたこともあるのだが、
ハナコさんは初めて。
踏歴も長くテクニックも上の彼に負けじと、
最近、テクニックDVDを見たりして
独自に勉強を始めたが・・・。
「スタンダードの
女性の“頭の置き場”についてなんだけど、
世界のトップダンサーのシルエットって
ものすごく美しいじゃない!?
素人っぽい言い方になっちゃうんだけど、
背中~ホールドのラインより、
頭がいつも後ろ遠くにある。
デコルテラインも惚れ惚れするくらいにキレイ。
私はシルエットが真っ直ぐ過ぎるのよね。
踊っていると、
ホールドの中に頭が入ってくるときもあるらしくって、
いつもリーダーに注意されるの。
『もっと外!』って頭、小突かれる・・・。
一生懸命“反る”しかないのかなと思っていたけど、
ジュンコ先生のスウェイのレクチャーを受けたり、
スウェイ・エクササイズ(第184話)を
やったりしているうちに、
スウェイがわかれば
トップラインを開いていく
要領がつかめる
かも』ってなんとなく感じてきたの。
そして、
『ひょっとしたら、
トップラインも下半身から作っていくものじゃないか?』
『腸腰筋ってヤツを使うんだ、きっと』
とも。
一番の収穫は、
『スウェイはスイングからおこるもの・・・なら、
トップラインも
固めてジーッとしているモノ
ではなくて
動きをともなっているモノ
“なびいたり・しなったり”
するモノなんだ』と感じたこと・・・かな。
私は、きれいな形を作って
ジーッとしているものと思っていたように思うの。
わかってきたので、楽しくなってきたわ。
ただ、スウェイの目指すところは、
カップルの造形美の演出
って言うんだから、
私だけががんばってもダメみたいね。
早く上手になって、
リーダーから言われるばっかりじゃなくて、
少しくらいアドバイスできるようにならなきゃ」
ジュンコ先生、
プラクティス・ウインナ・ワルツで
スウェイの勉強をということだが、
まずはナゼに
“ウインナ・ワルツ”なのか?の説明からだ。
「オオザッパな言い方をすれば、
普通のワルツ=
イングリッシュ・スタイル・ワルツは極端な話、
“ノー・スウェイ=傾きナシ”でも、踊れなくはない。
また、下手にかけないほうがいい場合も
たくさんあるわ(第181話)
でも、ウインナ・ワルツは、
回転動作がもっとはっきりあるから、
① スウェイをうまく利用しないと、
まっすぐLODにそって踊って行けない。
反対にスウェイがちゃんとできれば、
まっすぐ踊れるだけではなく、
美しい軌跡を描けるようになる。
だから、
ウインナ・ワルツでスウェイ練習をすれば
正しくスウェイがかかっているかどうかがわかりやすい。
普通のワルツは、
ナチュラルターンもリバースターンも
1歩目はスウェイがかからない。
で、次のサイドスイングのときにスウェイがかかる、
この感覚が非常に難しいの。
② ウインナ・ワルツは、
1歩目からはっきりとスウェイがかかるから、
スウェイがいつから、何のためにかかるのかが、
体感しやすいわ。
また、最初の立ったところから
インナーマッスルを使ってスタートできるから、
下半身を使ってスウェイする感覚も学びやすい。
さらに、
③ ウインナ・ワルツには普通のワルツのような
“大きな波状運動がない”
フットライズがなく、
極端に言えば“ベタ足”感覚で踊れる分、
下半身からのスウェイがかかり、
カラダの推進力を助けるパワーが得られないと、
あまり進まない。
だから、スウェイの必要性を体感できるのね」
ジュンコ先生はそう言って、
みんなにプリントを配った。
「ナチュラルターンの6歩のスウェイを書いたものよ。
シャドウでこのとおりやってみましょうか」
プラクティス・ウインナ・ワルツで
スウェイの勉強(第174話とあわせてご参照アレ)
ナチュラルターン前半の3歩
1歩目 タイミング『1』
左スウェイ
2歩目 タイミング『2』
まっすぐ
3歩目 タイミング『3』
右スウェイ
後半の3歩
4歩目 タイミング『1』
右スウェイ
5歩目 タイミング『2』
まっすぐ
6歩目 タイミング『3』
左スウェイ
「このひとつひとつの
スウェイをスウェイ・エクササイズ(第184話)
⑤・⑥で作ったスウェイに置き換えてみるのよ。
さぁ、できるかしら?」
続く 第186話へ
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ハナコさんは、
今組んでいるリーダーと競技会に出るのが目標だ。
リーダーは以前、他のパートナーと組んで
社会人コンペに出ていたこともあるのだが、
ハナコさんは初めて。
踏歴も長くテクニックも上の彼に負けじと、
最近、テクニックDVDを見たりして
独自に勉強を始めたが・・・。
「スタンダードの
女性の“頭の置き場”についてなんだけど、
世界のトップダンサーのシルエットって
ものすごく美しいじゃない!?
素人っぽい言い方になっちゃうんだけど、
背中~ホールドのラインより、
頭がいつも後ろ遠くにある。
デコルテラインも惚れ惚れするくらいにキレイ。
私はシルエットが真っ直ぐ過ぎるのよね。
踊っていると、
ホールドの中に頭が入ってくるときもあるらしくって、
いつもリーダーに注意されるの。
『もっと外!』って頭、小突かれる・・・。
一生懸命“反る”しかないのかなと思っていたけど、
ジュンコ先生のスウェイのレクチャーを受けたり、
スウェイ・エクササイズ(第184話)を
やったりしているうちに、
スウェイがわかれば
トップラインを開いていく
要領がつかめる
かも』ってなんとなく感じてきたの。
そして、
『ひょっとしたら、
トップラインも下半身から作っていくものじゃないか?』
『腸腰筋ってヤツを使うんだ、きっと』
とも。
一番の収穫は、
『スウェイはスイングからおこるもの・・・なら、
トップラインも
固めてジーッとしているモノ
ではなくて
動きをともなっているモノ
“なびいたり・しなったり”
するモノなんだ』と感じたこと・・・かな。
私は、きれいな形を作って
ジーッとしているものと思っていたように思うの。
わかってきたので、楽しくなってきたわ。
ただ、スウェイの目指すところは、
カップルの造形美の演出
って言うんだから、
私だけががんばってもダメみたいね。
早く上手になって、
リーダーから言われるばっかりじゃなくて、
少しくらいアドバイスできるようにならなきゃ」
ジュンコ先生、
プラクティス・ウインナ・ワルツで
スウェイの勉強をということだが、
まずはナゼに
“ウインナ・ワルツ”なのか?の説明からだ。
「オオザッパな言い方をすれば、
普通のワルツ=
イングリッシュ・スタイル・ワルツは極端な話、
“ノー・スウェイ=傾きナシ”でも、踊れなくはない。
また、下手にかけないほうがいい場合も
たくさんあるわ(第181話)
でも、ウインナ・ワルツは、
回転動作がもっとはっきりあるから、
① スウェイをうまく利用しないと、
まっすぐLODにそって踊って行けない。
反対にスウェイがちゃんとできれば、
まっすぐ踊れるだけではなく、
美しい軌跡を描けるようになる。
だから、
ウインナ・ワルツでスウェイ練習をすれば
正しくスウェイがかかっているかどうかがわかりやすい。
普通のワルツは、
ナチュラルターンもリバースターンも
1歩目はスウェイがかからない。
で、次のサイドスイングのときにスウェイがかかる、
この感覚が非常に難しいの。
② ウインナ・ワルツは、
1歩目からはっきりとスウェイがかかるから、
スウェイがいつから、何のためにかかるのかが、
体感しやすいわ。
また、最初の立ったところから
インナーマッスルを使ってスタートできるから、
下半身を使ってスウェイする感覚も学びやすい。
さらに、
③ ウインナ・ワルツには普通のワルツのような
“大きな波状運動がない”
フットライズがなく、
極端に言えば“ベタ足”感覚で踊れる分、
下半身からのスウェイがかかり、
カラダの推進力を助けるパワーが得られないと、
あまり進まない。
だから、スウェイの必要性を体感できるのね」
ジュンコ先生はそう言って、
みんなにプリントを配った。
「ナチュラルターンの6歩のスウェイを書いたものよ。
シャドウでこのとおりやってみましょうか」
プラクティス・ウインナ・ワルツで
スウェイの勉強(第174話とあわせてご参照アレ)
ナチュラルターン前半の3歩
1歩目 タイミング『1』
左スウェイ
2歩目 タイミング『2』
まっすぐ
3歩目 タイミング『3』
右スウェイ
後半の3歩
4歩目 タイミング『1』
右スウェイ
5歩目 タイミング『2』
まっすぐ
6歩目 タイミング『3』
左スウェイ
「このひとつひとつの
スウェイをスウェイ・エクササイズ(第184話)
⑤・⑥で作ったスウェイに置き換えてみるのよ。
さぁ、できるかしら?」
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