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エクササイズ&プラクティス集へ




ワルツの練習として
“プラクティス用ウインナ・ワルツ”を始めると聞かされ、
みんな動揺する中、千恵子さんは内心、こう思っていた。


「アラ、ウインナ・ワルツを習えるのね。
ちょっとうれしいわ」



もうずいぶん前の話だが、
彼女はバレエを習っていたことがあったのだ。
実は、
ウインナ・ワルツとバレエは深い関係が・・・。
彼女のバレエの師は、
長い間海外で勉強を積んだ人で、
その辺の話をたくさん聞かせてくれていたのだ。
「私、ウインナ・ワルツに関して
ちょっとした知識は持っているのよね・・・
踊れないけど(笑)
その昔、ドイツやオーストリアの田舎町で
民族舞踊的に踊られていた頃は、
カップルが真正面に向かい合うようなカタチで、
今の3倍くらいの速さで回って踊っていたそうよ。
コレが今のウインナ・ワルツのステップ

“フレッカール”の原型ですって。

回るって気持ち良くなるじゃない!?
トランス状態に陥るかのように
みんな熱狂していたらしいわ。
でも、男女が我を忘れてクルクル回るなんて、
不謹慎、いかがわしい行為ってコトで、
禁止令が出されたりもしたらしいわよ。
それが今度は、王宮貴族たちの手によって
高尚なバレエ的要素をふんだんに取り入れられ、

ウインナ・ワルツとして復活!!

でも、踊り自体は意外と難しかったんだとか。
バレエのつま先を外向けにするテクニック=
ターン・アウトが必要だったんだって。
舞踏の専門家でもない一般市民が踊るには、
ちょっとしんどい・・・。
で、
『もっと自由に好きなように踊ろう!』
という気運が高まる中、
アメリカから輸入されたのが、
音楽のユックリな“ボストンワルツ”だったわけ。
ゆったりとした3拍子の中で
滑らかな波状運動をくりかえす・・・
回転は数歩をかけてユックリ回る・・・
今私たちが踊っているイギリス風ダンスは、
コレの影響を強く受けているよね。
ワルツがバレエから“独立宣言”し、
簡単になったのもつかの間、
イギリスで競技会用に難しくされちゃったなんて、
なんか皮肉だけどねぇ~。
行き過ぎたらバランスとろうとする、
コレも自然の法則なのかしら・・・」



さて、ジュンコ先生の
“プラクティス用ウインナ・ワルツ”の
レッスンが開始された。


「まずは、
回転の原理を学んでいくことから始めるわよ。
(第173話)
右回り=ナチュラルターンからやってみましょう。
男性も女性もほとんど同じだから、
両方とも前進のナチュラルターンから行くわよ」




先生は、全員にプリントを配った。



プラクティス・ウインナ・ワルツ
(ノーマルテンポで踊れば、
このまま競技用のウインナ・ワルツとして踊れる)


前半の3歩

1歩目 タイミング『1』
中央斜めに面して立つ。
この始まりの向きがポイントだ。
そこから右足を1歩前進し、
LOD(用語集16)に面する。
最初の1歩目でハッキリした
1/8(45度)右回転をするわけ。

2歩目 タイミング『2』
左足を横に。
中央に背面(背中を向けること)
1~2歩目の間に
1/4(90度)右回転

3歩目 タイミング『3』
右足を左足にクローズ(そろえる)
中央斜めに背面
2~3歩目の間に
1/8(45度)右回転

組んで踊った際、
男性がこの1・2・3歩を踊る時、
女性は下記の4・5・6をする。


後半の3歩

4歩目 タイミング『1』
中央斜めに背面して終わっているところから。
この始まりの向きがポイント
そこから左足を後退し、LODに背面する。
左足を引く場所が後ろ、少し横というのもミソ
最初の1歩目でハッキリした
1/8(45度)右回転をする。

5歩目 タイミング『2』
右足を横に。
中央斜め足先を向けて
カラダの回転は少なくしている、ココ要注意!
4~5歩目の間に
3/8(135度)一気に右回転している。

6歩目 タイミング『3』
左足を右足にクローズ(そろえる)
中央斜めに面する。
5~6歩目の間に回転完了!



みんな、プリントを片手に
シャドウを開始している。



「やってみて、なにか質問のある人は聞いてね。
それから、で記した要点、
ナゼそれが大切なのかも
わからなかったら質問してね」
ジュンコ先生が言うと、



「質問ではないのですが・・・
とても面白いなと思ったんで」

紀子さんだ。



ジュンコ先生が
「何かしら?」
と続きを促すと、



「前半も後半も、

始まりの向きと

1歩目を出す方向が違う


んですね。
それだと最初から右回転が自然とかかる・・・
わかりやすい!と思ったんです」



ジュンコ先生はうなずきながら
「確かにそうね、
だから、ウインナ・ワルツが
イングリッシュ・スタイル・ワルツの基礎練習になるのよ」



意味がわからなくて
ポカンとしている人もいるようだが・・・



「あのぉ、
前半の3歩は、1歩ごとに回転があるのに、

後半はどうして

5歩目から6歩目で、一気に回るんですか?」


カナちゃんだ。



「いい質問ね。
OK、では先の紀子さんの発見と、
カナちゃんの質問にちょっと詳しく答えるわね。
ココを解き明かすことが、
実は、

回転の原理の学びになっているのよ。

頭とカラダで理解できれば、
イングリッシュ・スタイル・ワルツに即応用可能よ!」



      続く 第175話へ



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