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まずは、こんな会話を聞いてください。



「日本で踊られるワルツは、2種類あるのをご存知?」


「エエ、みんながただ単に

ワルツといっているテンポの遅いモノと、

テンポが速くてクルクル回るモノ・・・

そう、ウインナ・ワルツ

ヴィニーズ・ワルツとも言うよね」


「あなたは確かワルツが好きって言っていたけど、
それはどちらのワルツのこと?
ウインナ・ワルツ?」


「ハァ? そんなわけないじゃない。
私、まだ初心者よ。
ダンスやり始めて1年未満。
ウインナ・ワルツみたいに難しいモン、
まだかすってもいないわよ。
それに、アレは競技種目であって、
パーティで音楽もかからないじゃない」


「それはソウだけど、
ワルツの基礎練習になるから
ベースだけでも知っていたほうがいいわよ」


「え、

ウインナ・ワルツが

ワルツの基礎練習
に?

それってサカサマじゃないの?」


「サカサマなんかじゃないわ。
私たちが一般的にワルツと呼んでいるものは、
“イングリッシュ・スタイル・ワルツ”といって、
イギリスの舞踏教師協会が、
元からあったいわゆる“ワルツ”を
競技用に改良したものなの。
歴史的に見たらかなり特殊な形で、
イギリスが自国の威信にかけて
美的感覚・芸術性に照らしあわせて、
動きをより複雑にしたものなのよ。
だからかなり難しいの」


「ん? 元からあったワルツって? 
それがウインナ・ワルツなの?」


「今あなたの言っている
ウインナ・ワルツも競技用のものだから、
ちょっと違うけどね。
でも大雑把に言えば
“イングリッシュ・スタイル・ワルツは
ウインナ・ワルツから生まれたもの”だから、
運動的にかぶる部分も多いわ」


「だから、ウインナ・ワルツを練習すれば、
ワルツの基礎練習になるのね。
でも、私、ウインナ・ワルツなんて全然知らないし、
第一、あんなの目が回っちゃいそうよ」


「だから、アレは競技スタイルだから難しいんだって。
あのマンマでなくて、
ワルツの基礎練習用と、自覚を持ってやればOKなの」




さて、ジュンコ先生のワルツのレッスン、
開口一番の言葉にみんなビックリだ。


「では今から、ワルツの練習として

“プラクティス用ウインナ・ワルツ”

を教えるわね」




プラクティス用ウインナ・ワルツ?

みんなザワザワし始め・・・



「ウインナ・ワルツは踊ったことはあるかしら?」



「スポットでは体験したことはありますが、
後は・・・ほとんどないです」

ベテラン、紀子さんが言うと



「いかにも欧米の踊りって感じでなじみがないな。
見る分にはイイけど、
あんまり興味も持てないわ」

カナちゃんも口を開いた。



「私は踊りたいナァとは思うんですがね。
アレこそ、基礎ができていないと楽しむどころか、
相手とバラバラになって終わり・・・でしょうな」

と平田さん。



「OK。
この種目に関しては全員初心に戻れるというより、
マッサラから習えそうね(笑)
では “プラクティス用ウインナ・ワルツ”とは何なのか?
どういうところが、
ワルツ=イングリッシュ・スタイル・ワルツの
基礎練習になるのか?から説明するわね」
ジュンコ先生はそう言って、白板にコウ書いた。


プラクティス用ウインナ・ワルツ

3つの学び



回転の原理を学ぶ・・・
ナチュラルターン・リバースターンのみ、
また回転がきつくかかるため、だからカラダで理解しやすい

カラダの推進力を助ける意味での
スウェイ(傾き)を学ぶ
・・・
スウェーが何のために、どのくらいの量必要かがわかりやすい。

ボディ・スイングからおこる
ライズ・アンド・フォール
(用語集15)を学ぶ・・・
フット・ライズがないため習得しやすい
  

「ウインナ・ワルツは、

スイング・ダンスのテクニック3原則

スイング・スウェイ・ターン


カラダで感じ取りやすいのよ。 
これが、イングリッシュ・スタイル・ワルツの基礎練習になるわけ。
何しろ、
右回り=ナチュラル・ターンと 
左回り=リバース・ターン
で、完結だからね。
ただし、音楽が速いと難しいため、
はじめは音楽ナシでユックリ。
その後、スローな音楽で練習するの。
後、付け加えるならば、
ワルツの強調するビート「1」の表現を強く行うため、
イングリッシュ・スタイル・ワルツの中でも
活かすことは可能ね」



みんなはポカンとして聞いている。

まだ、あまり飲み込めていないようだが・・・



「上記3つの学び以外のこと、
いわゆるウインナ・ワルツ自体をがんばって
習得しようとしなくてもOKよ。
あくまでも、イングリッシュ・スタイル・ワルツの
練習の一環という気楽な気持ちで取り組みましょうね」

実践へと続く・・・



      続く 第174話へ



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