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エクササイズ&プラクティス集へ




あっちこっちと寄り道しながら延々続いた
“しなやかなアーム&ハンドアクション・
テクニック”シリーズ、
ようやく終わりを迎えての新たな企画は、
ムフフの“単科別”ですぞ!
で、そのスタートを切るにふさわしい種目といえば、

ヤッパリ“ワルツ”でしょう!

私のまわりでも、ワルツ好きは多いんだな。
ルンバもタンゴもダメ、
でもワルツはOK!
それゆえ個人レッスンはズーっとワルツ、
なんて生徒さんまでいるんだもんな。 
しかも「ナチュラルターンを気持ち良く踊れれば
もうそれだけでイイ」んですって!
また、20歳代の若き初心者諸君も、
サルサ・ジルバ・チャチャチャといった
アップテンポのノリノリビート志向かと思いきや、
「ワルツが一番好き。
ダンスを踊ったぁという気分になれる」
という反応が意外とあったりして
コッチが驚いちゃうくらいなんだ。

確かに、古今東西、
ワルツは社交ダンスの“華”であることに変わりはない。
歴史的に見ても社交ダンスの出発点はワルツだし、
今だって
「ワルツを知らずして社交ダンスは語れない」
「ワルツに始まりワルツに終わる」
なぁんてよく言われるのも事実だしなぁ。

でも、他のダンス種目と確実に一線を引くほどの、
ワルツの魅力って何なんだろう?
男女が向き合い、抱擁するカタチでの回転動作・・
そこだけ見れば十分官能的アクションなんだけど、
それより何より、
ワルツが私たちに与えてくれる感情は、
男女のエロスというよりも、それを超越した、
もっと神聖なる“愛”というに
ふさわしいものかも知れないと思うんだな。
エ、それはどんな愛かって? 

自・己・愛 

ソウ、自分の中にいる
“ナルシス君”との出会い、ですよ。
ワルツを踊っちゃってる自分って、
いいヤン見たいな・・・

優雅ソフィスティケート(洗練)

された3拍子の音楽に身をゆだねながらの陶酔感。
素晴らしく荘厳な宮廷に
足を踏み入れたような居心地の良さ、
高級な調度品に囲まれた、気品ある空間・・・
そこで、男性は自分の中に存在する

“紳士”に、

女性は

“淑女”に出会い、

目覚め、磨かれゆく・・・
ワルツを踊るってってそんな体験だと思うんだ。
この“アクセク時代”生きる人々にとっては、
まさに“異次元体験”だよね。

タキシードにロングドレス・ハイヒール・手袋をして
男性が女性をうやうやしくエスコート・・・
ワルツってまさに上流階級の踊りよネェ~

ところがなんでス! 

実はワルツのルーツは、
庶民のダンスだったってコト知ってます?

ワルツの起源って諸説があるんだけど、
大きく分けると2つ。

フランス起源説=男女向かい合ってクルクル回りながら、
男性は女性を時折跳躍(?)させる、結構過激なダンス。
その名も「ボルタ=回ると言う意味」プロヴァンス地方のダンス

ドイツ起源説=南ドイツからオーストリアにまたがる
レントラーって名前の地方で踊られていた、3拍子の民族舞踊

まぁドッチが本当なのかはさておき、
ハッキリしているのは、
民衆の中で踊られていた素朴なダンスが、
そのくるくる回ったり、
飛び跳ねたりのダイナミックな動きゆえ、
かえって、上品かつしとやかな世界観の
上流階級の王族貴族たちを魅了していったって点だ。
それまでの宮廷は“メヌエット”と呼ばれる、
礼儀作法的なダンス、
自己の権力をある意味見せびらかすような
ダンスしかなかったんだけど、
“ワルツ”には

自らが踊る喜びがあった

で、とりこになっちゃった・・・ってこと。
ね、チョット面白い展開でしょ!

で、ココから、今現在、
ジャパニーズである私たちが
“これぞワルツだ!”と思っているものに至るまでには、
ワルツはさまざまに変貌を遂げていくことに・・・。

ワルツを踊るテクニックもさることながら、
ワルツにまつわるソンナコンナも知ることで、
“ワルツがもっと上達するって、
想像以上に深いことかもしれない“
“ホント、色んな自分出会える感じがするな”
ソウ、少しでも感じていただければ、幸いです
・・・のノリで、
「こんな角度からワルツのお勉強はいかが?」
しばらくお付き合いくださいませ。


ジュンコ先生からの予告
「さて、ワルツの基礎的運動は、

ナチュラルターンリバースターンね。

何はともあれまずはココ。
それくらいはできているよ
・・・なんてタカをくくらず初心に戻ってみましょうか」




      続く 第173話へ



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