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ピクチャー・ポーズってカッコイイよね。
どれが一番好きかって?
大輪の花、

スローアウェイ

オーバースウェイ
かなぁ。

スケールの大きい、
豪華なシルエットに憧れるんだけど・・・
え?今回はそのレクチャーですか?  
うれしいナァ!!

では、早速ですが、
スローアウェイ・オーバースウェイの
スローアウェイって意味、知ってます?
英語で、
throw=放る away=離れていく
ってコトで“向こうへ放り出す”
で、何を放り出すのかって? 
“女性の左足”ですよ。
そんでもって、
オーバースウェイとは=swey over~
“傾きを~の上にかける”って意味。
コレらをつないで、
スローアウェイ・オーバースウェイとは、

女性の左足を放り出した後に、

右の傾きを女性のショルダーラインの上にかける


てな感じ・・・

エ、何だって?
“女性を放り出して、
大げさにスウェー=傾く”モンだと思っていた?
まぁまぁ、正しい身体操作ができるようになれば、
その解釈でもあながち間違いではないんですよ。

基本的な回転量が3/8だから、
LODに沿って踊るとすれば、
壁ナナメまでの回転ってことになるんだけれど、
男性が内回りで女性が外回りでしょ。
女性の移動量が多いんだもの、
男性は女性にバランスを与えながらも、
“放り出す”くらいのエネルギー
がないと仕上がらないですよ。
それに、せっかくのピクチャーポーズなんだもの、
大きなラインが作れるに越したことはない。
この際、チョイ、大げさにいきましょうよ。

しかも、大輪の花になればなるほどに、
バランスも良く、お互いが心地よく踊れる・・・
そんなのようなスローアウェイ・オーバースウェイは、
あなたにだって十分可能。
その秘訣は

“アバラの骨崩し”にアリですぞ!!




「ピクチャー・ポーズは、止まって行うものでしょ、
移動中には捉えにくい

身体操作感覚

とても良い勉強になるものなの。
詳しいテクニックなどは、
いずれまたジックリ取り上げるとして、
ココでは、

スウェイ動作のときの、
アバラの骨と腕の動きの連動
から

美しいシルエットができあがっていく
様子を検証してみるわね」

ジュンコ先生はそう言って、次のような指示を出した。



オーバースウェイを作ろう!



準備 まずはシャドウで

男性、足を肩幅よりヤヤ広めに開き、
体重を左足に乗せ、右足は横へポイントしておく
左足のヒザはピンと伸びきらないで軽くゆるむ程度 

女性、男性の反対をする。
体重を右足に乗せ、左足は横へポイント
右足のヒザはピンと伸びきらないで軽くゆるむ程度 

男女とも
両つま先をヤヤ開く
手は太ももの前辺りに楽に垂らしておく

 
1. そのままで、男女とも、
右に傾いたり、左に傾いたりしてみる


ユックリとカラダの中から操作するのがポイント。
右に傾いたときは右のアバラ骨がグシャッと崩れ
(骨と骨の間隔が狭まる)
手は右に長く下に伸びる。
左のアバラ骨は開いてくる。
結果、頭もヤヤ右に傾く。
左に傾いたときは左のアバラ骨がグシャッと崩れ
手は左に長く下に伸び、右のアバラ骨は開いてくる。
結果、頭もヤヤ左に傾く・・・を確認。
カラダの中、
の辺りもグチャグチャ動いているはずだね。
ソウ、

みぞおち辺りの

インナーマッスルの操作感


がとっても重要だよ。


2. オーバースウェイ・アクションに入っていく

男性、右に傾いたところでストップ。
ソコからさらに、右のアバラをつぶしていく。
右の手が右ヒザと近くまでダラリと下に降り、
左のアバラ骨の間隔が大きく開く
そのまま操作を続けていると、自然に左の腰が上がり、
右の腰が下がってきて、両膝がゆるんでくる。
結果、左足のヒザが曲がり、右ヒザは内側に向いてくる。
頭および肩のポジションも右に大きく傾いている。

女性は男性のサカサマ。
左に傾いたところでストップ。
さらに、左のアバラをつぶしていく。
左の手が左ヒザと近くまでダラリと下に降り、
右のアバラ骨の間隔が大きく開く。
そのまま操作を続けていると、
自然に右の腰が上がり、左の腰が下がってきて、
両膝がゆるんでくる。
結果、右足のヒザが曲がり、左ヒザは内側に向いてくる。
頭および肩のポジションも右に大きく傾いている。


3. オーバースウェイ・アクションの仕上がりへ

男性、右に傾いたままで、両手をヤヤ円くし、
右ナナメ前方に差し出していく。
結果、右アバラ骨の前方がギューッと崩れ、
右後方のカラダの奥(背中方向)に
スパイラル感覚ができれば、大正解!!
今、あなたの腕の中で、
女性がオーバースウェイ・アクションをしている。
顔は女性の頭の向こう。
ここまでできれば、吐き出す呼吸とともに、
両手を女性の方に差し伸べて・・・
さぁ、大きなラインを作ろう。
あなたの頭も女性の頭と
カウンターバランスにおいて良い。

女性、左に傾いたままで、両手をヤヤ円くし、
右ナナメ前方(男性の方)に差し出していく。
腕を差し出せば差し出すほどに、
左アバラ骨はさらにグシャと崩れ、
右のアバラ骨の間隔が大きく開いていく、
そして、頭はドンドン左後方へ持っていってOK!
なバランスになっているはず。
最終、頭は左腕のワクの外に出て、
右のほほがてっぺんを向くぐらいまで、倒れて大丈夫!
というより、そのくらい頭を後ろに持っていったほうが、
バランスが取れるはず。



「このオーバースウェイ・アクションのバリエーションが、

スローアウェイ

オーバースウェイ
なの。

上記2に回転を伴い、
女性が、左足を後方にラインしたものなの。
ポイントは、最終のオーバースウェーラインのときよ。



オーバースウェイから

スローアウェイ

オーバースウェイを作ろう!




男性
右のアバラ骨がグシャッと崩れ(骨と骨の間隔が狭まる)
左のアバラ骨は開いている。
ここからに左回転動作を加えながら、
壁斜め方向へ、
スローアウェイ・オーバースウェイを作っていく。
結果、右腕は前へ伸ばし、左腕はヤヤ後ろに引くようになる。
コレができると、
右腕の向こうに女性を大きくラインをさせながらも、
左手の引きによって、バランスを取り、支えることができる。
しかも、反動で、頭は後方へもっていってOK。
男性、自らも離れることでより大きなラインに!

女性
左のアバラ骨がグシャッと崩れ、右のアバラ骨は開いている。
ここからに左回転動作をし、壁斜め方向へ、
スローアウェイ・オーバースウェイを作っていく。
両手は超ラクにし男性のほうへ差し出す。
腕を差し出せば差し出すほどに、ヒザが使いやすくなり、
頭も倒していけるのがわかるだろう。
最終、頭は左手ワクのズーッと後ろ、
伸ばした左足つま先と同じくらいの位置まで倒れ、
右ほほはてっぺんを向くくらい・・・の大輪の花だ。 



「アバラの骨が正しく、しかも大きく崩れ、
ソレが腕に連動し、身体操作感覚が優れてきて、
大きなトップ・ラインになればなるほど、
『こんなにすごい格好しているのに気持ち良い』
モウこうなれば、大成功ね。
ちなみにコレは骨格操作だから、
カラダの固い人でも全然大丈夫よ。
ポイントは、できるだけリラックスして、
カラダの変化を感じ取りながらすること!」


え? アバラがグチャッとなったら
姿勢が壊れて見えるからダメじゃないかですって!?
それがね、
外からはアバラの骨が崩れているなんて
ちっとも見えない
のよ。


部分だけを崩していたら、
それは単なる“崩れ”だけど、
カラダ全部が固まらず崩れていたら、
それは“調和”になる。



・・・意味わかるかな?
ソウ、意外や“禁”を破ったところに
“真”があったりするもんだからねぇ。
コレ、立体的&画期的ピクチャー・ラインを作る
秘訣中の秘訣かも・・・
周りのみんなには秘密で、
ぜひ、こっそり試してみて。



      続く 第166話へ



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