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エクササイズ&プラクティス集へ
肩甲骨って、
ソウ、背中にある三角形で左右一対のアレ。
「骨格図」を見たらわかるけど、
読んで字のごとく“甲羅(こうら)”のような形をしている、
割と大きな骨だよね。
しかも、腕を動かすときにはもれなくセットでついてくる
・ ・・割には、自覚のない人って多いのよね。
なぜ?
カラダの靭帯(じんたい)や腱(けん)の多くには、
関節の動きを察知するセンサーがあるものなのに、
肩甲骨周りは細かい深層筋肉=
インナーマッスルで支えられていて、
靭帯や腱がナイからなんだって!
だから、動きが認識しにくい。
だもんで、意外と
動かしにくい→コリ固まりやすい→もっと動かしにくくなる
・・の悪循環になっちゃう。
肩甲骨の動きが鈍くなると、フツーに歩いたり、
呼吸したりするのにも悪影響が出て、
上半身3大トラブル、
肩こり・背中の痛み・腰の痛み の震源地になるんだって!?
こりゃぁ、ダンサーにとっても致命的でしょ!!
だって、健康じゃなきゃ、ダンス、踊れないもん。
片手4キロほどもある、
重い腕のコントロールを担っているわけだから、
肩甲骨サン、大変でしょ
・・ということを理解、納得しつつ、
もっと肩甲骨プラス腕の正しい使い方を知り、
アーム・アクションのダイナミズム
生み出してみませんか?
「今日はより具体的な、
アーム・アクションの練習をするわよ」
と、ジュンコ先生。
「動作は2つ。
腕を上げるときと、腕を下ろすとき
ポイントは肩甲骨と腕のつながり、
その1点に絞るわよ」
そして、先生は白板にこう書いた。
腕を上げるとき
肩甲骨を先に上げない
腕を下げるとき
肩甲骨から下げる
みんな、白板に書かれた意味を知るために、
自分の腕を上げたり下げたりはじめている。
「では、ナゼそうしたほうがいいのか、
一緒に見てみるわよ。
右手を下から、ズーッと上に上げていく
・・・このアクションで確かめてみましょう」
「まず、上に上げるとき、
“肩甲骨から手だと思え!”の言葉そのままに、
肩甲骨から上げようとしてごらん?
どうなるかしら・・」
「肩が上がります」
と、紀子さん。
「それに、なんだかリキミますね」
トシ子さんもそう言った。
「ソウね。では、今度は
手先、指先からユックリ上げるのよ。
肩甲骨辺りはリラックスしたままよ、どんな感じかな?」
「あぁ、
肩が沈んでいく感じがします!」
カナちゃんだ。
「そう!ソレがポイントなの。
つまり、腕を上げるときは
手先・指先からスタートし、
肩甲骨辺りは反対に沈んでいく
感じをつかむのよ。
その後、ズーッと手先・指先が上がっていって、
肘(ひじ)が肩の辺りまではそのまま、沈み続ける。
肘(ひじ)が肩を過ぎた時点から、
今度は肩甲骨と一緒に上がっていく・・・
この、肩甲骨と連動できる時点から、
大きな運動に入っていくのよ。
さぁ、できるかしら?」
「この方が、指先が意識されやすい(第131話)
コレだと、肩が上がって変な格好になりませんな」
平田さんも鏡の前でご満悦だ。
「手先・指先から肩甲骨、
この順番ができるようになったら、
意識的に、肩甲骨から手先・指先という順番も、
表現として可能になるわ。
いわゆる“肩”を使った表現ね。
要は、
肩甲骨と手先・指先を“分離”させて
使えるようになればOKなの。
そしてリキみがこないこと。
この2点の感覚を感じるためにも、
まずは、
『手先・指先から先に上げ、肩甲骨が沈む』
身体操作ができるように目指してね」
「次に、腕を下げるときは、
肩甲骨辺りを先にユルめ、
沈めるようにするの。
手先・指先との距離ができ、
浮いたように感じる一瞬があると思うわ。
そうやって、
手先・指先が体幹部から離れるように使う
のがポイントよ・・できるかな?」
「先に、手先・指先が先に動くと、
肩甲骨辺りにリキミがきますね」
トシ子さんがそういうと、
「そのとおり!よく感じ取れたわね」
と、ジュンコ先生。
ところが・・・
「ボクはよくわからないなぁ。
肩甲骨自体が意識しにくいんです、感じないんです
・・・お恥ずかしいことに」
と、森田さんが言い出した。
「森田さん、恥ずかしいことでは全然ないのよ。
肩甲骨って意外と自覚しにくいものなの。
実は動かしているようで、
肩や腕しか動いていない、なんてコトは良くあるわ。
OK、では、
もっと肩甲骨を意識的に動かせるエクササイズを教えるわ。
肩甲骨が肋骨の癒着から解放されて、
動きやすくなるわよ」」
続く 第161話へ
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とても励みになっています。(ジュンコ)
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肩甲骨って、
ソウ、背中にある三角形で左右一対のアレ。
「骨格図」を見たらわかるけど、
読んで字のごとく“甲羅(こうら)”のような形をしている、
割と大きな骨だよね。
しかも、腕を動かすときにはもれなくセットでついてくる
・ ・・割には、自覚のない人って多いのよね。
なぜ?
カラダの靭帯(じんたい)や腱(けん)の多くには、
関節の動きを察知するセンサーがあるものなのに、
肩甲骨周りは細かい深層筋肉=
インナーマッスルで支えられていて、
靭帯や腱がナイからなんだって!
だから、動きが認識しにくい。
だもんで、意外と
動かしにくい→コリ固まりやすい→もっと動かしにくくなる
・・の悪循環になっちゃう。
肩甲骨の動きが鈍くなると、フツーに歩いたり、
呼吸したりするのにも悪影響が出て、
上半身3大トラブル、
肩こり・背中の痛み・腰の痛み の震源地になるんだって!?
こりゃぁ、ダンサーにとっても致命的でしょ!!
だって、健康じゃなきゃ、ダンス、踊れないもん。
片手4キロほどもある、
重い腕のコントロールを担っているわけだから、
肩甲骨サン、大変でしょ
・・ということを理解、納得しつつ、
もっと肩甲骨プラス腕の正しい使い方を知り、
アーム・アクションのダイナミズム
生み出してみませんか?
「今日はより具体的な、
アーム・アクションの練習をするわよ」
と、ジュンコ先生。
「動作は2つ。
腕を上げるときと、腕を下ろすとき
ポイントは肩甲骨と腕のつながり、
その1点に絞るわよ」
そして、先生は白板にこう書いた。
腕を上げるとき
肩甲骨を先に上げない
腕を下げるとき
肩甲骨から下げる
みんな、白板に書かれた意味を知るために、
自分の腕を上げたり下げたりはじめている。
「では、ナゼそうしたほうがいいのか、
一緒に見てみるわよ。
右手を下から、ズーッと上に上げていく
・・・このアクションで確かめてみましょう」
「まず、上に上げるとき、
“肩甲骨から手だと思え!”の言葉そのままに、
肩甲骨から上げようとしてごらん?
どうなるかしら・・」
「肩が上がります」
と、紀子さん。
「それに、なんだかリキミますね」
トシ子さんもそう言った。
「ソウね。では、今度は
手先、指先からユックリ上げるのよ。
肩甲骨辺りはリラックスしたままよ、どんな感じかな?」
「あぁ、
肩が沈んでいく感じがします!」
カナちゃんだ。
「そう!ソレがポイントなの。
つまり、腕を上げるときは
手先・指先からスタートし、
肩甲骨辺りは反対に沈んでいく
感じをつかむのよ。
その後、ズーッと手先・指先が上がっていって、
肘(ひじ)が肩の辺りまではそのまま、沈み続ける。
肘(ひじ)が肩を過ぎた時点から、
今度は肩甲骨と一緒に上がっていく・・・
この、肩甲骨と連動できる時点から、
大きな運動に入っていくのよ。
さぁ、できるかしら?」
「この方が、指先が意識されやすい(第131話)
コレだと、肩が上がって変な格好になりませんな」
平田さんも鏡の前でご満悦だ。
「手先・指先から肩甲骨、
この順番ができるようになったら、
意識的に、肩甲骨から手先・指先という順番も、
表現として可能になるわ。
いわゆる“肩”を使った表現ね。
要は、
肩甲骨と手先・指先を“分離”させて
使えるようになればOKなの。
そしてリキみがこないこと。
この2点の感覚を感じるためにも、
まずは、
『手先・指先から先に上げ、肩甲骨が沈む』
身体操作ができるように目指してね」
「次に、腕を下げるときは、
肩甲骨辺りを先にユルめ、
沈めるようにするの。
手先・指先との距離ができ、
浮いたように感じる一瞬があると思うわ。
そうやって、
手先・指先が体幹部から離れるように使う
のがポイントよ・・できるかな?」
「先に、手先・指先が先に動くと、
肩甲骨辺りにリキミがきますね」
トシ子さんがそういうと、
「そのとおり!よく感じ取れたわね」
と、ジュンコ先生。
ところが・・・
「ボクはよくわからないなぁ。
肩甲骨自体が意識しにくいんです、感じないんです
・・・お恥ずかしいことに」
と、森田さんが言い出した。
「森田さん、恥ずかしいことでは全然ないのよ。
肩甲骨って意外と自覚しにくいものなの。
実は動かしているようで、
肩や腕しか動いていない、なんてコトは良くあるわ。
OK、では、
もっと肩甲骨を意識的に動かせるエクササイズを教えるわ。
肩甲骨が肋骨の癒着から解放されて、
動きやすくなるわよ」」
続く 第161話へ
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