目次へ

エクササイズ&プラクティス集へ




必要なテクニックが凝縮された
エクササイズは永遠なるモノなんだな。
やっているうちにカラダの発見がいっぱいあって、
「もっとこうすれば、効果的かも」
テナ感じでアイデアが次々と出てくる。
そのたびに、また新たな目で見直して、
改良を重ねていくんだ。
カラダの進化と共にエクササイズ自体も進化する、

自らのダンスの発展に

貢献度の高いエクササイズ
って、

愛着がわくモンだね。

以前紹介した“ルンバの踏みかえ” もそのひとつ。
(第142話参照)
でも、コレよりズーっと前から、
続けているものがあるんだよ。

そのエクササイズを始めたのは、
モウ今から20年も前。 
そう、アノ学連の頃からだ。
学連に籍を置いていた4年間ズーっと、
ソレはダンスの練習の要(かなめ)だった。
新入部員にとっては、
ホールドを鍛え、足腰を強くし、
自らのカラダをムーブさせていく(動かす)
感覚を学ぶ・・基礎体力をつけるという名の下の
“シゴキ”ともいえるモンだった。(第9話)
2~4回生
のときは、
音楽に乗ってスイングをかける感覚を学ぶ、
できるだけ美しいシルエットのまま、
豪快に動く・・競技で勝てる身体能力を
鍛えていくためのもの。
プロになってレッスンに取り入れたときは
ホールドをせずに、

腕を振ってカラダ全体で

スイング動作を作り出す感覚を知る
モン

・・・と大きく変化。
ティーチャー(先生)としての勉強が進むにつれて
このエクササイズは、
ホンマ、ええわ!と思い返すことが何度も。
今や、
振子のスイングからサイドスイングへのつなぎ方を感じ
スウェイなど様々なテクニックの学びになり
さらに、ソレが
繊細かつ大胆なリード&フォローへとつながっていく

・・・ナチュラルワルツを踊るための

基礎練習となったんですね。
あ、エクササイズ名を言うのを忘れてました。

ナチュラルターンと

リバースターンのボックス
ですよ・・・



「さて、ボックスを使ったスイング練習をしていくわよ。
・・と、その前に
“スイング”と言うモノについて少し説明するわね」

ジュンコ先生はそう言って白板にこう書いた。


ワルツ 3拍子
1・2・3の1小節中にひとつの スイング


「ちょうどブランコに見られるような等加速度運動ね。
でも、何でそんな運動がワルツで必要かというと
・・・さぁ、分かるかしら?」



「ソコに“音楽”があるからですよね」
カナちゃんが元気な声で言うと



「その通り!なんだけれど、
果たして本当にそうかしら? 
ワルツの音楽を聴くと、
カラダがスイング運動をしたくなるかどうか
・・・試して見ましょうか」
そういって、
ジュンコ先生はワルツの音楽をスタートさせた。



最近、先生のお気に入りの曲、
「Amazing grace(アメイジング・グレイス)」だ。



♪♪♪~ ♪♪♪~



「さぁ、どんな風にでも良いから
カラダでこの音楽を感じたまま表現してみて」
みんな思い思いにカラダを揺らし始めた。


「そう、
今みんながやっている動作が“スイング”なのよ。
この音楽を聴いて、
ルンバのようなヒップの動きをしたくなったり、
タンゴのようなパキッとした表現をしようと
思った人はいないはずね」



みんなは笑いながらうなずいている。



「では今度は、
もっと大きくワルツの音楽を表現してみましょう。
そして
自分のカラダのどの部分を使って表現しているか
つまり
どこをたくさん動かしているか
・・・を観察してみてね」



♪♪♪~ ♪♪♪~



「肩を揺すっている・・・かなぁ」



「腕を振りたくなっています」



「上体全部みたいだけれど・・・
あ、頭もすごく揺れています」




みんな口々に言い出した。



「OK!とてもナチュラルな反応だわ。
ここで面白いのは、
ワルツの音楽を感じて表現したくなったのは
“下半身”や“脚部”ではなく
“上半身”であった
ということなの」
ジュンコ先生は笑いながらそう言った。


「ちょっと試してみましょうか。
下半身は特別動かさないようにして、
上半身だけでワルツを表現・・・
コレは、それほど違和感はないはずなの。
でも、反対に上半身を止めて、
下半身だけで表現・・・
例えば、
ライズ&フォール(ロウァ)とかしたらどうかな?」



「ギクシャクして変です!」



「では、音楽の3でロウァしたり、
2でライズしたりを足でやりながら
音楽を表現しようとしてごらん?」



みんな笑い出した。



「では、今度は腕を音楽に合わせて、
前後や横にゆったりと大きく振りながら、
“下半身”や“脚部”が
どうなっているか様子を見てごらん」



「腕の振りに上手くあって、
ヒザなんかが一緒に動いています」

トシ子さんが答えた。



ジュンコ先生は笑ってうなずいた。

「そうね。
さぁ、ここからがポイントよ。

音楽を聴くことで自然的に発生する

ナチュラルなスイング運動は、

主に上半身の表現の欲求であって

下半身はソレがスムーズに

実現できるよう同調していくもの

つまり、ナチュラルなスイング運動のためには
脚・足だけではなく、
腕・上体を含めた全身の振り・揺れを利用した
ムーブメント(動き)を習得しなければらない。
・・・で、その練習として
さぁ、

ナチュラルターンと

リバースターンのボックス


をやってみましょう」
                              


      続く 第190話へ



いつも 応援クリック ありがとうございます。
      ↓ ↓ ↓
   
人気blogランキングへ
とても励みになっています。(ジュンコ)