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エクササイズ&プラクティス集へ
アーム・シェイプについての
ジュンコ先生のレクチャーが続いている。
「今、やって見せたのは、
バレエでのアーム・シェイプのレッスンで
取り上げられる内容(第155話)なんだけれど、
バレエでも、もちろんアーム・アクションを
腕だけのものとしては捉えていないわ。
肩甲骨ならびに体幹からつながって起こるもの、
そして、インナーマッスルもシッカリ使っているわね。
腕の動きは、
肩甲骨・肘(ひじ)・手首
この3箇所に着目ね」
ジュンコ先生はそう言って、
自分の右腕を伸ばしてみせた。
みんなもマネをして、
自分の手を伸ばして観察し始めている。
「手首から先、つまり手・指先は
かなり繊細で複雑な運動が可能だけれど、
アーム自体には関節が少ない分、
手・指先ほど色とりどりのアクションはできない。
でも、肩甲骨・肘・手首の可動範囲を広げて、
肩甲骨~上腕~肘~前腕~手首
までの
長いシェイプ・ラインを連動
させていくことができるようになったら、動きは一変する。
それぞれのパーツの相乗効果が生み出す
表情豊かなアクションに大変身!
波状運動を伴った、
流れるようなしなやかアクションができるようになるのよ」
その後、ジュンコ先生から
長いシェイプ・ラインを連動させる、
トッテオキのエクササイズが紹介された。
アーム・シェイプ
エクササイズ
左右どちらの腕からでも良いが、
ココでは右手のエクササイズから始めるとしよう。
1.両足を肩幅に開いて立つ。
2.右手を右耳スレスレのところを通りながら真上に上げる。
グーッと右体側はストレッチさせてね。
3.右肘(ひじ)の高さは変えずに、右手の肘(ひじ)を折り、
右脇の下のところに手・指を下ろしてくる。
4.右脇のところで手首を返し、
手のひらを上に向けリレーバトンを受けとるようなカタチにする。
5.逆手のままで右横に腕をグッーと伸ばしていく。
どんな状態かチェックしてみよう。
最大限に腕が内側にねじれた状態になっているね?
そして、肩が前に倒れ、肩甲骨がめくれ上がったような状態、
手のひらは天井に向いている。
誰かに腕を返された状態。
逮捕された犯人が警察に取り押さえられたような感じだね。
6.ねじりを元に戻していく。
手首・肘(ひじ)はそのままで、まず肩口だけを外側に返す。
外側に向けて肩を回しながら下ろしていくような感じ。
前にせり出していた肩がグーッと沈み込み、
肩甲骨もググッと下りていくとOK。
5での“返し技”が大きくできているほど、変化があるだろう。
肩の次は、肘(ひじ)、次は手首の順に外に返していく。
最後は、ねじりを返してきた余波で、
手のひらが、ゆるやかに前、または天井を向くまで。
1~6を繰り返す。
左右とも。
このエクササイズのポイントは、
5の内側に最高にねじった
“返し技”から、元に戻そうとする6の部分、
肩~肘~手首の順番で
連動して外に返していくところだ。
力まずに自然に任せながら、返せるようになるのがベスト。
肩・肘(ひじ)・手首が
いっぺんにひっくり返ってしまうようなら、
5の“返し技”のとき、
返らないように誰かに手首を持っていてもらうと、いいね。
エクササイズをやりながら、
空いているもう一方の手で、脇・アバラ骨辺りを触ってみると、
すごく動いているのがわかるだろう。
ソウ!コレは結構“全身運動”ナンだ。
少しできるようになってきたら、
ステップつきでやってみよう!
手を横に伸ばしていくときに、足も横に1歩、踏み出すんだ。
このとき、1でそれほど手を高く上げなくても良し。
そして、6が終わったら、手を胸の前まで納めてくる。
手を収めると同時に、足も戻してくる。
ステップは少々大きくなってもOK。
手足が連動できるようになったら、結構楽しめるぞ。
で、ステップを小さくして
ココからこの運動を
ルンバのアーム・アクションにしていこう。
2、3、4・1
1小節で
“胸元で手を返しつつ、逆手で腕を伸ばして、返して戻す”
の一巡を行う。
右手のときは右足を横に踏み出して
左手のときは左足を横に踏み出して、閉じる。
ソウ!
実はこのアーム・シェイプ・アクションにあわせて
クカラッチャズ(用語集14)をするんですね。
肩から美しい波状運動ができるようになれば、合格!!
ただ単に、
“肘から手を横に広げて、閉じてくる”
というアーム・アクションより、
繊細かつダイナミックな表現になるよ。
そして、最後の決めは、手先まで“気持ち”をこめて行うこと
(指先使いは明日のお楽しみ!)
そのうち、他のフィガーの中でも、
肩~肘~手首の連動で
アーム・アクション
が使えるようになってくるだろう。
では、ルンバの音楽に合わせて、
アーム・アクション付きの
クカラッチャズをやってみよう!!
続く 第157話へ
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腕だけのものとしては捉えていないわ。
肩甲骨ならびに体幹からつながって起こるもの、
そして、インナーマッスルもシッカリ使っているわね。
腕の動きは、
肩甲骨・肘(ひじ)・手首
この3箇所に着目ね」
ジュンコ先生はそう言って、
自分の右腕を伸ばしてみせた。
みんなもマネをして、
自分の手を伸ばして観察し始めている。
「手首から先、つまり手・指先は
かなり繊細で複雑な運動が可能だけれど、
アーム自体には関節が少ない分、
手・指先ほど色とりどりのアクションはできない。
でも、肩甲骨・肘・手首の可動範囲を広げて、
肩甲骨~上腕~肘~前腕~手首
までの
長いシェイプ・ラインを連動
させていくことができるようになったら、動きは一変する。
それぞれのパーツの相乗効果が生み出す
表情豊かなアクションに大変身!
波状運動を伴った、
流れるようなしなやかアクションができるようになるのよ」
その後、ジュンコ先生から
長いシェイプ・ラインを連動させる、
トッテオキのエクササイズが紹介された。
アーム・シェイプ
エクササイズ
左右どちらの腕からでも良いが、
ココでは右手のエクササイズから始めるとしよう。
1.両足を肩幅に開いて立つ。
2.右手を右耳スレスレのところを通りながら真上に上げる。
グーッと右体側はストレッチさせてね。
3.右肘(ひじ)の高さは変えずに、右手の肘(ひじ)を折り、
右脇の下のところに手・指を下ろしてくる。
4.右脇のところで手首を返し、
手のひらを上に向けリレーバトンを受けとるようなカタチにする。
5.逆手のままで右横に腕をグッーと伸ばしていく。
どんな状態かチェックしてみよう。
最大限に腕が内側にねじれた状態になっているね?
そして、肩が前に倒れ、肩甲骨がめくれ上がったような状態、
手のひらは天井に向いている。
誰かに腕を返された状態。
逮捕された犯人が警察に取り押さえられたような感じだね。
6.ねじりを元に戻していく。
手首・肘(ひじ)はそのままで、まず肩口だけを外側に返す。
外側に向けて肩を回しながら下ろしていくような感じ。
前にせり出していた肩がグーッと沈み込み、
肩甲骨もググッと下りていくとOK。
5での“返し技”が大きくできているほど、変化があるだろう。
肩の次は、肘(ひじ)、次は手首の順に外に返していく。
最後は、ねじりを返してきた余波で、
手のひらが、ゆるやかに前、または天井を向くまで。
1~6を繰り返す。
左右とも。
このエクササイズのポイントは、
5の内側に最高にねじった
“返し技”から、元に戻そうとする6の部分、
肩~肘~手首の順番で
連動して外に返していくところだ。
力まずに自然に任せながら、返せるようになるのがベスト。
肩・肘(ひじ)・手首が
いっぺんにひっくり返ってしまうようなら、
5の“返し技”のとき、
返らないように誰かに手首を持っていてもらうと、いいね。
エクササイズをやりながら、
空いているもう一方の手で、脇・アバラ骨辺りを触ってみると、
すごく動いているのがわかるだろう。
ソウ!コレは結構“全身運動”ナンだ。
少しできるようになってきたら、
ステップつきでやってみよう!
手を横に伸ばしていくときに、足も横に1歩、踏み出すんだ。
このとき、1でそれほど手を高く上げなくても良し。
そして、6が終わったら、手を胸の前まで納めてくる。
手を収めると同時に、足も戻してくる。
ステップは少々大きくなってもOK。
手足が連動できるようになったら、結構楽しめるぞ。
で、ステップを小さくして
ココからこの運動を
ルンバのアーム・アクションにしていこう。
2、3、4・1
1小節で
“胸元で手を返しつつ、逆手で腕を伸ばして、返して戻す”
の一巡を行う。
右手のときは右足を横に踏み出して
左手のときは左足を横に踏み出して、閉じる。
ソウ!
実はこのアーム・シェイプ・アクションにあわせて
クカラッチャズ(用語集14)をするんですね。
肩から美しい波状運動ができるようになれば、合格!!
ただ単に、
“肘から手を横に広げて、閉じてくる”
というアーム・アクションより、
繊細かつダイナミックな表現になるよ。
そして、最後の決めは、手先まで“気持ち”をこめて行うこと
(指先使いは明日のお楽しみ!)
そのうち、他のフィガーの中でも、
肩~肘~手首の連動で
アーム・アクション
が使えるようになってくるだろう。
では、ルンバの音楽に合わせて、
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クカラッチャズをやってみよう!!
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