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巻頭コラム
「ダンス姿勢」について考える
NO.1
強制か? 矯正か?
ダンスにおける良い姿勢って
どんな姿勢をイメージするかしら!?
「背筋がスーッと伸びていて、
肩もスッキリ下りているし、
お腹がグーッと引っ込んで・・」
確かにね。
トップのダンサーに、
エライ猫背、ゴツイいかり肩の人は見かけない。
ダブダブした締りのないお腹なんて
“オー・マイ・ゴッド”だモンね。
ソウ、ヤッパリダンスは美しい姿勢でなきゃぁ。
それなら自分も!ということで、
鏡を見ながら、マネしてみることに。
グーッと頭を上に上げ、背筋を伸ばし、
肩を下ろし、お腹を引っ込め・・・
おう、なかなかキレイ!コレで、ヨーシ。
って・・・あのぉ、苦しくありません?
「平気さ。いくぞ!レッツダンス!」
なんておっしゃいますが、
そのマンマで踊って楽しいかしら?
“踊った気”するのかしら?
ソレより何より、
ダンス、上達するのかしら?
答えは、NO!
なぜって・・・きっとそれは、
“強制”だから。
姿勢の
“矯正”は必要だけど、
(欠点・悪習などを正常な状態に直すこと)
“矯正”を“強制”でやっても、
本当の問題解決にいたらないんだよな。
カラダの各パーツパーツには、
本来あるべき
“場所”っていうところがあって
一つひとつが適材適所に収まって、
ちゃんと仕事をしてくれれば、
機能的な美しい姿勢ができあがる・・・。
知るべきは、
適材適所がどこなのかということと、
どんな仕事=動きをするべきなのか
ということであって、
はやーくから、
できあがりのカタチなんかをつくっちゃったりしたら、
ソレが邪魔をして
カラダが学習しにくくなっちゃうから、要注意だ!!
『おまえはココにいるべきじゃない。あっちへ行け!』
なぁんて強制しても、反発を食らうだけでしょ?
願わくは
『あ、私、自分のやる仕事を思い出しました』
って自ら喜んで動いてもらえるように仕向けること。
そのためのシステム作りに関する色々なことを
これからもこのブログで取り上げていくから参考にしてみてね。
で、今回紹介した
カラダの中にある
2つのクロスの認識(第152・153話)
も“姿勢矯正”にとっても役にたつんだよ。
両肩甲骨と、恥骨辺りとリンクすれば、
「背筋がスーッと伸びて、肩スッキリ」になれるし
大腰筋と菱形筋とのリンクは
まず、大腰筋が両足を引っ張ることで
「お腹をグーッと引き上げた」状態になる。
で、菱形筋と連動できれば、
ソフトでいながら、強靭な美しい背中が手に入るんだ!
ダンス姿勢は、
一日にして成らず
・・・ですぞ。
ジュンコ先生の
“男性のステップなしでする
オープン・ヒップ・トゥイストの3歩”
のレッスンが続いている。
「“押し合って”十分な距離にまで離れたら、
自動的に“引き合う”に切り替わっているはずね。
次に女性は男性のところに戻ってくるわけだけれど、
大切なのは、お互いの距離が詰まってくる間中、
お互いに『ここにいるよ』を伝えあうことができることよ」
(第150話)
みんな真剣に取り組んでいる。
「男性は、息を吸いながら、
肩甲骨を寄せ合う身体操作をし、
女性が、左足、右足と2歩前進する感覚を
ちゃんと感じ届けること。
(第153話)
女性は、男性と同様、息を吸いつつ、
肩甲骨を寄せ合う身体操作をしながら、
男性から呼ばれたからといってもトットと帰らず、
シッカリと2歩、ルンバウォークをしてね。
そして、お互いの体を直接引きあうのではなくて、
自分のグリップに近づいていくんだってことも忘れないで」
(第151話)
「さて、注目の女性のトゥイスト(回転)ね。
ズーッと引き付けあった延長に、
『今、押しあうマサにそのとき!』
が自然に現れたかしら?」
「先生、うまくいきました!」
森田さんがうれしそうに声を上げた。
「息を吸うことで
背中が広がった様な感じがあって、
自分のボディの懐(ふところ)中に
相手を包みこみながらリードできるようになりました」
「すごく、ソフトなリードです」
一緒に踊っている千恵子さんもうれしそうだ。
「良かったわね!前はどうやっていたのかしら?」
ジュンコ先生が尋ねると
「以前は、迫ってくる女性と腕相撲していました(笑)
早くから“押さなきゃ”とばかり意識して
腕を力ませていたと思います」
「私も、そうです。
手で押してまわっていたんですが、
今は
息を吐くと同時にトゥイストできました」
と千恵子さん。
「すごい!ソレはとても正しいやり方よ!
よくできたわね」
「ボクもやりやすくなりました!」
今度は坂田さんだ。
「どんな風に?」
「ボクは、女性にとって壁にならなきゃいけないと思って、
引き込みながら肩甲骨を寄せ合って
胸を張っていたんですけど、
腕が意味もなく後ろに引けすぎて
うまく女性のトゥイストのリードに結びつきませんでした。
押そうと思っても、
なんだかお腹に力が入ってこないというか、
スカを食らうような感じだったんです」
「なるほどね。よくわかるわ。
ドウ改善したのかしら?」
「はい、肩甲骨をいきなり寄せ合うのではなく
下ろすこと(第153話)で、
腕が後ろに行き過ぎなくなって、
お腹に力が入るようにもなりました。
シッカリお腹の奥で女性をリード
しているように感じます」
「みんなすごく進歩したわね」
ジュンコ先生もうれしそうだ。
続く 第155話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
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「ダンス姿勢」について考える
NO.1
強制か? 矯正か?
ダンスにおける良い姿勢って
どんな姿勢をイメージするかしら!?
「背筋がスーッと伸びていて、
肩もスッキリ下りているし、
お腹がグーッと引っ込んで・・」
確かにね。
トップのダンサーに、
エライ猫背、ゴツイいかり肩の人は見かけない。
ダブダブした締りのないお腹なんて
“オー・マイ・ゴッド”だモンね。
ソウ、ヤッパリダンスは美しい姿勢でなきゃぁ。
それなら自分も!ということで、
鏡を見ながら、マネしてみることに。
グーッと頭を上に上げ、背筋を伸ばし、
肩を下ろし、お腹を引っ込め・・・
おう、なかなかキレイ!コレで、ヨーシ。
って・・・あのぉ、苦しくありません?
「平気さ。いくぞ!レッツダンス!」
なんておっしゃいますが、
そのマンマで踊って楽しいかしら?
“踊った気”するのかしら?
ソレより何より、
ダンス、上達するのかしら?
答えは、NO!
なぜって・・・きっとそれは、
“強制”だから。
姿勢の
“矯正”は必要だけど、
(欠点・悪習などを正常な状態に直すこと)
“矯正”を“強制”でやっても、
本当の問題解決にいたらないんだよな。
カラダの各パーツパーツには、
本来あるべき
“場所”っていうところがあって
一つひとつが適材適所に収まって、
ちゃんと仕事をしてくれれば、
機能的な美しい姿勢ができあがる・・・。
知るべきは、
適材適所がどこなのかということと、
どんな仕事=動きをするべきなのか
ということであって、
はやーくから、
できあがりのカタチなんかをつくっちゃったりしたら、
ソレが邪魔をして
カラダが学習しにくくなっちゃうから、要注意だ!!
『おまえはココにいるべきじゃない。あっちへ行け!』
なぁんて強制しても、反発を食らうだけでしょ?
願わくは
『あ、私、自分のやる仕事を思い出しました』
って自ら喜んで動いてもらえるように仕向けること。
そのためのシステム作りに関する色々なことを
これからもこのブログで取り上げていくから参考にしてみてね。
で、今回紹介した
カラダの中にある
2つのクロスの認識(第152・153話)
も“姿勢矯正”にとっても役にたつんだよ。
両肩甲骨と、恥骨辺りとリンクすれば、
「背筋がスーッと伸びて、肩スッキリ」になれるし
大腰筋と菱形筋とのリンクは
まず、大腰筋が両足を引っ張ることで
「お腹をグーッと引き上げた」状態になる。
で、菱形筋と連動できれば、
ソフトでいながら、強靭な美しい背中が手に入るんだ!
ダンス姿勢は、
一日にして成らず
・・・ですぞ。
ジュンコ先生の
“男性のステップなしでする
オープン・ヒップ・トゥイストの3歩”
のレッスンが続いている。
「“押し合って”十分な距離にまで離れたら、
自動的に“引き合う”に切り替わっているはずね。
次に女性は男性のところに戻ってくるわけだけれど、
大切なのは、お互いの距離が詰まってくる間中、
お互いに『ここにいるよ』を伝えあうことができることよ」
(第150話)
みんな真剣に取り組んでいる。
「男性は、息を吸いながら、
肩甲骨を寄せ合う身体操作をし、
女性が、左足、右足と2歩前進する感覚を
ちゃんと感じ届けること。
(第153話)
女性は、男性と同様、息を吸いつつ、
肩甲骨を寄せ合う身体操作をしながら、
男性から呼ばれたからといってもトットと帰らず、
シッカリと2歩、ルンバウォークをしてね。
そして、お互いの体を直接引きあうのではなくて、
自分のグリップに近づいていくんだってことも忘れないで」
(第151話)
「さて、注目の女性のトゥイスト(回転)ね。
ズーッと引き付けあった延長に、
『今、押しあうマサにそのとき!』
が自然に現れたかしら?」
「先生、うまくいきました!」
森田さんがうれしそうに声を上げた。
「息を吸うことで
背中が広がった様な感じがあって、
自分のボディの懐(ふところ)中に
相手を包みこみながらリードできるようになりました」
「すごく、ソフトなリードです」
一緒に踊っている千恵子さんもうれしそうだ。
「良かったわね!前はどうやっていたのかしら?」
ジュンコ先生が尋ねると
「以前は、迫ってくる女性と腕相撲していました(笑)
早くから“押さなきゃ”とばかり意識して
腕を力ませていたと思います」
「私も、そうです。
手で押してまわっていたんですが、
今は
息を吐くと同時にトゥイストできました」
と千恵子さん。
「すごい!ソレはとても正しいやり方よ!
よくできたわね」
「ボクもやりやすくなりました!」
今度は坂田さんだ。
「どんな風に?」
「ボクは、女性にとって壁にならなきゃいけないと思って、
引き込みながら肩甲骨を寄せ合って
胸を張っていたんですけど、
腕が意味もなく後ろに引けすぎて
うまく女性のトゥイストのリードに結びつきませんでした。
押そうと思っても、
なんだかお腹に力が入ってこないというか、
スカを食らうような感じだったんです」
「なるほどね。よくわかるわ。
ドウ改善したのかしら?」
「はい、肩甲骨をいきなり寄せ合うのではなく
下ろすこと(第153話)で、
腕が後ろに行き過ぎなくなって、
お腹に力が入るようにもなりました。
シッカリお腹の奥で女性をリード
しているように感じます」
「みんなすごく進歩したわね」
ジュンコ先生もうれしそうだ。
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