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真理と和夫は、
スポット・ターン・の練習を繰り返していた。
スポット・ターン・トゥ・レフトから
スポット・ターン・トゥ・ライト、
またスポット・ターン・トウ・レフトへの連続・・・
「ねぇ、
『コレからスポットターンに入りますよ』
ってところのカラダの使い方を
もっとユックリやってみて欲しいの。
この“準備部分”が私、一番難しいわ」
シェイピング・リードのところだね」
「そう、その部分ってね、
手を合わせて
女性にスポット・ターンを伝えようとする男性と、
手には触れずに両腕を横に広げて
リードしようとする人とがいるでしょ?
カズはどうしているの?」
「ボクは、手を合わせるようにしているよ」
「ソレは、どちらでも別にかまわないのかな?」
「基本的にはそうだろうね。
要するに、
相手にターンの合図ができればOKなんだから」
「じゃ、なぜカズは手を合わせるの?
何か、理由があってそうしているの?」
「実は最初はね、
手を合わせるのがイヤでやっていなかったんだ。
手を押し合うことでターンを伝えるカッコウがダサい!
幼稚!と思ったから(笑)
ソレより、
両腕を横に広げたほうがすっきりキレイで良い感じ!ってね。
でもあるとき、
なんとなく気になってジュンコ先生に質問したんだ。
そうしたら、手を合わせるほうを勧められた・・・」
「へぇ~」
「そのとき先生は、
『シッカリと相手とコミュニケーションをとるため』
という理由以外に、
手を合わせるリードのほうが
ボディの使い方の勉強になるから
って言っていたんだけど、
こうやってスポット・ターンだけを丁寧に練習してみて、
その意味が初めてわかったような気がするんだ」
スポット・ターンへの導入部、
相手と手を合わせる
シェイピング・リードのカタチを作ることが、
なぜ、ボディの使い方の勉強になるのか?
スポット・ターン・トゥ・レフトの中から
その部分だけをクローズアップしてみよう。
男性 左足に体重を乗せ、右足は横へポイント
女性 右足に体重を乗せ、左足は横へポイント
ここからスタートだ。
① ボディで足を引き寄せる
ポイントしている足は、
“お休み”させ、カラダの中から引っ張って寄せてみよう。
すると・・・
ポイントしている足と対角にある側の手が動く。
コレは、
足を引っ張っている大腰筋と
肩甲骨辺りの筋肉=菱形筋の連動の様子だったね。
足を寄せるにつれ、
手もヤヤ前に移動しながら
カラダの中心に寄ってくる感じになることを観察しよう。
(手はカラダから離れていかないというところに注意)
オナカがグッと締まってくる感じになれば正解。
と、ここまでできれば、
お互い手を合わせることがナチュラルに感じるだろう。
ただし、このコンタクトアーム(男性 左手 女性 右手)は、
ヒジを張るなどのカタチは一切必要ナシ。
② 背筋がまっすぐ横へ進んで行くのを感じる
①のアクションを続けると、
男性は左へ、女性は右へ背筋が移動するのを感じるだろう。
ただし、ポイントしている足は引き寄せながらもまだ、
アクロスにはいたっていない。
コンタクト・アームとポイントする足が
インナーマッスルを通してうまく連動していれば、
男性は左側、女性は右側、
つまりこれから進んでいく方向に対して
強い抵抗感があるのを感じとれるだろう。
それはあたかも、コンタクト・アーム、ボディ、ヒップ、ふともも、
足で形成された見えない“壁”のようだ。
そして、コンタクトアームをソッと触れ合わせたまま、
お互いの横への移動感覚を確かめあってみよう。
二人の壁で作られた空間にエネルギーがもれることなく、
封じ込めていく感覚が得られるはずだ。
③ アクロス中も動きを止めない
大切なのは足をアクロス(横切る)させている間も、
背筋の横へのムーブ(動き)は止めないってこと。
そうでないと、カラダが斜めになってしまったり、
動きの小さなスポット・ターンになったりしてしまう。
背筋の移動中、
カラダを早くに開いてしまったらヒックリ返ってしまうので、
ここでのコンタクト・アームは大切だ。
フリーアーム(男性 右手 女性 左手)も、
体重の乗っている足との対角上にラインし、バランスをとる。
このクロス状態をながーく続けてみる。
続く 第149話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
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とても励みになっています。(ジュンコ)
真理と和夫は、
スポット・ターン・の練習を繰り返していた。
スポット・ターン・トゥ・レフトから
スポット・ターン・トゥ・ライト、
またスポット・ターン・トウ・レフトへの連続・・・
「ねぇ、
『コレからスポットターンに入りますよ』
ってところのカラダの使い方を
もっとユックリやってみて欲しいの。
この“準備部分”が私、一番難しいわ」
シェイピング・リードのところだね」
「そう、その部分ってね、
手を合わせて
女性にスポット・ターンを伝えようとする男性と、
手には触れずに両腕を横に広げて
リードしようとする人とがいるでしょ?
カズはどうしているの?」
「ボクは、手を合わせるようにしているよ」
「ソレは、どちらでも別にかまわないのかな?」
「基本的にはそうだろうね。
要するに、
相手にターンの合図ができればOKなんだから」
「じゃ、なぜカズは手を合わせるの?
何か、理由があってそうしているの?」
「実は最初はね、
手を合わせるのがイヤでやっていなかったんだ。
手を押し合うことでターンを伝えるカッコウがダサい!
幼稚!と思ったから(笑)
ソレより、
両腕を横に広げたほうがすっきりキレイで良い感じ!ってね。
でもあるとき、
なんとなく気になってジュンコ先生に質問したんだ。
そうしたら、手を合わせるほうを勧められた・・・」
「へぇ~」
「そのとき先生は、
『シッカリと相手とコミュニケーションをとるため』
という理由以外に、
手を合わせるリードのほうが
ボディの使い方の勉強になるから
って言っていたんだけど、
こうやってスポット・ターンだけを丁寧に練習してみて、
その意味が初めてわかったような気がするんだ」
スポット・ターンへの導入部、
相手と手を合わせる
シェイピング・リードのカタチを作ることが、
なぜ、ボディの使い方の勉強になるのか?
スポット・ターン・トゥ・レフトの中から
その部分だけをクローズアップしてみよう。
男性 左足に体重を乗せ、右足は横へポイント
女性 右足に体重を乗せ、左足は横へポイント
ここからスタートだ。
① ボディで足を引き寄せる
ポイントしている足は、
“お休み”させ、カラダの中から引っ張って寄せてみよう。
すると・・・
ポイントしている足と対角にある側の手が動く。
コレは、
足を引っ張っている大腰筋と
肩甲骨辺りの筋肉=菱形筋の連動の様子だったね。
足を寄せるにつれ、
手もヤヤ前に移動しながら
カラダの中心に寄ってくる感じになることを観察しよう。
(手はカラダから離れていかないというところに注意)
オナカがグッと締まってくる感じになれば正解。
と、ここまでできれば、
お互い手を合わせることがナチュラルに感じるだろう。
ただし、このコンタクトアーム(男性 左手 女性 右手)は、
ヒジを張るなどのカタチは一切必要ナシ。
② 背筋がまっすぐ横へ進んで行くのを感じる
①のアクションを続けると、
男性は左へ、女性は右へ背筋が移動するのを感じるだろう。
ただし、ポイントしている足は引き寄せながらもまだ、
アクロスにはいたっていない。
コンタクト・アームとポイントする足が
インナーマッスルを通してうまく連動していれば、
男性は左側、女性は右側、
つまりこれから進んでいく方向に対して
強い抵抗感があるのを感じとれるだろう。
それはあたかも、コンタクト・アーム、ボディ、ヒップ、ふともも、
足で形成された見えない“壁”のようだ。
そして、コンタクトアームをソッと触れ合わせたまま、
お互いの横への移動感覚を確かめあってみよう。
二人の壁で作られた空間にエネルギーがもれることなく、
封じ込めていく感覚が得られるはずだ。
③ アクロス中も動きを止めない
大切なのは足をアクロス(横切る)させている間も、
背筋の横へのムーブ(動き)は止めないってこと。
そうでないと、カラダが斜めになってしまったり、
動きの小さなスポット・ターンになったりしてしまう。
背筋の移動中、
カラダを早くに開いてしまったらヒックリ返ってしまうので、
ここでのコンタクト・アームは大切だ。
フリーアーム(男性 右手 女性 左手)も、
体重の乗っている足との対角上にラインし、バランスをとる。
このクロス状態をながーく続けてみる。
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