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「さぁ、カナちゃん、お待たせしました!
おなじみの

ルンバのニュー・ヨークを取り上げて、

アームアクションを見ていくわよ」




「ジュンコ先生、覚えていてくれたんだ! 
私がニュー・ヨークをカッコよく踊りたい、
ナチュラルなフリーアームを
手に入れたいって言っていたのを・・・」
(第133話)
カナちゃん、いきなり自分の名前を呼ばれて
ビックリしながらも喜んでいる。



「ニュー・ヨークは、
フリー・アームがとっても印象的なステップね。
カッコよく、決まったラインに憧れを抱く人も多いと思うわ。
ただし、
外へ華やかな表現するフリー・アームより、
相手と組んで繊細な関わりを感じあう
コンタクト・アームを主に勉強しつつ、
フリー・アームへのつながりを習得
していったほうが、
内容も、見た目も満たされるようになるのよ。
こうなると、大切になるのは

コンタクト・アームと

各自のカラダの

インナーマッスルの連動
ね」



ここでジュンコ先生は、
二人組みになるように指示し、


「ニュー・ヨークは左右あるけれど、
片方がわかれば要領は一緒よ。
まずは、男性右・女性左へのニュー・ヨークからね」


男性右・女性左へのニュー・ヨーク
(チェック・フロム・オープン・CPP)
男性は左手で女性の右手を取り、向かい合って立つ。
男性、右足に体重、女性、左足体重から
1.男性、右へ1/8回転し、左足前進  女性、左へ1/8回転し、右足前進 
2.男性、右足に戻る            女性、左足に戻る
3.男性、左足横に             女性、右足横に


「この場合、男性のフリー・アームは右手、
コンタクト・アームは左手。
女性はソノ反対で、フリー・アームは左手、
コンタクト・アームは右手ね。
最初は試しに、それぞれの、
フリーアームに焦点を合わせてやってみましょうか。
カッコよく、派手にやっていいのよ。
できたら、反対方向のニュー・ヨーク
(チェック・フロム・オープン・PP)もやって見て。
この場合は、
フリー・アームとコンタクト・アームは、逆さまになるわね」



ザワザワ・・・それぞれが取り組み始めた。



カナちゃんは、思い切り良く、
フリー・アームを使ってみている。



でも・・・



「さぁ、どうかな?」



「先生、つながりを感じません!」
カナちゃんが声を上げた。



「カナちゃん、ソノつながりって、
相手とのつながりってことかしら?」



「ソレはもちろんなんですけれど、
・・なんて言うか、
ソウ、左手と右手のつながり、それから足もカナ? 
全体的になんか、バラバラでシックリこないんです。
以前は、思い切りラインするだけで楽しかったのに
・・・つながりを感じないとチットモ面白くないわ。」



「そう、ソレはきっとカナちゃんが上達したからよ。
外側だけで踊ってもつまらなくなってきたのね」


ジュンコ先生は笑いながらそう言い、


「では、レベルアップしたカナちゃんのために、
インナーマッスルの連動で作るニュー・ヨークの実践、
やってみましょうか」

つ・ま・り
足を動かす大腰筋と手を動かす菱形筋の連動で、(第62話)


上半身と下半身のつながりから

ニュー・ヨーク・ラインを完成させる!!



男性と女性が向かい合って立った所から・・
男性 体重の乗っている右足
女性と握り合っている左手に注目!

① 左足を横にポイントしたまま、
ギリギリまで床から外さないつもりで
左手を先に右へ運んでいく、つまり女性の手を先導。

ここで、思い出そう!
右の大腰筋は左の菱形筋に、
つまり、
カラダの中で対角の力が伝わるようになっている。
だから、
体重を右足にのせたまま

カラダの中から左手を出していく

感じにする


・・・ここがポイント
うまくいけば、カラダの中がグィーンと
伸びていくのを感じることができる。
このとき、つないでいる女性の左手を通し、
女性のカラダの中も
自分と同じように動かしていこうとすると良い。

フリー・アームである右手は、
ポイントした左足とのつながりを、
カラダの中を通して感じておく。


結果、右手は早く開きすぎることはない。
(コチラにも対角の力がつながっている)
『さぁ一緒に開きましょう』
気持ちのリード(第105話)とともに、
女性と一緒に開いていこう!

② 晴れて、左足に到着してからも、
まだ、カラダの中の左手の菱形筋
右足の大腰筋のつながりでグィーンと伸ばし続ける。
結果、右ボディがストレッチされ、ソノ先にある、
右手、フリーアームも伸びていく。


ニュー・ヨーク・ライン完成!


女性も要領は全く一緒だ。
体重の乗っている左足と
男性と握り合っている右手を同じように連動させる。
左の大腰筋と右の菱形筋のつながりだ。
体重を左足にのせたまま

カラダの中から右手を出していく



      続く 第145話へ



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