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女性の背中を優しく包む、
限りなくフィット感のある極上の右手


とは、

・高性能のセンサーモードに切り替わり、
女性の背中にあわせて変化し続ける手

・潜在的なハンド・パワーが目覚めている手

そんな右手獲得の暁には、
もれなく、機能的で美しい右ホールドもついてくる!
なんて夢のような話なのだが・・・。

そのためのキーワードは「意識転換」!?って、

いったいどんな意識をドンナ風に変えろって言うの?



「手に、より高感度なセンサーを内蔵させるためには、
手の感受力を鍛えなければいけないわ。
そのための必須条件は、
指・手首を含む手の周辺の筋肉のリキみをとること!
(第124話) 
でも、
実はそれだけでは不十分なのよ」

ジュンコ先生はそう言ってみんなのほうに向き直った。



「さぁ、では意識転換その1

ホールドをするとき、決して
ヒジを張ろうとしないこと!!・・・ヒジは無理に上げる必要ナシ
ヒジの角度は決めないこと!!・・・ヒジをセット(固定)してはダメ
すると肩に無駄な力も入らないから、
いわゆる“右肩が出る”こともない、
だからあえて
肩を下に下ろそうとしないこと!!
つまり、

ホールドのカタチを

持たないようにすること!!




男性陣、
特に佐藤さんは少し困惑した表情で聞いている。



・・・を実践してみて欲しいの。
ホールドおよび右手に関する筋肉をできるだけ
ほぐれた状態にしておく・・・
コレを最重要課題にするためよ。
そして、筋肉の性能を上げていくの」(第121122123話)


「指・手首だけではなく、ヒジ・肩のリキみがとれることで、
ようやく手のセンサーが起動することができるのよ。
ダンスの右ホールド、
特にイングリッシュスタイル(競技スタイル)のホールドは、
ある意味特殊な格好だから、
どうしても女性に触れた手のひらセンサーが鈍ってしまうの。
“ひじを落としたらダメ"
“キレイな形にしなきゃ"
“右肩を落とさないと”
などと、集中力が散らばったらもうアウト!
言うなれば、ブラック・ボックスに手を突っ込み(第123話)ながら、
手の形や腕の形を気にしているようなものね(笑)
自分が今触れているものに対してのセンサーが鈍って当然。
だから、カタチのことはちょっとおいといて、
『女性の背中の動きを感受し続ける手』
になれるよう感受力を鍛えハンド・パワーを目覚めさせ、
床から汲み上げたエネルギーを、
できるだけ手から放出させる訓練を積んだほうが、
かえって、
ヒジの落ちない、
キレイな形で、
右肩の上がらないホールドに成長していく



ここで、ジュンコ先生は、
少しいたずらっぽく笑いながら
「・・・というふうに、
右手だけではなくホールドの作り方自体に対する意識転換が、
果たしてできるかどうかね。(第50話)
ちょっと、難しそうでしょ?」



真剣なまなざしで聞いていた平田さんが口を開いた。
「40年も、今先生がおっしゃったような意識とは
全く違う世界で踊ってきました(笑)
競技会に出ていた頃は、
美しくて壊れないホールドを
サンザン練習してきた思い出はありますが、
パートナーに触れていた右手が
ドンナ感じであったかなんて、記憶にありませんわ。
そんな私でも、
これから訓練を積んだら
極上の右手やホールドになれるんでしょうかね?
イヤ、まだ、
成長の余地があるのかなと気になったものですから」




ジュンコ先生は笑いながら
「大丈夫よ!進化・成長は、思い立ったときいつからでもOK。
ただし、まず習慣性を変えるまでが少し大変ね。
「無駄な力を抜く」といっても
どれが無駄で、どのくらいがちょうど良い力の入れ方かさえ
わからなくなっているほどに、
センサーが狂っている可能性も高いから、
まずは

手・腕・肩の力を

とことん一切抜いちゃう!


ことをおススメするわ」



「一切、とことん力を抜くか・・・
そんなことできるんでしょうか」
と平田さん。



「ええ、ソレを訓練するわけよ(笑)
特に男性の方は、
無意識的に“腕力”でホールドを形作ってしまっている人が多いから、
そこから直していかなきゃならないわ。
そのテン、腕の力のない女性のほうが
男性役をやったとき良いホールドが作れたりする(笑)
私の生徒さんで男性役をこなせる方のホールドは
『本物の男性より、ソフトで踊りやすい』って評判なのよ。
見た目もちゃんとしたイングリッシュスタイル。
彼女たちは、ホールドをカタチ作る苦労を知らないの。
リキみをとる大変さは知っているけれどね」
ジュンコ先生がそういうと、



ずっと腑に落ちないような顔をし続けていた佐藤さんが、
いよいよ口を開き、
「先生、でも一切の力を抜いてホールドしても、
ホールドのカタチにならないんじゃないですか!?」




「だから、カタチはいらないのよ・・・」
ジュンコ先生が落ち着いて説明しようとすると、



佐藤さん、少々いらだち、
「こんなんで良いんですか?」
といいながら、
ヒジがダラーンと垂れ下がったホールドの格好をやってみせた。
「コレだと、組んでいる女性に悪いような気がするんですが」



「大丈夫よ、佐藤さん。
ソレがサカサマなのよ。
女性から感謝されることはあるかもしれないけれどね・・・」


ジュンコ先生は余裕でそう答え、


「では、意識転換その2に移るわね。
そこで話していくわ」



      続く 第127話へ



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