2007.05.18 (第115話) 呼吸を使った究極のリード&フォローXXXⅦ アレマーナの後半のリード
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良いリードって、
次の3つの要素を満たしているんだって。
方向・速さ・アクション
例えば、アレマーナの後半3歩だったら、
ある程度正しい回転量の方向に導くことができ(方向)
2・3・4・1の音楽に合っていて(速さ)
前進してから回転の操作をわかって(アクション)
リードをする
・・・これで、まぁよし!
でも、それが発展して
空間・相対時間・エネルギー
の3つを満たせれば、
もっと、良いリードになるそうな。
じゃ、やってみよ!
で、先生からもらったヒントは、
女性と同じ体験をカラダの中に作り出す
これって、一体どういうことなんだろう?
「男性のアレマーナの後半3歩の足型はわかるわね」
ジュンコ先生はそう言って、白板に書き始めた。
アレマーナの後半4・5・6歩 男性のステップ
前の足 左足プレス
↓A
4歩目 右足後退 タイミング2
↓B
5歩目 左足その場 タイミング3
↓C
6歩目 右足左足にクローズ タイミング4・1
「ポイントは、AおよびBC
つまり、
ステップからステップの間をどう過ごすかね。(第98話)
足から足に飛び乗っていては、
女性と同じ
『空間・相対時間・エネルギー』の体験は決してできないわ。
たぶん、女性よりも早くステップを終えてしまう、
女性を無謀に押す、引っ張る、手だけでまわす・・
いろいろな問題が出てくるわ」
ジュンコ先生はそう言って、
「まず、女性は何をしているか、から整理するわよ。
女性はアレマーナの後半の3歩は、
なにをしているんだったかな、まず最も簡単に言えば?」
「回っている・・・」
カナちゃんがボソッと答えた。
「正解!そうね。
女性は回っているのよ。
ということは、男性のするべきことその①は・・・」
ジュンコ先生は、白板に大きくこう書いた。
① カラダの中を回転させ、
女性と一緒に回っている気持ちを持つ
「では、もっと詳しく女性のステップを見ていきましょうか。
ただ、くるっと回るんだった?」
「いえ、前進してから回転でした」
「そうね。
ということはABCそれぞれで、
前進してから回転をイメージするの。
すると
A 女性の左足を前進させようとした結果、右足を引く
B 女性の右足を男性から離れさせようとした結果、左足に戻る
C 女性を自分のほうに振り向かせ、前進させようとした結果、
右足左足にクローズ
というふうに、
自分のステップは、
女性を導いた結果
であることがわかってくるわ」
② カラダの中で女性とともに
前進からターンを行い、
女性を導いた結果、
ステップにいたる感覚を身につける
みんなは適当にカップルになり、
実際にアレマーナの後半の3歩を練習し始めた。
「男性は、
ステップからステップをズーッとつないで、
女性の運動をなぞっていってごらん」
「男性は、女性をリードした結果動くのよ」
「カラダの中が動いてきたでしょう!?」
「手は力を抜いて、お互いあわせておくだけでいいのよ」
先生は、みんなを見回りながら声をかけている。
「男性の動きが女性の動きをなぞり、
リードがうまくいくようになると
大きく右足はバックできない
ゆえに、前に置いた左足のかかとが上がらない。
カラダの中のインナー・マッスルが無限大∞に動いている。
以上がチェックポイントだけど、どうかしら?」
「たった3歩なのに、結構大変ですわ。
女性と同じくらいエネルギー使いますなぁ。
コレに比べると、今までのは、
ペランと足をただ引いて戻していただけのように思います」
平田さん、汗をかいている。
「今回は全くアーム(腕・手)の運動は取り上げていないけれど、
なぜかわかるかな?」
「手は女性に合わせてフォローしておいて、
カラダの中でリードできることを
まず目指したほうがいいから、ですか?」
「そのとおりよ!良くわかったわね、和夫さん。
ナゼそう思ったの?」
「手はカラダの中の動きと連動して動くものだろうし、
何より、女性も自分で踊れるわけだから、
きっかけだけ与えたら、後は特別に回す必要はないと思って。
それより、
手を通して女性の動きを感じたいなとは思いましたけど・・・」
「その考えで正解よ!多くの人が、
自分のカラダの中の動きとつながっていない手で、
女性を動かそうとして、
女性の空間・時間を無視したリードをしてしまっているわ。
また、コネクションとしてのアームの使い方にも、
実は多くの人が問題を抱えているの。
その大半が、
カラダの中が育たない間に、
きついコネクションをやってしまう
からなんだけれども・・・
コレは大切な話なので、いずれ特別に取り上げるわね」
続く 第116話へ
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とても励みになっています。(ジュンコ)
良いリードって、
次の3つの要素を満たしているんだって。
方向・速さ・アクション
例えば、アレマーナの後半3歩だったら、
ある程度正しい回転量の方向に導くことができ(方向)
2・3・4・1の音楽に合っていて(速さ)
前進してから回転の操作をわかって(アクション)
リードをする
・・・これで、まぁよし!
でも、それが発展して
空間・相対時間・エネルギー
の3つを満たせれば、
もっと、良いリードになるそうな。
じゃ、やってみよ!
で、先生からもらったヒントは、
女性と同じ体験をカラダの中に作り出す
これって、一体どういうことなんだろう?
「男性のアレマーナの後半3歩の足型はわかるわね」
ジュンコ先生はそう言って、白板に書き始めた。
アレマーナの後半4・5・6歩 男性のステップ
前の足 左足プレス
↓A
4歩目 右足後退 タイミング2
↓B
5歩目 左足その場 タイミング3
↓C
6歩目 右足左足にクローズ タイミング4・1
「ポイントは、AおよびBC
つまり、
ステップからステップの間をどう過ごすかね。(第98話)
足から足に飛び乗っていては、
女性と同じ
『空間・相対時間・エネルギー』の体験は決してできないわ。
たぶん、女性よりも早くステップを終えてしまう、
女性を無謀に押す、引っ張る、手だけでまわす・・
いろいろな問題が出てくるわ」
ジュンコ先生はそう言って、
「まず、女性は何をしているか、から整理するわよ。
女性はアレマーナの後半の3歩は、
なにをしているんだったかな、まず最も簡単に言えば?」
「回っている・・・」
カナちゃんがボソッと答えた。
「正解!そうね。
女性は回っているのよ。
ということは、男性のするべきことその①は・・・」
ジュンコ先生は、白板に大きくこう書いた。
① カラダの中を回転させ、
女性と一緒に回っている気持ちを持つ
「では、もっと詳しく女性のステップを見ていきましょうか。
ただ、くるっと回るんだった?」
「いえ、前進してから回転でした」
「そうね。
ということはABCそれぞれで、
前進してから回転をイメージするの。
すると
A 女性の左足を前進させようとした結果、右足を引く
B 女性の右足を男性から離れさせようとした結果、左足に戻る
C 女性を自分のほうに振り向かせ、前進させようとした結果、
右足左足にクローズ
というふうに、
自分のステップは、
女性を導いた結果
であることがわかってくるわ」
② カラダの中で女性とともに
前進からターンを行い、
女性を導いた結果、
ステップにいたる感覚を身につける
みんなは適当にカップルになり、
実際にアレマーナの後半の3歩を練習し始めた。
「男性は、
ステップからステップをズーッとつないで、
女性の運動をなぞっていってごらん」
「男性は、女性をリードした結果動くのよ」
「カラダの中が動いてきたでしょう!?」
「手は力を抜いて、お互いあわせておくだけでいいのよ」
先生は、みんなを見回りながら声をかけている。
「男性の動きが女性の動きをなぞり、
リードがうまくいくようになると
大きく右足はバックできない
ゆえに、前に置いた左足のかかとが上がらない。
カラダの中のインナー・マッスルが無限大∞に動いている。
以上がチェックポイントだけど、どうかしら?」
「たった3歩なのに、結構大変ですわ。
女性と同じくらいエネルギー使いますなぁ。
コレに比べると、今までのは、
ペランと足をただ引いて戻していただけのように思います」
平田さん、汗をかいている。
「今回は全くアーム(腕・手)の運動は取り上げていないけれど、
なぜかわかるかな?」
「手は女性に合わせてフォローしておいて、
カラダの中でリードできることを
まず目指したほうがいいから、ですか?」
「そのとおりよ!良くわかったわね、和夫さん。
ナゼそう思ったの?」
「手はカラダの中の動きと連動して動くものだろうし、
何より、女性も自分で踊れるわけだから、
きっかけだけ与えたら、後は特別に回す必要はないと思って。
それより、
手を通して女性の動きを感じたいなとは思いましたけど・・・」
「その考えで正解よ!多くの人が、
自分のカラダの中の動きとつながっていない手で、
女性を動かそうとして、
女性の空間・時間を無視したリードをしてしまっているわ。
また、コネクションとしてのアームの使い方にも、
実は多くの人が問題を抱えているの。
その大半が、
カラダの中が育たない間に、
きついコネクションをやってしまう
からなんだけれども・・・
コレは大切な話なので、いずれ特別に取り上げるわね」
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