2007.05.13 (第110話) 呼吸を使った究極のリード&フォローXXXⅡ 相手の影響を受けてみる
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ファン・ポジションからアレマーナに至る前半の3歩
■男性へのお願い
特別なリードなんてなくてもイイ、
ただ、知ってほしいのです。
女性が“何をしているのか”ということを。
もし全くご存じないのならば、
「これだけは」という点をお伝えしておきますね。
① 1歩目で後退し、両足をそろえます。
・・・くれぐれも、早くから引っ張らないで。
② それから2歩、歩いて、あなたの左前まで戻ってきます。
・・・まとめて2歩ではなく、
1歩1歩、歩いていることを感じてくださればうれしいな。
ソレができた暁には?
・・・ごめんなさい、
まだまだ“お願い”は続くのです。
①で
ただ、両足をそろえるだけではなく、
親指同士を合わせてキレイに、そろえたいのです。
そろえ終わった後は、
踏み換えた右足の上で、じっくり床を感じたい・・・。
②で
正しい前進ウォークをしながら、
1歩1歩、あなたと感じ合いたいのです。
もちろん、アレマーナへの誘導は、
ハッキリと(でも乱暴はイヤよ)
早めに (でも早くにウォークの動きを止められても困るわ)
アレマーナへ、女性が入りやすいように・・・
そして、
最後に、大切な大切なお願い
音楽に乗って、
気持ち良く、
格好よく、
ウンと美しく、
踊りたい!!!
もちろん、
あ・な・た と一緒に
・・・って、私、欲張りかしら?
「これは何もアレマーナのリードだけに限ったことではないけれど、
今現在よりレベルアップしたリードを目指したい男性は、
一度試してみてほしいことがあるのよ」
ジュンコ先生は静かに話し始めた。
「それはね、
完全に女性の動きをフォローしてみること」
みんなから
ヘェ~という空気が流れた。
「もちろんこれは、
一人でステップが踏めない女性相手に対しては無理なんだけれども、
ある程度踊れる女性に対しては、ぜひソウやってみて欲しいのよ。
ものすごく、リードの勉強になるから」
そう言いながら、先生は白板にこう書いた。
相手に影響を与えたいのならば、
まずは、相手の影響を受けてみる!!
「特に、
今のようにあらかじめステップの順番が決まっているときなどは、
『次、何をしかけようか?』
という気遣いがなくていいわけだから、
女性のフォローに徹してみる。
すると今まで見えていなかったいろいろなものが見えてくるわよ」
ジュンコ先生は笑いながらそう言った。
「たとえば、
ファン・ポジションで女性が足をそろえるところ。
ここのリードをさらに良いものにしていくには、
『女性が足をそろえる』
という知識を男性が持っていること、
これが最低条件。
でも、そのままでは不完全ね。
次に必要なのは、
『実際に女性が足をそろえている』
という感覚。
足をそろえるということを知っていても、
相手が足をそろえている感覚を
カラダを通して知らなければ、
リードしたつもり・・・で終わっちゃうわよ。
『あ、今そろえたゾ。そして、体重を乗せ換えた』
というワンシーン・ワンシーンが
実感として持てるようになって初めて“良いリードができました”
ってことになるんだからね」
ちょっと厳しいなぁ、それは・・・
森田さん、坂田さん、佐藤さん・・
みんな自信がなさそうな感じ。
「『自分のことに精いっぱいで相手にまで気が回らない』
という方が多いんだけれど、
自分の何を精いっぱいすればいいのかってところから、
ズレていることも多いの。
知らず知らず、相手のためになっていないことばっかりやっていて、
女性から
『あなたのリードがないほうが踊りやすい』
なんて言われたら、悲しいでょ?」
本当にそうだなぁ・・・
佐藤さんはソウ思い始めていた。
「特に、今やっている
“ファンからアレマーナの回転に誘導するところ”
などは、
ちゃんとリードしているつもり
の男性がとっても多いんだから・・・。
その上、
ボディをコウ使えとか、
呼吸をドウしろとかって習うわけでしょ(笑)
ソレをしようと思って、
余計に本来のコミュニケ―ションから遠ざかるんなんて、
おかしなことにならないように気をつけれなければならないわ」
そう言ってジュンコ先生はこういう指示を出した。
「女性の方が責任を持って踊ってみます。
今まで習ってきたことを確かめながら・・・
① ベーシック・ムーブメントを何回かしてから、
好きな時にファンに向かう
② アレマーナをして元に戻る
で男性は女性をフォローします。
女性の動きをよく観察してね。
女性は、次なるレッスン課題
『ファン・ポジションから歩いてきて、アレマーナの回転へリード』
する感覚を男性に覚えてもらうためにも、
ソコのシーンを特に丁寧に踊って上げてね」
続く 第111話へ
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とても励みになっています。(ジュンコ)
ファン・ポジションからアレマーナに至る前半の3歩
■男性へのお願い
特別なリードなんてなくてもイイ、
ただ、知ってほしいのです。
女性が“何をしているのか”ということを。
もし全くご存じないのならば、
「これだけは」という点をお伝えしておきますね。
① 1歩目で後退し、両足をそろえます。
・・・くれぐれも、早くから引っ張らないで。
② それから2歩、歩いて、あなたの左前まで戻ってきます。
・・・まとめて2歩ではなく、
1歩1歩、歩いていることを感じてくださればうれしいな。
ソレができた暁には?
・・・ごめんなさい、
まだまだ“お願い”は続くのです。
①で
ただ、両足をそろえるだけではなく、
親指同士を合わせてキレイに、そろえたいのです。
そろえ終わった後は、
踏み換えた右足の上で、じっくり床を感じたい・・・。
②で
正しい前進ウォークをしながら、
1歩1歩、あなたと感じ合いたいのです。
もちろん、アレマーナへの誘導は、
ハッキリと(でも乱暴はイヤよ)
早めに (でも早くにウォークの動きを止められても困るわ)
アレマーナへ、女性が入りやすいように・・・
そして、
最後に、大切な大切なお願い
音楽に乗って、
気持ち良く、
格好よく、
ウンと美しく、
踊りたい!!!
もちろん、
あ・な・た と一緒に
・・・って、私、欲張りかしら?
「これは何もアレマーナのリードだけに限ったことではないけれど、
今現在よりレベルアップしたリードを目指したい男性は、
一度試してみてほしいことがあるのよ」
ジュンコ先生は静かに話し始めた。
「それはね、
完全に女性の動きをフォローしてみること」
みんなから
ヘェ~という空気が流れた。
「もちろんこれは、
一人でステップが踏めない女性相手に対しては無理なんだけれども、
ある程度踊れる女性に対しては、ぜひソウやってみて欲しいのよ。
ものすごく、リードの勉強になるから」
そう言いながら、先生は白板にこう書いた。
相手に影響を与えたいのならば、
まずは、相手の影響を受けてみる!!
「特に、
今のようにあらかじめステップの順番が決まっているときなどは、
『次、何をしかけようか?』
という気遣いがなくていいわけだから、
女性のフォローに徹してみる。
すると今まで見えていなかったいろいろなものが見えてくるわよ」
ジュンコ先生は笑いながらそう言った。
「たとえば、
ファン・ポジションで女性が足をそろえるところ。
ここのリードをさらに良いものにしていくには、
『女性が足をそろえる』
という知識を男性が持っていること、
これが最低条件。
でも、そのままでは不完全ね。
次に必要なのは、
『実際に女性が足をそろえている』
という感覚。
足をそろえるということを知っていても、
相手が足をそろえている感覚を
カラダを通して知らなければ、
リードしたつもり・・・で終わっちゃうわよ。
『あ、今そろえたゾ。そして、体重を乗せ換えた』
というワンシーン・ワンシーンが
実感として持てるようになって初めて“良いリードができました”
ってことになるんだからね」
ちょっと厳しいなぁ、それは・・・
森田さん、坂田さん、佐藤さん・・
みんな自信がなさそうな感じ。
「『自分のことに精いっぱいで相手にまで気が回らない』
という方が多いんだけれど、
自分の何を精いっぱいすればいいのかってところから、
ズレていることも多いの。
知らず知らず、相手のためになっていないことばっかりやっていて、
女性から
『あなたのリードがないほうが踊りやすい』
なんて言われたら、悲しいでょ?」
本当にそうだなぁ・・・
佐藤さんはソウ思い始めていた。
「特に、今やっている
“ファンからアレマーナの回転に誘導するところ”
などは、
ちゃんとリードしているつもり
の男性がとっても多いんだから・・・。
その上、
ボディをコウ使えとか、
呼吸をドウしろとかって習うわけでしょ(笑)
ソレをしようと思って、
余計に本来のコミュニケ―ションから遠ざかるんなんて、
おかしなことにならないように気をつけれなければならないわ」
そう言ってジュンコ先生はこういう指示を出した。
「女性の方が責任を持って踊ってみます。
今まで習ってきたことを確かめながら・・・
① ベーシック・ムーブメントを何回かしてから、
好きな時にファンに向かう
② アレマーナをして元に戻る
で男性は女性をフォローします。
女性の動きをよく観察してね。
女性は、次なるレッスン課題
『ファン・ポジションから歩いてきて、アレマーナの回転へリード』
する感覚を男性に覚えてもらうためにも、
ソコのシーンを特に丁寧に踊って上げてね」
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