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「ファン・ポジションで足をそろえるところにまで、
リード&フォローがあるなんて知らなかったわ」
カナちゃん、いたく感心している。
「・・・ということは、
そろえてからの前進2歩も、
男性とのコミュニケーションがあるはずよね。
どんな感じか良くわからないから、ちょっと待ってみようかな?」
カナちゃんは、
ファンで足をそろえてから少し平田さんの様子をうかがった
・・・すると、
「あ、誘導してくれている!」
初めての感覚だった。
「平田さん、お上手ですね!何か変えられました?」
思わず言ってしまった、カナちゃん。
すると平田さんは笑いながら
「いやぁ、さっきからずっとこうしていますけどなぁ。
今ようやく私のリードを感じて動いて下さったみたいで、
うれしかったですよ」
「ええっ、そうだったんですね、
ごめんなさい・・・」
「気持ちのテクニックを使って
『こっちへ来てね』と言う前にもう戻ってこられていたんで・・・。
まぁ、男性としては何にもしないで良いので楽なんですが(笑)」
「さぁ、みんなどうかしら?
女性がファンで足をそろえるところのリード&フォロー、
体験できたかしら?
ここができたら、実はすごい!
というくらい難しいところなんだけど」
ジュンコ先生が声をかけた。
「ハイ!できました」
と、手を上げたのは何と真理。
坂田さんも満足そうに微笑んでいる。
まだシックリこない和夫は、
それを見て
「あ、先を越された・・・」
ちょっと悔しげだ。
「では真理ちゃん、
どんな感覚を体験できたのか話せるかしら?」
「エエと、
ファンの左足の上で4のアップ感覚から
&1&とダウン感覚になるに従って、
右足がゆるんで寄ってきて、
それに合わせて
ずーっと息を吐いていってたんです。
そのうち、
スーと吸いたくなるところがあって、
それとほぼ同時に、
坂田さんがつないでいる手を
どうぞ、そろえてね
って感じでこっちに差し出してくれたんです。
それが合図でそろえることができました(タイミング2)」
「二人ともよくできたわね。
その感覚で正解だわ。
では、坂田さんはどうして、
真理ちゃんに左手を差し出すことができたのかしら?
無意識でソウなったの?」
先生が尋ねると、坂田さんは控えめな口調で話し始めた。
「左足を前進するとき(タイミング2)
習った通りに息を吸ってアップ感覚を利用したんです。
そしたら
左手も一緒にアップ気味になって
横にスッと移動して、
女性へのリードになったのかカナぁと思います。
あ、その時
『どうぞ、そろえてね』という気持ちを使ったらいいと
真理さんにアドバイスをいただきました」
「坂田さん、それでいいのよ。
それが、
呼吸やインナーマッスルと
手が連動した感覚なの。
腕の力を抜いて、
楽にすればするほどわかりやすくなるものだけれど、
よくできたわね」
坂田さんはルンバで褒められたのは初めてで
とってもうれしそうだ。
真理に小さな声で
「真理さんのおかげです・・・」
真理もニコニコしている。
みんな、
もう一度坂田さんと真理の話を参考に
練習を開始している。
先生の声が飛んだ。
「タイミング2のアップ感覚によって、
足をそろえることが無事できてからのタイミング&のダウン感覚
・・・ここもとっても重要よ。
女性は右足、男性は左足の上で床へプレス(第94話)
ここでお互い十分なコミュニケーションをとると次に、
女性は左足をスタートを切ることができるわ(タイミング3)」
先生はそう言ってから
「男性のステップでいえば、
左足前進して(タイミング2)
その上で床へプレス(タイミング&)
右足に戻る(タイミング3)
までが大きな山場ね。
ここが上手くいけば、
ファンで女性の足がそろう→女性、左足のスタートを切る
までのリード&フォローが
鮮やかにつながってくるのよ」
そう言って、白板にまとめ始めた。
男性
タイミング2 アップ感覚で左足前進
女性のほうへ左手が差し出される感じ
タイミング& そのままダウン感覚
差し出された左手も静かに床に下りる感じ
次に、
ボディが床へのプレスを続けると、
左足の上で、ヒップのローテーションが始まる。
それと連動して、
女性に差し出していた左手が
自動的に右前に引き寄せられてくる
・・・ココが最大のポイント。
なぜか?
結果、女性を自分ほうへ誘導したことになるから。
タイミング3 アップ感覚を利用し女性を誘導し続ける
女性
タイミング2 男性からの合図とともに、右足がそろう。
このときはまだアップ感覚
タイミング& 床をプレスするダウン感覚
ここで、男性とのコミュニケーションをとる
あわてて出ていかない
タイミング3 床をプレスするダウン感覚を続けると、
スタートを切ることができる。
アップ感覚。
続く 第110話へ
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「ファン・ポジションで足をそろえるところにまで、
リード&フォローがあるなんて知らなかったわ」
カナちゃん、いたく感心している。
「・・・ということは、
そろえてからの前進2歩も、
男性とのコミュニケーションがあるはずよね。
どんな感じか良くわからないから、ちょっと待ってみようかな?」
カナちゃんは、
ファンで足をそろえてから少し平田さんの様子をうかがった
・・・すると、
「あ、誘導してくれている!」
初めての感覚だった。
「平田さん、お上手ですね!何か変えられました?」
思わず言ってしまった、カナちゃん。
すると平田さんは笑いながら
「いやぁ、さっきからずっとこうしていますけどなぁ。
今ようやく私のリードを感じて動いて下さったみたいで、
うれしかったですよ」
「ええっ、そうだったんですね、
ごめんなさい・・・」
「気持ちのテクニックを使って
『こっちへ来てね』と言う前にもう戻ってこられていたんで・・・。
まぁ、男性としては何にもしないで良いので楽なんですが(笑)」
「さぁ、みんなどうかしら?
女性がファンで足をそろえるところのリード&フォロー、
体験できたかしら?
ここができたら、実はすごい!
というくらい難しいところなんだけど」
ジュンコ先生が声をかけた。
「ハイ!できました」
と、手を上げたのは何と真理。
坂田さんも満足そうに微笑んでいる。
まだシックリこない和夫は、
それを見て
「あ、先を越された・・・」
ちょっと悔しげだ。
「では真理ちゃん、
どんな感覚を体験できたのか話せるかしら?」
「エエと、
ファンの左足の上で4のアップ感覚から
&1&とダウン感覚になるに従って、
右足がゆるんで寄ってきて、
それに合わせて
ずーっと息を吐いていってたんです。
そのうち、
スーと吸いたくなるところがあって、
それとほぼ同時に、
坂田さんがつないでいる手を
どうぞ、そろえてね
って感じでこっちに差し出してくれたんです。
それが合図でそろえることができました(タイミング2)」
「二人ともよくできたわね。
その感覚で正解だわ。
では、坂田さんはどうして、
真理ちゃんに左手を差し出すことができたのかしら?
無意識でソウなったの?」
先生が尋ねると、坂田さんは控えめな口調で話し始めた。
「左足を前進するとき(タイミング2)
習った通りに息を吸ってアップ感覚を利用したんです。
そしたら
左手も一緒にアップ気味になって
横にスッと移動して、
女性へのリードになったのかカナぁと思います。
あ、その時
『どうぞ、そろえてね』という気持ちを使ったらいいと
真理さんにアドバイスをいただきました」
「坂田さん、それでいいのよ。
それが、
呼吸やインナーマッスルと
手が連動した感覚なの。
腕の力を抜いて、
楽にすればするほどわかりやすくなるものだけれど、
よくできたわね」
坂田さんはルンバで褒められたのは初めてで
とってもうれしそうだ。
真理に小さな声で
「真理さんのおかげです・・・」
真理もニコニコしている。
みんな、
もう一度坂田さんと真理の話を参考に
練習を開始している。
先生の声が飛んだ。
「タイミング2のアップ感覚によって、
足をそろえることが無事できてからのタイミング&のダウン感覚
・・・ここもとっても重要よ。
女性は右足、男性は左足の上で床へプレス(第94話)
ここでお互い十分なコミュニケーションをとると次に、
女性は左足をスタートを切ることができるわ(タイミング3)」
先生はそう言ってから
「男性のステップでいえば、
左足前進して(タイミング2)
その上で床へプレス(タイミング&)
右足に戻る(タイミング3)
までが大きな山場ね。
ここが上手くいけば、
ファンで女性の足がそろう→女性、左足のスタートを切る
までのリード&フォローが
鮮やかにつながってくるのよ」
そう言って、白板にまとめ始めた。
男性
タイミング2 アップ感覚で左足前進
女性のほうへ左手が差し出される感じ
タイミング& そのままダウン感覚
差し出された左手も静かに床に下りる感じ
次に、
ボディが床へのプレスを続けると、
左足の上で、ヒップのローテーションが始まる。
それと連動して、
女性に差し出していた左手が
自動的に右前に引き寄せられてくる
・・・ココが最大のポイント。
なぜか?
結果、女性を自分ほうへ誘導したことになるから。
タイミング3 アップ感覚を利用し女性を誘導し続ける
女性
タイミング2 男性からの合図とともに、右足がそろう。
このときはまだアップ感覚
タイミング& 床をプレスするダウン感覚
ここで、男性とのコミュニケーションをとる
あわてて出ていかない
タイミング3 床をプレスするダウン感覚を続けると、
スタートを切ることができる。
アップ感覚。
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