目次へ
ベーシック・ムーブメントから
ファンに開く練習が続いている・・・
和夫と真理も、ジュンコ先生のプリント(第103話)
を手掛かりに一生懸命だ。
先生は、巡回しながら各カップルを指導している。
和夫と真理もいろいろなアドバイスをもらった。
・・・結果
「うれしい!
① ファンに開くとき、ぶつからなくなったわね。
② 女性の左足が、
男性の両足の中にスムーズに導かれるようにもなった」
「ウン、それに
③ ファン・ポジションになったときも、離れすぎなくなった」
先生が和夫と真理に与えたアドバイス
① ②の成功ポイント
左回転と、
アップからダウンを利用し接近する
▼男性が女性を次にファンに導こうとする時、
ベーシック・ムーブメントに左回転(1/8 45度)をかけた
▼ベーシック・ムーブメントの3歩目、女性を次にファンに導こうと、
男性左足 横少し後ろに置いたその足の上での、
息を吸った感じのアップ感覚 (タイミング4)がミソ。
ここで、
ボディが落ちてしまったら、
次の息を吐いた感じのダウン感覚(タイミング&1&)を利用しながらの、
女性の誘導ができなくなる。
▼ダウン感覚に連動し、
ゆるやかに手を下ろす(男性・左手 女性・右手)と、
女性が男性に接近するとき、いい距離感が保てる。
③の成功ポイント
2歩目、向かい合う。
3歩目男女それぞれの回転を正確に
▼男性の両足の間にうまく女性の左足を導くことができたら、
まずOK(上記①参照)
▼ファンの2歩目で、男女の位置関係に気をつけて。
男性左足その場、女性右足後ろ少し横で、
ちょうど向かい合う位置にお互いがいること。(タイミング3)
▼次のダウン感覚を利用して(タイミング&)、
女性は左回転をかけ(1/4 90度)ファンポジションになること。
左足が後退した正しいファンになることができ、男性とも離れすぎない。
▼男性、女性の背中にまわした右手を、早くに離さない。
2歩目で向かい合った時はまだホールド状態のこと。
ファンに送り出した時、自然と離れるに任せる。
▼男性の回転もポイント。
2~3歩で左へ1/8。
最終歩は女性にフォローする感じ。
「先生!質問です」
ケイコさんだ。
「私、回転量とか覚えるのが苦手なんですけれども、
覚えないといけないもんでしょうか?
スタンダードではフロアーを回っていくから、必要ってわかるんですが、
ルンバで回転量を覚えるのはナゼかなとも思ったんですが・・・」
「いい質問ね」
とジュンコ先生は笑っている。
「覚えるべきテクニックには優先順位があるんだけれども、
ルンバにおいてのカラダの回転は、
ルンバウォークやフットワークより大切
に思ったほうがいいかもね」
みんな、ヘェ~なぜ?
といった表情だ。
「もちろんカラダの回転は正しく踊った結果ともいえるから、
初歩の段階では、知る必要のないテクニックだとも言えるのね。
それに、カラダの回転を重視するあまり、
音楽が聞こえなくなったり、
組んでいる相手をほっておいて
『アッチ向こうとかコッチ行こう』ってなったら、NG!
本末転倒よ。
こうなったら、いらない知識になっちゃうから要注意ね」
ジュンコ先生はそうクギをさしてから、
「ではなぜ、重要なステップにおいては
回転量を把握しておくほうが良いと言うのか・・・
それはね、
男女のコミュニケーションが
ダントツにやりやすくなるからなの」
ジュンコ先生は、そう言ってニッコリほほ笑んだ。
「教科書には、ステップにおけるカラダ回転が
こと細やかに記されているんだけど、
それを紐解いていくと、実にうまい具合にできているなぁって思うのね。
ベーシックルンバにおけるカラダの回転は、
お互いを感じあい、
大切にコミュニケーションをとった結果できあがったものなんだなぁ、
ってわかってくるわ」
みんな、真剣な表情になってきた。
「正しいカラダの回転量を知ることによって、
目指すべき方向を知っておくと
男性は
力任せ・無理やりのリードをしなくて済む
自分のステップは、女性の動きをフォローした結果であるとわかる
女性は
相手任せにならないで自立して踊れるようになる
男性のリードしだいで、うまく踊れたり、踊れなかったりがなくなる
もちろん『知っていて、やろうとしてもできない』
ということを繰り返すかもしれないくらいに、
カラダの回転というテクニックも、簡単なものではないわ。
いろいろなカラダのテクニックが絡み合って出来上がってくるものだから、
あせらずに、男女のいい関わりを勉強する手段だと思って勉強してね」
先生はそう言ってから、ファンに開くまでのところにおける、
重要なカラダの回転についてもう一度チェックした。
男性の、ベーシック・ムーブメントをしながらの1/8回転は、
次ファンに行きますよという女性への合図になるわ。
ファンの2・3歩の1/8回転は
女性を無事、ファンに送り出した結果のフォローね。
離れすぎないファン・ポジションのためにもぜひ試みてね」
女性の回転で大切なのは、
ファンの2歩目の右足、ここでの左へ1/8回転は、
男性と向かい合い、感じあうためのものよ。
スタコラサッサと
男性の前を素通りしていかないためにもチェックしてね。
そして、練習をして欲しいのが最終歩の1/4回転。
2歩目の右足から3歩目の左足バックまでがうまくコントロールでき、
スムーズにつながれば、
男性とのコミュニケーションが途切れないファン・ポジションの位置
に行くことができるのよ」
「実は、回転量だけではなくまだあるのよ。
他のステップにも通じる大切なテクニックが。
ベーシック・ムーブメントからファンの中でぜひ練習に加えてほしいの。
それはね・・・
ジュンコ先生のレッスンは続く
続く 第105話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
ベーシック・ムーブメントから
ファンに開く練習が続いている・・・
和夫と真理も、ジュンコ先生のプリント(第103話)
を手掛かりに一生懸命だ。
先生は、巡回しながら各カップルを指導している。
和夫と真理もいろいろなアドバイスをもらった。
・・・結果
「うれしい!
① ファンに開くとき、ぶつからなくなったわね。
② 女性の左足が、
男性の両足の中にスムーズに導かれるようにもなった」
「ウン、それに
③ ファン・ポジションになったときも、離れすぎなくなった」
先生が和夫と真理に与えたアドバイス
① ②の成功ポイント
左回転と、
アップからダウンを利用し接近する
▼男性が女性を次にファンに導こうとする時、
ベーシック・ムーブメントに左回転(1/8 45度)をかけた
▼ベーシック・ムーブメントの3歩目、女性を次にファンに導こうと、
男性左足 横少し後ろに置いたその足の上での、
息を吸った感じのアップ感覚 (タイミング4)がミソ。
ここで、
ボディが落ちてしまったら、
次の息を吐いた感じのダウン感覚(タイミング&1&)を利用しながらの、
女性の誘導ができなくなる。
▼ダウン感覚に連動し、
ゆるやかに手を下ろす(男性・左手 女性・右手)と、
女性が男性に接近するとき、いい距離感が保てる。
③の成功ポイント
2歩目、向かい合う。
3歩目男女それぞれの回転を正確に
▼男性の両足の間にうまく女性の左足を導くことができたら、
まずOK(上記①参照)
▼ファンの2歩目で、男女の位置関係に気をつけて。
男性左足その場、女性右足後ろ少し横で、
ちょうど向かい合う位置にお互いがいること。(タイミング3)
▼次のダウン感覚を利用して(タイミング&)、
女性は左回転をかけ(1/4 90度)ファンポジションになること。
左足が後退した正しいファンになることができ、男性とも離れすぎない。
▼男性、女性の背中にまわした右手を、早くに離さない。
2歩目で向かい合った時はまだホールド状態のこと。
ファンに送り出した時、自然と離れるに任せる。
▼男性の回転もポイント。
2~3歩で左へ1/8。
最終歩は女性にフォローする感じ。
「先生!質問です」
ケイコさんだ。
「私、回転量とか覚えるのが苦手なんですけれども、
覚えないといけないもんでしょうか?
スタンダードではフロアーを回っていくから、必要ってわかるんですが、
ルンバで回転量を覚えるのはナゼかなとも思ったんですが・・・」
「いい質問ね」
とジュンコ先生は笑っている。
「覚えるべきテクニックには優先順位があるんだけれども、
ルンバにおいてのカラダの回転は、
ルンバウォークやフットワークより大切
に思ったほうがいいかもね」
みんな、ヘェ~なぜ?
といった表情だ。
「もちろんカラダの回転は正しく踊った結果ともいえるから、
初歩の段階では、知る必要のないテクニックだとも言えるのね。
それに、カラダの回転を重視するあまり、
音楽が聞こえなくなったり、
組んでいる相手をほっておいて
『アッチ向こうとかコッチ行こう』ってなったら、NG!
本末転倒よ。
こうなったら、いらない知識になっちゃうから要注意ね」
ジュンコ先生はそうクギをさしてから、
「ではなぜ、重要なステップにおいては
回転量を把握しておくほうが良いと言うのか・・・
それはね、
男女のコミュニケーションが
ダントツにやりやすくなるからなの」
ジュンコ先生は、そう言ってニッコリほほ笑んだ。
「教科書には、ステップにおけるカラダ回転が
こと細やかに記されているんだけど、
それを紐解いていくと、実にうまい具合にできているなぁって思うのね。
ベーシックルンバにおけるカラダの回転は、
お互いを感じあい、
大切にコミュニケーションをとった結果できあがったものなんだなぁ、
ってわかってくるわ」
みんな、真剣な表情になってきた。
「正しいカラダの回転量を知ることによって、
目指すべき方向を知っておくと
男性は
力任せ・無理やりのリードをしなくて済む
自分のステップは、女性の動きをフォローした結果であるとわかる
女性は
相手任せにならないで自立して踊れるようになる
男性のリードしだいで、うまく踊れたり、踊れなかったりがなくなる
もちろん『知っていて、やろうとしてもできない』
ということを繰り返すかもしれないくらいに、
カラダの回転というテクニックも、簡単なものではないわ。
いろいろなカラダのテクニックが絡み合って出来上がってくるものだから、
あせらずに、男女のいい関わりを勉強する手段だと思って勉強してね」
先生はそう言ってから、ファンに開くまでのところにおける、
重要なカラダの回転についてもう一度チェックした。
男性の、ベーシック・ムーブメントをしながらの1/8回転は、
次ファンに行きますよという女性への合図になるわ。
ファンの2・3歩の1/8回転は
女性を無事、ファンに送り出した結果のフォローね。
離れすぎないファン・ポジションのためにもぜひ試みてね」
女性の回転で大切なのは、
ファンの2歩目の右足、ここでの左へ1/8回転は、
男性と向かい合い、感じあうためのものよ。
スタコラサッサと
男性の前を素通りしていかないためにもチェックしてね。
そして、練習をして欲しいのが最終歩の1/4回転。
2歩目の右足から3歩目の左足バックまでがうまくコントロールでき、
スムーズにつながれば、
男性とのコミュニケーションが途切れないファン・ポジションの位置
に行くことができるのよ」
「実は、回転量だけではなくまだあるのよ。
他のステップにも通じる大切なテクニックが。
ベーシック・ムーブメントからファンの中でぜひ練習に加えてほしいの。
それはね・・・
ジュンコ先生のレッスンは続く
続く 第105話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
| Home |