2007.04.24 (第91話) 呼吸を使った究極のリード&フォローXIII 音楽を「聴く」世界
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ジャーン
これから音楽を聴く世界で、
ルンバのベーシックムーブメントを踊ります!
では、まず準備から・・・
ハイ、カラダをリラックスさせて
静かーに、自分の呼吸を意識してみましょう。
吸ってぇ~吐いてぇ~
周りの雑音が消えて、
呼吸にのみ集中できるまでユーックリ繰り返しましょう。
ドウ?
自分の呼吸感覚が鮮明になってきましたか?
エ、何で、こんな準備が必要かって?
だって音楽は、
自分の呼吸が感じとれるくらい精妙な(極めて細かく巧みな)
研ぎ澄まされたレベルになってようやく聴こえてくるもの・・・。
日頃のザワザワ、ガーガーがあたり前になっている“耳”で
「聴くなんてチョロイもんよ」
とは、甘いアマイ!
ナンたって、音楽は“周波数”という波。
見ることも、触ることもできない・・・繊細なモノですからねぇ。
OK! ではミュージック・スタート!
♪♪♪♪~ ♪♪♪♪~
音楽が鳴り始め、
あなたのカラダはそれに向かって開いていきますよぉ~
それはあたかも、全身の毛穴という毛穴がプハァ~とゆるみ、
そこから音楽エネルギーが吸い込まれていくような感じ・・・。
あ~気持ちいい~
ハイ、それでは
カラダの中に吸収された音楽エネルギーの体内循環感覚と、
呼吸との一致を試みましょう。
吸ってぇ~吐いてぇ~
音楽の“波”はより、クリアになってきて
・・・聴・こ・え・た
あぁ、
カラダと音楽はみごとに同調
境目がなくなっている。
ツツタツ・ツツタツ・・
ズンズクズクズクズク・・
チチキチキチキチキ・・
自らの体内で音楽が鳴り始めているではないか!
お、踊りたい!!
「・・・となって、
いざ、ベーシックムーブメント、スタート!
ができたら最高ね」
みんなは、
ちょっと別次元の話を聞かされているような、顔つきだ。
その雰囲気を察した、ジュンコ先生、
「もうこのレベルでは、
音楽の構成『1234』なんて、超えてしまっている状態なんだけど、
もちろん音楽が耳に入ってきた一瞬は
『1234』と判別して“聞いて”いるの。
でも、問題はここから。
このまま聞き続けるか、
聴く世界に移行するか、
2つのスイッチがあって、自分で選択できるのよ。
ここで『聴く』を選んだら、
カラダはその世界への扉を開けようとし始める・・・
つまりは、『1234』よりも
精妙な世界に自ら溶け込んでいこうという
冒険が始まるのよ」
みんな、へぇ~という雰囲気だ。
「聞く」か「聴く」かは、
自分で選べるもの!?という話が新鮮だった。
「あのぉ、それは、
『1&2&3&4&・・』という&カウントで聞くと言うことですか?」
佐藤さんだ。
「うーん、それはまだ『聞く』世界観からのテクニックね。
『聴く』とは違う。
そういう数字の世界ではないの。
数字の世界観は絶対時間で、
ここで言う『聴く』の世界観は相対時間の話なのよ。(第81話)
わかるかしら?」
「いやぁ~、ちょっと…まだ無理です」
佐藤さんはちんぷんかんぷんのようだ。
「相対時間ということは、
その音楽が耳に入ってきたとき、「1234」の識別だけに終わらず、
音楽によって、
自分のカラダが
どう変化していくかを感じていく
ってことなのよ」
数人は、先生の話が実感としてわかるようだ。
真理もその一人だった。
「私、音楽を聞いていて気分が乗ってくると、
カラダを動かしたいってウズウズしてくる、
それって“聴く”スイッチがONになっていたんだわ」
先生は話を続けている。
「音楽が耳に入ってきて『聴く』世界のスイッチを選択すると、
次の瞬間に、
自らのハート&ボディが刺激を受け始めるの。
結果、ボディを動かしたい、
つまり、踊りたいかどうかは、個人差があるわ。
ハートが大きく動くときもある。
時に懐かしくなったり、うれしくなったり、悲しくなったり・・
大きく魂を揺さぶられるそれはなんとも素晴らしい感覚よ。
そんな形での『聴く』を
体験したことがある人もいるんじゃないのかしら?」
心の琴線に触れるってことですわな。
私は「リベラタンゴ」が鳴ると、
心が騒ぎだして踊りたい!思いますわ。
それは『聴く』体験だったんですな」
平田さんだ。
「そうよ。聞くと聴くの違いは、ソコにあるの。
つまり、音楽の『聴く』には感動がともなう。
『感じて動く』のよ、ハート&ボディが・・・」
「いい話ですね。
聴くって難しいことではないように思えてきました。
ダンスミュージックだからって特別に思っていたような・・・。
外しちゃダメ、正しく聞かなきゃダメと思ってばかりいたんで、
感動なんて全然・・・。
もっと、これからリラックスしてみます」
音楽に不安があった森田さん、明るい顔でそういった。
「音楽を聴いて感動しようなんて言いながら
『外れている』なんてヤボな話…のようなんだけど、
実は『聴く』の世界には、
外れているとか間違いなんて言葉は、本来はないわけ。
どのように聴こうがまったくの自由なの。
でも、やっぱり、ことこのダンスに関しては、
最初の情報である『1234』は正確に取れるほうがいいわね」
ジュンコ先生、みんなを見渡しながら
「なぜか?その理由は…
①相手の音楽表現の邪魔をしないため(第90話)
②音楽の波にちゃんと乗って踊ったほうが気持ちいい
まぁ、音楽が本当に聴こえるようになったら、
外すという世界自体、自然消滅していくだろうけれどね」
次回、いよいよベーシックムーブメントへ。
続く 第92話へ
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ジャーン
これから音楽を聴く世界で、
ルンバのベーシックムーブメントを踊ります!
では、まず準備から・・・
ハイ、カラダをリラックスさせて
静かーに、自分の呼吸を意識してみましょう。
吸ってぇ~吐いてぇ~
周りの雑音が消えて、
呼吸にのみ集中できるまでユーックリ繰り返しましょう。
ドウ?
自分の呼吸感覚が鮮明になってきましたか?
エ、何で、こんな準備が必要かって?
だって音楽は、
自分の呼吸が感じとれるくらい精妙な(極めて細かく巧みな)
研ぎ澄まされたレベルになってようやく聴こえてくるもの・・・。
日頃のザワザワ、ガーガーがあたり前になっている“耳”で
「聴くなんてチョロイもんよ」
とは、甘いアマイ!
ナンたって、音楽は“周波数”という波。
見ることも、触ることもできない・・・繊細なモノですからねぇ。
OK! ではミュージック・スタート!
♪♪♪♪~ ♪♪♪♪~
音楽が鳴り始め、
あなたのカラダはそれに向かって開いていきますよぉ~
それはあたかも、全身の毛穴という毛穴がプハァ~とゆるみ、
そこから音楽エネルギーが吸い込まれていくような感じ・・・。
あ~気持ちいい~
ハイ、それでは
カラダの中に吸収された音楽エネルギーの体内循環感覚と、
呼吸との一致を試みましょう。
吸ってぇ~吐いてぇ~
音楽の“波”はより、クリアになってきて
・・・聴・こ・え・た
あぁ、
カラダと音楽はみごとに同調
境目がなくなっている。
ツツタツ・ツツタツ・・
ズンズクズクズクズク・・
チチキチキチキチキ・・
自らの体内で音楽が鳴り始めているではないか!
お、踊りたい!!
「・・・となって、
いざ、ベーシックムーブメント、スタート!
ができたら最高ね」
みんなは、
ちょっと別次元の話を聞かされているような、顔つきだ。
その雰囲気を察した、ジュンコ先生、
「もうこのレベルでは、
音楽の構成『1234』なんて、超えてしまっている状態なんだけど、
もちろん音楽が耳に入ってきた一瞬は
『1234』と判別して“聞いて”いるの。
でも、問題はここから。
このまま聞き続けるか、
聴く世界に移行するか、
2つのスイッチがあって、自分で選択できるのよ。
ここで『聴く』を選んだら、
カラダはその世界への扉を開けようとし始める・・・
つまりは、『1234』よりも
精妙な世界に自ら溶け込んでいこうという
冒険が始まるのよ」
みんな、へぇ~という雰囲気だ。
「聞く」か「聴く」かは、
自分で選べるもの!?という話が新鮮だった。
「あのぉ、それは、
『1&2&3&4&・・』という&カウントで聞くと言うことですか?」
佐藤さんだ。
「うーん、それはまだ『聞く』世界観からのテクニックね。
『聴く』とは違う。
そういう数字の世界ではないの。
数字の世界観は絶対時間で、
ここで言う『聴く』の世界観は相対時間の話なのよ。(第81話)
わかるかしら?」
「いやぁ~、ちょっと…まだ無理です」
佐藤さんはちんぷんかんぷんのようだ。
「相対時間ということは、
その音楽が耳に入ってきたとき、「1234」の識別だけに終わらず、
音楽によって、
自分のカラダが
どう変化していくかを感じていく
ってことなのよ」
数人は、先生の話が実感としてわかるようだ。
真理もその一人だった。
「私、音楽を聞いていて気分が乗ってくると、
カラダを動かしたいってウズウズしてくる、
それって“聴く”スイッチがONになっていたんだわ」
先生は話を続けている。
「音楽が耳に入ってきて『聴く』世界のスイッチを選択すると、
次の瞬間に、
自らのハート&ボディが刺激を受け始めるの。
結果、ボディを動かしたい、
つまり、踊りたいかどうかは、個人差があるわ。
ハートが大きく動くときもある。
時に懐かしくなったり、うれしくなったり、悲しくなったり・・
大きく魂を揺さぶられるそれはなんとも素晴らしい感覚よ。
そんな形での『聴く』を
体験したことがある人もいるんじゃないのかしら?」
心の琴線に触れるってことですわな。
私は「リベラタンゴ」が鳴ると、
心が騒ぎだして踊りたい!思いますわ。
それは『聴く』体験だったんですな」
平田さんだ。
「そうよ。聞くと聴くの違いは、ソコにあるの。
つまり、音楽の『聴く』には感動がともなう。
『感じて動く』のよ、ハート&ボディが・・・」
「いい話ですね。
聴くって難しいことではないように思えてきました。
ダンスミュージックだからって特別に思っていたような・・・。
外しちゃダメ、正しく聞かなきゃダメと思ってばかりいたんで、
感動なんて全然・・・。
もっと、これからリラックスしてみます」
音楽に不安があった森田さん、明るい顔でそういった。
「音楽を聴いて感動しようなんて言いながら
『外れている』なんてヤボな話…のようなんだけど、
実は『聴く』の世界には、
外れているとか間違いなんて言葉は、本来はないわけ。
どのように聴こうがまったくの自由なの。
でも、やっぱり、ことこのダンスに関しては、
最初の情報である『1234』は正確に取れるほうがいいわね」
ジュンコ先生、みんなを見渡しながら
「なぜか?その理由は…
①相手の音楽表現の邪魔をしないため(第90話)
②音楽の波にちゃんと乗って踊ったほうが気持ちいい
まぁ、音楽が本当に聴こえるようになったら、
外すという世界自体、自然消滅していくだろうけれどね」
次回、いよいよベーシックムーブメントへ。
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