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「ボディ・アイソレーションと
『腰で8の字を描く運動」は一緒のことですか?
以前いたサークルでそのように聞いて、
ずい分“8の字練習”をしたもんですから」




佐藤さんの質問に、ジュンコ先生はこう答えた。
「一緒とは言えないわね。
『腰で8の字を描く運動』は、
正しいボディ・アイソレーションの“結果”にできる運動ね」




すると、
「先生は、よくいろんなテクニックに対して
『それは結果だ』と言われますが、どういう意味で・・・」
佐藤さん、ちょっとイラ立っているようだ。



「故意にやるものじゃないってことね。
正しい運動をした結果にできるものだから、
わざと練習しなくてもいいテクニックに関してそう言っているわ。
今回のことでいえば『腰で8の字を描く運動』をする前の、
おおもとの運動ってものがあるわけ。
それをした結果『腰で8の字を描く運動』は知らずしらずにできている・・・」



「おおもとの運動・・・?」
佐藤さんは混乱してきたようだ。



「テクニックには優先順位があるのよ。

より普遍的で本質的なテクニックを先に練習しておけば、
無理なく次ができる
といったような・・・」



そんなこと言われたって、
と佐藤さんは不満顔だ。



「でもね、先に“結果のテクニック”を
身につけてしまっていても心配ないわ。

そのテクニックが本来
何を意味するものであるのかを理解して
おおもとの運動につなげれば良い


つまり、枝・葉のテクニックもちゃんと、
幹・根っことつながったものだったら大丈夫ってこと」


ジュンコ先生はあっさりそう言ってから


「無駄なものはないの、何も。
習ってきたこと、また、練習してきたことに、ね。
でもそれを本気でソウだと思えるためにも、
これからの成長にかかっているわね、佐藤さん」



ここで少し間をおいて・・



「では、『腰で8の字を描く運動』をする前の、
おおもとの運動についてだけど、もうおわかりね、
それが、正しいボディ・アイソレーションなわけ」

呼吸のテクニックを使った、

ナチュラルなボディ・アイソレーションができているとき、

“腰で8の字を描く運動”はもうすでにやっている!




佐藤さんだけではなく、
みんなへぇ~という表情だ。



「では、本当にそうなのか確かめてみましょう」
ジュンコ先生は、男女二人組になって向かい合い、手を取って、
“呼吸を使ってのサイドへの体重の乗り換え”(第87話)を、
してみるように指示を出した。


「さぁ、ゆったり呼吸しながら、
じっくり自分のカラダの中を観察してみてね。

すると、カラダの中にある図形が描かれていることが感じられてくるわ。
どうかな?」



・・・



「あ、先生、8の字!やっぱり、8の字を描いています」
カナちゃんが叫んだ。



「カナちゃん、良くわかったわね」



最もダンス歴の少ないカナちゃん、
褒められてうれしそうだ。


「でも先生、
腰で描いているという感じがしないんですが」

トシ子さんが口を開いた。



「いいところに気がついたわね」

ジュンコ先生は笑って答え、

「じゃぁ、どこで描いている感じがするかしら?」



「はぁ、カラダの中、
みぞおちあたりから揺れていて、
それがカラダ全体に波状に広がって
・・・」



「OK!それで正しいわ。

みぞおち辺りには足をつっている

インナーマッスルがあったでしょ?(第23話)

それと呼吸筋などが連動して、

結果『8の字を描く運動』を生み出しているのよ」



「この運動がパートナーとあってくると、
気持ちのいいもんですな」

平田さんだ。



「そうね。でもね、ここで実験。
いい?
女性はそのまま呼吸を伴ったボディ・アイソレーションの運動を続け、
男性だけ、わざと腰だけで8の字を書いてみましょうか」



・・・すぐに声があがった。



「なんか、変!それに、何にも伝わらないわ」
カナちゃんだ。



ほかの人も同様にうなずいている。



外側だけの筋肉を無理やり動かしても、

相手には伝わらない


「一生懸命やってもなんだか空しいでしょ(笑)」



「先生、少しわかりました。
僕は、骨盤とか外側の筋肉ばかりを動かしていたようです。
インナーマッスルとか、呼吸を使えるよう・・・練習してみます」
佐藤さん、素直にそう言った。



「よく気がついたわ。
あせらず力まずゆっくりやってみてね」

ジュンコ先生は笑顔でそう言ってから、みんなのほうに向き直り

「カラダの中に描かれた8の字運動は、どう、

かなり立体的でしょ?

それに、
8の字の結び目が運動の真ん中にあって、
左右対称のゆったりとした広がりがある・・・。

この図形は、8の字というより、無限大∞ね。
しかも
メビウスの輪のように、ねじれている
さぁ、そんな感じがするかもう一度、確かめてみて」



「オー、無限大、メビウスの輪か・・・いいな。
哲学に物理ときて、次は数学か」

和夫は楽しんでいた。

一緒に無限大のを描いている真理に、

「な、真理ちゃん、目をふさいでやってみようか?
永遠の時を感じるよ、きっと・・・」

真理は素直に従って、
二人は一緒に揺れ始め心地よい時を共有していく・・・



「もちろん、今練習しているような、
インナーマッスルを使った繊細な8の字運動ができるようになったら、
骨盤に連動していき、さらに運動を大きくしていってOKよ。
ただし、
相手とのコミュニケーションが、
ちゃんととれているかどうかを確かめてね」


佐藤さんも、これには納得がいった様子だ。


「では、話をルンバにもどすわね・・・」



      続く 第89話へ



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