2007.04.03 (第70話) 最上級のホールド・いざ実践!Ⅲ ホールドを作るイメージトレーニング
目次へ
ジュンコ先生、ホールドのレッスン中・・・
「では、他に質問のある人いないかしら?」
数人の手がパラパラとあがり・・・。
・・・とその前に、ちょっと時間を進ませて、
こんな和夫と真理の会話を聞いてみよう。
「昨日のジュンコ先生のレッスン聞いていて、
オレ、すごいことヒラメイタんだ。
今から、試してみたいんだけど、いいかな?」
和夫はなんだかイキイキしている。
「ねぇねぇ、仕事中、ホールドのことバッカ考えてんじゃないの!?
ホラ、カズにダンスを勧めてくれたッテいう同僚の男性に、
『ちょっと組んでみてくれよ』って頼んでたりして。
わー気持ちワル~」
ソウいう真理だって、最近は頭の中はダンス一色だ。
でも、本気でうまくなりたい!
って思うようになれたのは、カズと組んでからだった。
和夫 176センチ
真理 164センチ
カップル・バランスはGOODだもの。
二人で協力し合えば、
ホールドだって素晴らし―ものができ上がるハズなのだ。
「なぁ、ちょっとホールドに入って」
見ると、鏡の前で和夫が両手を広げるようにして、
真理が用意できるのを待っている。
その足元には、
ジュンコ先生からもらったホールドの作り方のプリント (第68話)…
そこにはいっぱいは何かしらいっぱい書き込みが。
その中には、和夫自身の“ひらめき”をメモったものもあるようだ。
真理は、一応プリントどおりの順番を思い出しながら、
和夫のホールドにはいった。
と、すぐに、
アレ!?なんか違うわ」
感激の声を上げる、真理。
「ナ!?組みやすいだろ!?」
すごいシックリくるぅ~!
「ねぇ教えてよ、何が一体がひらめいたのぉ?」
「ヒントは導線さ」
「ドウセン?」
「先生が、足はただ単に、
床からの反作用をカラダの中に伝える“導線”に過ぎない
っていっただろ?
あ、ソレじゃ、手や、腕もそうなんだろうなってピーンときたわけ。
手や腕も、オレのカラダの中のエネルギーを、
一緒に組んでる真理ちゃんのカラダの中に伝える導線に過ぎない・・・」
カズ、すごい!かっこいい」
「ちょっと、まだあるんだよ。
だから、相手と組む時は手や腕のリキミを抜いたほうがイイ、
力は入れない・・・ここまではわかったんだ。
でもな・・」
「でも、なに?」
「それじゃ、手が上がらないんだよ、力を抜いちゃったら。
足は、力を抜いたって、
まぁカラダからブラ下がっているからものだからいいんだけど、
手は、力を抜いたまま下にブラーンとしたままだとダメだろ。
上がらなきゃホールドにならない・・・」
楽しそうに話す、和夫。
聞いている真理まで、なんだかうれしくなってくる。
「で、オレ、もう一度プリントを見直してて、
自分のメモを見てハッとしたんだ。
オレの質問した② (第68話)(第69話)が、
ホールドをつくるための“隠れキーマン”だって、
先生が言った意味がわかったんだ」
和夫はプリント取り出した。
そこには、走り書きした文字がびっしり。
「ワッ!ナニ書いてあるのかわからないくらい、キレイな字ね」
「そうだろ(笑)オレしか読めないんだ。
自分の重みを利用して床からパワーを頂く、
それを、ホールドなり動きなりのエネルギーへと変換して使っていく
これのイメトレをしてみたんだよ」
イメージ・トレーニング?
「そう。手順はコウさ。(以下、メモ書きの内容を指さしながら)
プラクティス
①自分のカラダの重みが床にまっすぐに下りていくイメージを持つ。
このとき、壁を手で押したような(第69話)パワーが、
お腹の中に上がってくるのを感じる。
②そのパワーをエネルギーに変換させつつ、背筋辺りをそって上昇させる。
イメージするのはスパイラル曲線。
つまりウズ状のエネルギーだ。
③肩甲骨の辺りで、3方向に枝分かれさせ、エネルギーを伝えていく。
3方向とは、 1.首・頭の方 2.右腕・手の方 3.左腕・手の方。
④②~③まで完了しても、①は絶えずやり続ける。
つまり、自分の重みを利用して床を押し続け、
そこからの反作用パワーをもらい続ける・・・ココがポイント
すると、ほとんど手や腕の力がなくて、
ホールドの手をあげられるようになったんだ。
つまり、
イメージでエネルギーを動かしたってわけ。
で、真理ちゃんの所まで、
オレの重みから生まれた床からのパワーを送り届けて、
真理ちゃん感激!(笑)
これって正解だと思うんだけどなぁ。
今度、ジュンコ先生にもチェックしてもらおう」
和夫はここまで一気にしゃべり、満足そうな顔をして、
ペットボトルから水を飲んだ。
その様子をずっと見ていて、
真理、心の中でこう思っていた。
カズと組んだのは“当たり”だったみたい。
絶対、この人うまくなるわ・・・
で、
「ねぇ、それって女性もかな?
私も “地球パワー体内循環作戦”できるかしら?」
「何、それ?(笑)さすがコピーライター!
真理ちゃんもそうやってくれたら、
二人でホールドを通してエネルギーのあげっこができるんだよ、きっと。
な、試してみよう!」
二人は立ちあがって、ホールド練習を開始した。
続く 第71話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
ジュンコ先生、ホールドのレッスン中・・・
「では、他に質問のある人いないかしら?」
数人の手がパラパラとあがり・・・。
・・・とその前に、ちょっと時間を進ませて、
こんな和夫と真理の会話を聞いてみよう。
「昨日のジュンコ先生のレッスン聞いていて、
オレ、すごいことヒラメイタんだ。
今から、試してみたいんだけど、いいかな?」
和夫はなんだかイキイキしている。
「ねぇねぇ、仕事中、ホールドのことバッカ考えてんじゃないの!?
ホラ、カズにダンスを勧めてくれたッテいう同僚の男性に、
『ちょっと組んでみてくれよ』って頼んでたりして。
わー気持ちワル~」
ソウいう真理だって、最近は頭の中はダンス一色だ。
でも、本気でうまくなりたい!
って思うようになれたのは、カズと組んでからだった。
和夫 176センチ
真理 164センチ
カップル・バランスはGOODだもの。
二人で協力し合えば、
ホールドだって素晴らし―ものができ上がるハズなのだ。
「なぁ、ちょっとホールドに入って」
見ると、鏡の前で和夫が両手を広げるようにして、
真理が用意できるのを待っている。
その足元には、
ジュンコ先生からもらったホールドの作り方のプリント (第68話)…
そこにはいっぱいは何かしらいっぱい書き込みが。
その中には、和夫自身の“ひらめき”をメモったものもあるようだ。
真理は、一応プリントどおりの順番を思い出しながら、
和夫のホールドにはいった。
と、すぐに、
アレ!?なんか違うわ」
感激の声を上げる、真理。
「ナ!?組みやすいだろ!?」
すごいシックリくるぅ~!
「ねぇ教えてよ、何が一体がひらめいたのぉ?」
「ヒントは導線さ」
「ドウセン?」
「先生が、足はただ単に、
床からの反作用をカラダの中に伝える“導線”に過ぎない
っていっただろ?
あ、ソレじゃ、手や、腕もそうなんだろうなってピーンときたわけ。
手や腕も、オレのカラダの中のエネルギーを、
一緒に組んでる真理ちゃんのカラダの中に伝える導線に過ぎない・・・」
カズ、すごい!かっこいい」
「ちょっと、まだあるんだよ。
だから、相手と組む時は手や腕のリキミを抜いたほうがイイ、
力は入れない・・・ここまではわかったんだ。
でもな・・」
「でも、なに?」
「それじゃ、手が上がらないんだよ、力を抜いちゃったら。
足は、力を抜いたって、
まぁカラダからブラ下がっているからものだからいいんだけど、
手は、力を抜いたまま下にブラーンとしたままだとダメだろ。
上がらなきゃホールドにならない・・・」
楽しそうに話す、和夫。
聞いている真理まで、なんだかうれしくなってくる。
「で、オレ、もう一度プリントを見直してて、
自分のメモを見てハッとしたんだ。
オレの質問した② (第68話)(第69話)が、
ホールドをつくるための“隠れキーマン”だって、
先生が言った意味がわかったんだ」
和夫はプリント取り出した。
そこには、走り書きした文字がびっしり。
「ワッ!ナニ書いてあるのかわからないくらい、キレイな字ね」
「そうだろ(笑)オレしか読めないんだ。
自分の重みを利用して床からパワーを頂く、
それを、ホールドなり動きなりのエネルギーへと変換して使っていく
これのイメトレをしてみたんだよ」
イメージ・トレーニング?
「そう。手順はコウさ。(以下、メモ書きの内容を指さしながら)
プラクティス
①自分のカラダの重みが床にまっすぐに下りていくイメージを持つ。
このとき、壁を手で押したような(第69話)パワーが、
お腹の中に上がってくるのを感じる。
②そのパワーをエネルギーに変換させつつ、背筋辺りをそって上昇させる。
イメージするのはスパイラル曲線。
つまりウズ状のエネルギーだ。
③肩甲骨の辺りで、3方向に枝分かれさせ、エネルギーを伝えていく。
3方向とは、 1.首・頭の方 2.右腕・手の方 3.左腕・手の方。
④②~③まで完了しても、①は絶えずやり続ける。
つまり、自分の重みを利用して床を押し続け、
そこからの反作用パワーをもらい続ける・・・ココがポイント
すると、ほとんど手や腕の力がなくて、
ホールドの手をあげられるようになったんだ。
つまり、
イメージでエネルギーを動かしたってわけ。
で、真理ちゃんの所まで、
オレの重みから生まれた床からのパワーを送り届けて、
真理ちゃん感激!(笑)
これって正解だと思うんだけどなぁ。
今度、ジュンコ先生にもチェックしてもらおう」
和夫はここまで一気にしゃべり、満足そうな顔をして、
ペットボトルから水を飲んだ。
その様子をずっと見ていて、
真理、心の中でこう思っていた。
カズと組んだのは“当たり”だったみたい。
絶対、この人うまくなるわ・・・
で、
「ねぇ、それって女性もかな?
私も “地球パワー体内循環作戦”できるかしら?」
「何、それ?(笑)さすがコピーライター!
真理ちゃんもそうやってくれたら、
二人でホールドを通してエネルギーのあげっこができるんだよ、きっと。
な、試してみよう!」
二人は立ちあがって、ホールド練習を開始した。
続く 第71話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
| Home |