目次へ
骨盤をみぞおち辺りから吊っている大腰筋
肩甲骨の動きを左右する菱形筋・前鋸筋
これらのインナーマッスル群が連合を組むことで、
ホールドは進化・成長し始める。
さて今日は、
ややレベルアップした人たちへのホールド・レッスンのお話だが・・・
「そうね、ワルツでいえば本格的に、
スピンターンを習い始める頃かしら・・・」
ジュンコ先生はソウ切り出した。
先「ホールドの成長のために、
いろんな動きを体験させる時期ね」
Q「動きってどんな?」
先「大腰筋は下半身の動きを作っている筋肉でしょ。
その筋肉が背骨を通して菱形筋とつながることで、
ホールド形成にも深く関わっている
・・・これが、ポイントなのよ」
Q「と、言いますと?」
先「動きって、足の動きなのよ。
つまりステップ
さまざまな足の動きをカラダが体験することで、
それを生み出しているオオモトの大腰筋は、活性化され、
結果、
それが菱形筋の活性化につながりホールドも育ってくると言うこと。
だから、正しい成長のプロセスを踏ませながらも(第42話)(第43話)
浅く広く、
さまざまな種目の簡単なステップをドンドン経験させるようにしているわ」
ただし、ここからが大切な話のようで・・・
先「ホールドは初期に作らせたそのまま(第61話)、
カラダもリラックス状態で、これが重要ね」
その目的は?
先「ホールドは、ホールドのカタチを作るのが目的ではなく、
カラダとともに常に踊っているもの、
ソウいう認識を頭の中にインプットさせていくの」
ホールドのカタチを作らせない、ピシッと張らせない・・これがポイントだそう。
そうすれば、無意識のうちに3つの良いことがカラダの中で始まっているという
・伸筋を使う感覚を覚える
・呼吸が止まらないため、呼吸筋が活性化
・インナーマッスルが育ちやすい
先「ただね、運動が大きくなってきたら、カラダがブレやすくなるのね。
ブレてバランスが悪くなったら、とっさに・・・どうなると思う?」
Q「手に力が入っちゃう、だからホールドが力む」
先「そうなのよ。
だから、いい?カラダの中に静まりが必要なの。
思い切って動くためには、
カラダのコントロール感覚、
動きの基準のようなものが必要になってくるわけね」
Q「コントロール感覚?あ、ソレ知りたいなぁ。
ダンスの中における“静と動の共存”の話って、以前ありましたよね。(第30話)
奥深そうだなぁと思ったんだけど」
先「そうね、一朝一夕に体得できるものではないからこそ、
早い段階での練習スタートが大切なのよ。
その練習っていうのが例の“呼吸”なの」
Q「例の呼吸?」
先「呼吸の横隔膜と骨盤の横隔膜が連動した、
上下の横隔膜呼吸!よ」(第56話)
Q「あぁ!あの、大腰筋を活性化させる呼吸ですね。
お腹がキューとしてお尻の穴がキュッとなる・・・」
先「よく覚えているわね。ではその呼吸法を紹介するわね」
エクササイズ
上下横隔膜呼吸をやってみよう!
大雑把にいえば、
“肋骨を開くように、鼻から息を大きく吸って、
おへそを背中にくっつけるように、口からフゥーっと吐く”呼吸
①吸うとき、おへそから下がペッタンコになるまで吸う。
ポイントは“ゆっくり・細く・長く”
(このとき、呼吸横隔膜は最大に下に下がっていく)
②肋骨の1本いっぽんの間が開き、脇・背中も大きく広がっていく感じ
肋骨の“鳥かご”状態が全体的に、まぁるく膨らむようなイメージで。
③吐くとき、骨盤底筋群(お尻の穴・女性の膣の辺り)の引き締めを意識して、
ゆっくり吐いていく。
おへそを背骨にくっつけるイメージで。
それとともに、“鳥かご”もフゥ―っとゆるみ、しぼませていく。
先「上下横隔膜の呼吸は、
大腰筋の活性化につながっているという話を覚えているかしら?」(第56話)
Q「ハイ、もちろんです!」
先「エライ!じゃぁ、大腰筋とセンターの関係は覚えているかしら?」
Q「エーと、あ、そう!
左右の大腰筋のド真ん中をカラダのセンターのラインは通っている
んでしたよね。(第29話)
アぁっ、そうか、つながったわ。
この呼吸法を練習すれば、大腰筋が活性化する、
そしてそれはセンター感覚を鍛えることにもなる!?」
先「よくできました! この辺はとっても重要なことね。
つまり、センター感覚が成長するにつれて、
深層の筋肉(インナーマッスル)は活性化
それとともに、
カラダの表層の筋肉は柔らかくなってくる
ダンスにとってものすごく大切な身体感覚が習得できるようになってくるわ」
Q「その身体感覚が鍛えられるに従って、
最上級のホールドへの準備もジワジワと進んでいくものなんでしょうね・・・。
ホント、急がば回れだなぁ」
次回、さらにレベルアップしたホールドへGO!
続く 第64話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
骨盤をみぞおち辺りから吊っている大腰筋
肩甲骨の動きを左右する菱形筋・前鋸筋
これらのインナーマッスル群が連合を組むことで、
ホールドは進化・成長し始める。
さて今日は、
ややレベルアップした人たちへのホールド・レッスンのお話だが・・・
「そうね、ワルツでいえば本格的に、
スピンターンを習い始める頃かしら・・・」
ジュンコ先生はソウ切り出した。
先「ホールドの成長のために、
いろんな動きを体験させる時期ね」
Q「動きってどんな?」
先「大腰筋は下半身の動きを作っている筋肉でしょ。
その筋肉が背骨を通して菱形筋とつながることで、
ホールド形成にも深く関わっている
・・・これが、ポイントなのよ」
Q「と、言いますと?」
先「動きって、足の動きなのよ。
つまりステップ
さまざまな足の動きをカラダが体験することで、
それを生み出しているオオモトの大腰筋は、活性化され、
結果、
それが菱形筋の活性化につながりホールドも育ってくると言うこと。
だから、正しい成長のプロセスを踏ませながらも(第42話)(第43話)
浅く広く、
さまざまな種目の簡単なステップをドンドン経験させるようにしているわ」
ただし、ここからが大切な話のようで・・・
先「ホールドは初期に作らせたそのまま(第61話)、
カラダもリラックス状態で、これが重要ね」
その目的は?
先「ホールドは、ホールドのカタチを作るのが目的ではなく、
カラダとともに常に踊っているもの、
ソウいう認識を頭の中にインプットさせていくの」
ホールドのカタチを作らせない、ピシッと張らせない・・これがポイントだそう。
そうすれば、無意識のうちに3つの良いことがカラダの中で始まっているという
・伸筋を使う感覚を覚える
・呼吸が止まらないため、呼吸筋が活性化
・インナーマッスルが育ちやすい
先「ただね、運動が大きくなってきたら、カラダがブレやすくなるのね。
ブレてバランスが悪くなったら、とっさに・・・どうなると思う?」
Q「手に力が入っちゃう、だからホールドが力む」
先「そうなのよ。
だから、いい?カラダの中に静まりが必要なの。
思い切って動くためには、
カラダのコントロール感覚、
動きの基準のようなものが必要になってくるわけね」
Q「コントロール感覚?あ、ソレ知りたいなぁ。
ダンスの中における“静と動の共存”の話って、以前ありましたよね。(第30話)
奥深そうだなぁと思ったんだけど」
先「そうね、一朝一夕に体得できるものではないからこそ、
早い段階での練習スタートが大切なのよ。
その練習っていうのが例の“呼吸”なの」
Q「例の呼吸?」
先「呼吸の横隔膜と骨盤の横隔膜が連動した、
上下の横隔膜呼吸!よ」(第56話)
Q「あぁ!あの、大腰筋を活性化させる呼吸ですね。
お腹がキューとしてお尻の穴がキュッとなる・・・」
先「よく覚えているわね。ではその呼吸法を紹介するわね」
エクササイズ
上下横隔膜呼吸をやってみよう!
大雑把にいえば、
“肋骨を開くように、鼻から息を大きく吸って、
おへそを背中にくっつけるように、口からフゥーっと吐く”呼吸
①吸うとき、おへそから下がペッタンコになるまで吸う。
ポイントは“ゆっくり・細く・長く”
(このとき、呼吸横隔膜は最大に下に下がっていく)
②肋骨の1本いっぽんの間が開き、脇・背中も大きく広がっていく感じ
肋骨の“鳥かご”状態が全体的に、まぁるく膨らむようなイメージで。
③吐くとき、骨盤底筋群(お尻の穴・女性の膣の辺り)の引き締めを意識して、
ゆっくり吐いていく。
おへそを背骨にくっつけるイメージで。
それとともに、“鳥かご”もフゥ―っとゆるみ、しぼませていく。
先「上下横隔膜の呼吸は、
大腰筋の活性化につながっているという話を覚えているかしら?」(第56話)
Q「ハイ、もちろんです!」
先「エライ!じゃぁ、大腰筋とセンターの関係は覚えているかしら?」
Q「エーと、あ、そう!
左右の大腰筋のド真ん中をカラダのセンターのラインは通っている
んでしたよね。(第29話)
アぁっ、そうか、つながったわ。
この呼吸法を練習すれば、大腰筋が活性化する、
そしてそれはセンター感覚を鍛えることにもなる!?」
先「よくできました! この辺はとっても重要なことね。
つまり、センター感覚が成長するにつれて、
深層の筋肉(インナーマッスル)は活性化
それとともに、
カラダの表層の筋肉は柔らかくなってくる
ダンスにとってものすごく大切な身体感覚が習得できるようになってくるわ」
Q「その身体感覚が鍛えられるに従って、
最上級のホールドへの準備もジワジワと進んでいくものなんでしょうね・・・。
ホント、急がば回れだなぁ」
次回、さらにレベルアップしたホールドへGO!
続く 第64話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
| Home |