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さぁ、女性の皆様、昨日の宿題考えてみましたぁ?

①知らないステップを仕掛けられる
②次に何のステップをさせたいのかがわからない
③手で引っ張る、きつい
④音楽を外しているのに気がつかないでドンドン仕掛けてくる

男性からこういう刺激がやってきたとき、

いつも自分はどう対処しているのか

または、

自分ならどうか解決するか?

では、ジュンコ先生のお話と照らし合わせてみてね。



①「知らないステップを仕掛けられる」の場合

「まず、広く浅くでイイからある程度量の種目、
そのベーシック・ステップは知っておく必要があるわね。
気後れしないし、心構えも変わってくるからね。 (第42話)
それでも『こんなステップ知らない』となったとき、あなたならどうする?」


「仕方ないから、ごまかしながら何とか対処するかなぁ…」


「それだけだと、もったいないわね。
うまく“スペース”を使えば、
仕掛けられたステップを、
筋肉の中に“記憶”としてインプットできる
のよ。
そうすれば、次にまた誰かから同じように仕掛けられたときは、
“知っているステップ”と認識されているから落ち着いて対処できるの」


「へぇ~、そんなことができるんだったら、
知らないステップは怖いものじゃなく大歓迎!ってなりますよね」


「そうよ!では上級者の“スペース”の過ごし方。
まず、ステップに限らず、
未知なる刺激がやってきたときには、無意識のうちにリキむもの、
だから、
意識的にカラダの力を抜いてリラックス状態を作り出すことが大切。
これは、①の場合だけではなくすべてに活かせる、
スペースでの在りかたの基礎だから覚えておいてね。
以下、簡単にまとめると、

知らないってことは恥ずかしいことではない!
ヘタに知ったかぶりする必要ナシ。

この際だから『このステップもモノにしよう』と意識して、あとはリラックス。
すると、カラダが勝手に記憶する。

男性に対してもあせらず、でも嫌がらず、
ニコって微笑みながら、動きを緩慢にするなどをして
『私、そのステップ知りませんわ』って、カラダを通して伝える。

特には男性への“刺激”となるから。
それを拾った男性がどう対処するかが、また見ものね。
心得た上級の男性なら、その “刺激”を受けて、
女性が理解できるステップにサッと変更するなり、何らかの対処をして、
決して無理ジイはしないものなのよ



「そういう男性がもっと増えてくれることを願うわぁ」


「そのためにも、女性が『知りません』って伝えていく勇気も必要ね」



②「次に何のステップをさせたいのかがわからない」の場合

「これは①と似ているからわかりまーす。
カラダの力を意識的に抜いて、リラックスして、様子を見る!でしょ?」


「ほぼ正解ね。ただ、様子を見るだけだと受け身になってしまうわね。
待つのではないの。

上級者は常に能動的、自ら率先して働きかけるものよ」


「でも、次のステップがわからないわけだから、動きようがないんじゃぁ?」


「トンデモナイ! 
それでは上級者の“スペース”の過ごし方をまとめてみるわよ。

「次のステップは何ですか?」と優しく尋ねる気持ちで踊るのがキモ。
自動的に、筋肉はゆるみ情報量が増える。
相手の微細なリードも拾えるようになるから一石二鳥!

迷っている男性に、緊迫感を与えないように、
意識的に筋肉をリラックスし続けることで、
相手にステップのことを考える“間”を与える。

男性が次に何をしようとしているか先を見通して、
『あなたが今伝えようとしているステップはこれですよね』と、
現実化するように率先して踊る。
これは、ステップの正しい知識
(先行するステップ・後続するステップなど・・・第52話)があれば可能

男性だって、リードに迷うこともあればミスることもあるわ。
そんなとき女性に,
『大丈夫、私が何とかするから、勇気をもって仕掛けていいわよ』
ってぐらいの度量がないとね。
男性も『自分が何としてもリードをしなきゃ』って責任を一人でしょいこまず、
ステップは二人で構築してゆくものって気持ちを忘れないで。

真に上手な男性は、

女性を完全にフォローしても踊れる
ものよ。

この件については、また別の機会にね」



③「手で引っ張る、きつい」の場合

先「これはもう組み方、ホールドする時点からの問題ね。
上級の女性は男性に対して、
肉体的に依存した組み方は決してしない

つまり、
相手にゆだねたふりをして、
実はゆだねてはいない
の。
だから、
キツク扱われてもそれによって、
自分のバランスは崩されることはないし、
どんな最悪の状況でステップを仕掛けられても、
常に自分用に楽しめるステップに変化させることが可能
なのね。
“スペース”の過ごし方・活かし方を見てみると、

きつい、硬い、振り回す・・筋肉的に過酷な刺激がきても、
そのダメージが及ぶのを外側の筋肉で食い止める。
そこから良い情報だけを取捨選択して全身、
およびインナーマッスルに伝え、
そこで反応して自分の力量で正しく踊る


きついテンションをかけてこられても絶対に抵抗しない。
抵抗する、例えば、押されたら押し返すなどとやっていると、
相手にも筋肉反応が起こり、さらに強く押されてしまう事態に。
カラダの外側(手も含めて)は意識的に力を抜き、相手にゆだね、
その分カラダの中はしっかりして、やはり自分の力量で正しく踊ること!


カラダの外の自由を奪われることはあっても、

カラダの中の自由は決して奪われることはない



相手にゆだねないのは信頼がないからではななく、
完璧ではないものにゆだねたら、自分がなくなってしまうからよ。(第47話)
そうなったら最後、
何かアクシデントがあったときは共倒れになっちゃうでしょ?
自分だけでも正しいダンスを続けながら、
男性を支えつつ一曲踊り切らないといけない・・・
ダンスは『途中でヤーメタ』って放り出せないからね」


「わぁ、上級者っていわれる女性は強いんですね。
その強さは、
正しい知識と、ナチュラルなカラダの使い方からくるものでしょうね」


「そう、ダンスの原理・原則(第47話)に則ったね。
ただし、きつい、硬い、振り回す・・のは女性にもあること。
③の対処法はそのまま男性も使えるから実践してみてね」 



④「音楽を外しているのに気がつかないでドンドン仕掛けてくる」の場合

「これ、④は(第48話)を参照にして、
スペースの作り方を検討してみて欲しいの」


「男性に合わせず、正しく踊れ、
自分の表現をやってみろってことでしたね。
その心構えのようなものがスペースの中にあるんでしょうね」


「そうよ。
では、上級者のスペースの過ごし方で重要な点だけ挙げておくわ。

男性から引っ張ったり押されたりしても、それにすぐに反応しない。
音楽のタイミングより速かったら、その分カラダの中でためて時間をとる。
遅かったら、カラダの中で正しく音楽をとりながら率先して動いてみる

どちらの場合(速い、遅い)も、床への重みを意識的に強く感じてみる
床の下で相手を操作する感じになれば、ベスト!

そして、いずれの場合も、
肉体的に直接かかわっている部分(手など)では絶対に操作しないこと!
コレが大切ね」


「わぁ、手っ取り早く“手”を使っちゃいそう・・・
ちょっとした忍耐って気持ちも、スペースに必要なんですね。
で、の感じは難しいなぁ」


「床への重みは、
カラダがまずはリラックス状態にならないと感覚がつかみにくいからね。
今すぐにできなくても、認識として覚えておくといいわ。
これは、
男性のリードに関しても同じことが言えるんだけど、
『床への重み』はものすごい武器なの。
相手と直接関わらず、間接的に床を通して関わる・・・
この感覚が実際につかめるようになれば、
スペースを有意義に使える
ようになってくるわね。 
すごく大切な点でもあるので、詳しくはまた別の機会にね」

                          

      続く 第56話へ



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