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まずは、前日(第42話)のおさらいから・・・

ダンスの成長に大切な3つの条件
型と、相手と、音楽。

テクニックにおいても、
①型(組み方やステップなど)に関するもの 
②相手、パートナーシップに関するもの
③音楽に関するもの
この3つがそろって初めてOK。
ところが、この3つすべてが、
順当に育っている人は、意外や少ないとのこと。

そして、
パートナーシップ問題のなかでもよく見かけるパターンである、
一人踊りの「低レベル自立型」
あなたまかせの「依存型」 
も、
この3つのテクニックの成長不均衡が原因でなっちゃう!? 


ジュンコ先生、そうなんですか?


「エエ、そうよ。まず、『低レベル自立型』は、
①のテクニックが育っている割には、
②のテクニックが育っていないことが原因でなりやすいの。
例えば、
シャドウができる、ホールド&ポイズが決まってくる・・・って、
①の成長なんだけど、
それとともに相手とのコミュニケーションの学習がなされていないと、
『低レベル自立型』になりやすいのよね。

反対に『依存型』の人は、
②のテクニックは育っているが、
①に関しては未熟な人が多いわ。
例えば、
どんな男性にでもついていけるぐらいに②は成長は遂げていても、
①の学習はサッパリ、
ステップに関する方向などの知識がない、
自らの美的フォルムの作り方はあまりよくわからない・・では、
自立して踊ることは不可能=『依存型』女性になっちゃう。

そして注目すべきは、『低レベル自立型』『依存型』ともに、
③に関してはあまり成長していないってこと。
つまり、


音楽そのものから、

いろいろな情報を感じ取る力が育っていない



で、
独りよがりな感覚で踊ってしまう
または、
相手の音楽感に頼って踊りをゆだねてしまう
ことになりやすいのね」


この3つの条件、
それぞれが“パチンコ玉みたいな球体”だと想像してほしい。
はじめは、ちっちゃい玉なのが、どんどん大きく成長してゆく。
例えば、
初級の時は直径5mmぐらいの玉だったのが、
練習を重ねレベルが上がってゆくと、
1cm、20cm・・とだんだん大きくなってゆくといった具合。
上級になれば1メートル以上・・もっともっと大きくって感じ。

つまり、

社交ダンスの上達は、
この3つの玉に不均衡が出ないように、
“バランスよくジックリ”と育ててゆくプロセスの中にある


そう、考えてみよう。

3つの玉の大きさがそろって成長を遂げているときは、
どんなレベルの人でも、
「踊って楽しい」と感じることができるし、シックリくる。
見ていても、不自然さは感じられない。
なぜって、
「レベルにふさわしいステップを、ふさわしいカタチで、
相手とコミュニケーションをとりながら、音楽に乗って踊れているから」

そう、
ダンス・テクニックにちょうどイイバランスがとれているってわけなんだ。

この3つの条件は切っても切れない関係だ。
ステップがウマクこなせるということは、
相手との関わりが良くなったからとも言えるし、
音楽のタイミングが理解できたからとも…というように。
また、
本当のリード、フォロー上手は、
自分のシルエットを、正しく自分で管理できて当然だろうし、
音楽に対しても、ちゃんと自分なりの表現ができるはずだもの。
 
この3つのうち、
どれ一つが欠けてもナチュラルな成長ができなくなってしまうんだ。
ということは、一つの玉だけがデカク成長して、
他がちっちゃいまま成長していないの場合は、


赤丸要注意!ってこと


例えば、
①ばかりが成長を遂げ、②③がついて行っていない。
つまり、
ステップはかなりたくさん知っていて、ホールドなどの格好もきれい。
しかし、
相手と関わると、無茶なリードをしたり、音楽的感性には乏しい・・・。
または、
②の成長が著しく、他はダメな場合、
相手についていくことにかけては、ものすごく上手。
しかし、
ステップ、音楽の表現はさっぱりで、すべて相手次第で変わってしまう。
こういう不均衡があっては、本当にダンスが上手な人とは言えないんだな。

でも、ここからがナンギなんだけれど、
一つの玉だけの成長でも一応は成長をしちゃっている分、

「私って上手でしょ?」と、錯覚を起こしてしまいやすいんだ。

でもって、競技会で成績が良かったり、
他人様から「踊りやすい~」って褒められたりなんかしちゃったら、
余計にワケがわかんなくなって、
自分に対して正しい評価ができなくなる、

あぁ、そんなことになったら、悲劇・・・。

なぜって、
真の上達になかなか向かうことができない
なんてことも起こりうるからだ。


「この3つの条件の中で、
最もダンス上達の目安になりやすいのは、どれだと思う?」

とジュンコ先生。


「実はね、③の音楽のテクニックなの。
実際、音楽のテクニックだけが成長して、
他がなおざりになって・・・という人はほとんどいないわね。」


「へぇー、音楽・・・ですか?
正しくカウントが取れるといったようなこと?」


「うーん、それは音楽のテクニックの一部に過ぎないわね。
もっと、深いことよ。 
例えば、“聞く”から“聴く”への成長といったような・・・」
(第15話参照)


「でもなぜ、音楽が一番のダンス上達の目安になるのですか?」


「簡単にいえば、ダンスは音楽の表現だから。
この3つの条件の中でも絶対的な要(かなめ)になるわ。
音楽の聴き方が変わると、筋肉の反射も変わり、
その結果、
ステップするときの
身体操作感覚や、相手との係わり方、
すべてに影響がでるのよね。
それにね、
音楽は踊っている二人の共通の言語としての働きを持っているの。
で、
音楽に対してシッカリしたものを持っている人と一緒に踊った相手は、
直観的に『あ、この人上手』ってどこかで信頼を置くものなのよ。
そうすると、二人の関係もその時点で良いものになる、
だから②のテクニックも同時に手に入れやすいの。
実際、
音楽を繊細に聴くことができる人は、
相手のことも同じく繊細に理解できる

ものでもあるからね」


「そういえば、そうですね。
まず、音楽を外さない人だと安心。
そして、音楽に対して感受性がある人って、イイナって感じますからね。
一緒に踊って楽しいし。
例えば、
海外のうまいダンサーなんかが絶対的に持っているフィーリングですよね」


「そうね。本当にいいものって実は誰にでもわかるものなのよね。
自分に関しても、

音楽表現ができるハート&ボディ

を手に入れたときに、
初めて心から『自分はダンスがうまくなった』って実感できるの。
たくさんのステップを知ることより、多くの相手との関わり方を知るより、
それは信頼のおけるテクニックだとわかるでしょうね。
ただし、それができたときにしか、わからない仕掛けなんだけど(笑)
それに残念なんだけど、
それほど重要なテクニックにしては、①②③の中で、
音楽に関するテクニックが一番立ち遅れているかもしれないわね」


「じゃぁ、ひょっとして、『低レベル自立型』『依存型』の人も、
音楽に対する感受力を鍛えるといいってことですか?」


「そうなの!まずは、自分と音楽の関係をチェックして見て。
『低レベル自立型』の人は、音楽の表面だけを聞いていたはずだから、
もっと細やかに聴くところからね。
そうすれば、無駄な力みが取れてくるから、
結果、音楽とともに相手が視野に入り始めてくるわ。
『依存型』の人は、
音楽を聴くことも、その表現も相手任せだったと思うから、
もっと自ら積極的に聴いて、音楽の表現を試みて欲しいわ。
全くの自己流で構わないからね。
そうすれば、
表現するためにはどんなテクニックが必要なのか、次に見えてくるはずよ。
例えば、
ボディのストレッチかもしれないし、ライズ・アンド・フォールかもしれない」


「なるほど、でも音楽のテクニックを伸ばそうとは思わないでしょうね。
『低レベル自立型』の人は、いきなり②に、
『依存型』の人は①に飛びつきそうなのですが・・・」


「それは、ちょっと危険、というよりもったいない・・・かな。
『今までのダンスの中に、これから変わるヒントがある』からね。
『低レベル自立型』の人がいきなり、相手のほうばかりに気を取られると、
良さである積極性が出なくなっちゃう恐れがあるの。
その積極性で音楽をもっと感じるとか、
外側ではなく内側の筋肉を使うとか…
自分の内面に向かうような勉強にする方がいいのね。

『依存型』の人は、相手と合わせるのがうまいってことは、
筋肉なり精神なりに柔らかさを持っていたはずなの。
それを、いっぺんにきれいに形作って、
ステップの勉強をして、となったらカラダも心も硬くなってしまう。
その点、音楽表現に向かうテクニックを身につけることは、
一朝一夕にはいかないかもしれないけれど、
ゆっくりカラダの中から作り変えていくことになるからおススメね」


「お話を聞いていると、
どちらのタイプの人もあせらず、
ゆっくり自分の内側から鍛え直すってことでもあるようですね」


「もちろんよ。
筋肉でいえば、インナーマッスルから変化させていくようなものだから・・・。
より、具体的なレッスンはこれからもオイオイ取り上げていくわね」


「わかりました。
では、『低レベル自立型』だったジュンコさんが、
音楽に向かったのは正解だったんですね」





「ニヒル君は、踊っている時どんなふうに音楽を聴こうとしているの?」
こういう問いの時、
たいていフツーでは考えつかないような、
“ニヒル流名言”で楽しませてくれる彼だけに、た・の・し・み

果たして、
彼はニコニコしながらあっさりこう言ってのけたのだ。


音楽に敬意を表しながら、

感動して聴いているよ




おぉ~!


「どういうこと?」


「音楽だって、ダンスと同じで“人”から生まれたものでしょ。
良いものほど奥深いし、メッセージ性がある。
それを感じながら踊るわけやからね。
その音楽の作曲者や演奏者が、
もし、僕のダンスを見たら、『よくぞそこまで、表現してくれた』
なんて涙を流して喜んでくれるようなダンスがしたいねん」



ワァオ!ソンなん、考えたこともあらへんかったわ。


ジュンコはちょっとショックだった。
ニヒル君ってすごいなぁ。
真似してみようぞ!そのきハートだけでも・・・


すると、驚くべきことが・・・          


      続く 第44話へ


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