2007.03.02 (第38話) 楽しくなる チャチャチャ入門Ⅲ
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・・・さて、ここからは昨日のチャチャチャのレッスン話の続き。
Q「なぜホールドをさせないで、
向い合って両手をつないだ格好のままで踊らせるのですか?」
先「良い質問ね。実は初心の頃だけではなく、
結構長い期間、ホールドはさせないわ。
なぜって、
ホールドは二人の共有部分でしょ、
だから、
お互い直接に影響を与えあってしまう・・・。
日頃慣れない動作ばかりをするわけだから、
最初の頃はステップするたびに、カラダにブレがあったり、
無駄な運動があって当然。
もちろんこれは踊っていくうちに矯正されていくものなんだけど、
直す過程に個人差があるから、
その期間、お互い変な影響を与えあわないように、
距離感を置いて関わってもらうための配慮なの」
Q「すごく、深い意味がありそうですね」
先「そうなの。だって、男女が至近距離で組むわけでしょ。
しかも男性の右手は女性の“ワキの下”なんていう、
デリケートゾーンに侵入するわけで・・・。
平気を装っても、カラダはそれなりの反応をしているわ。
だから、いきなり近過ぎるところで、カラダを無理やり組まそうとすると、
刺激が強すぎる。
だからカラダは意識的にその刺激をはねのけようとして、
結果、“不感症”になっちゃう。
これが困ったものなのよ」
Q「不感症? なんか、わかるような・・・」
先「お互いがまっすぐに向かい合わない、カラダがよじれる、
男性の右肩が上がる、頭の位置が変になる・・
これも、その“不感症”の症状の現れ。
早い段階で、
ホールドという仕組みの中に縛られて、ついてしまったカラダの癖
なのよ」
Q「え?ってことは、スタンダードのホールドも同じですか?」
先「エエ、もちろん。スタンダードのほうがもっと手ごわいわ。
なぜって、初心の頃からカタチを作らせてしまいやすいんですもの。
ホールドが、
ダンス人生一生の課題になってしまう人も、
多くいるかもしれないわ。
スタンダードのホールドの話はまた、オイオイね」
Q「わかりました。
次に、最初に教えるのがなぜタイムステップか?なんですが。
カウント「1」を体感するのに良いステップといわれましたけど・・・。
先「そうなの。
あなたはチャチャチャをカウントするとき、どういう風に言っているの?」
Q「2・3・4&1」か「2・3・チャチャ・1」かな?
先「音楽は1・2・3・4って鳴っているのに?なぜ2から言うの?」
Q「な、なぜって、そう習ったもんですから・・・。間違いですか?」
先「間違いというわけではないけれど、初心者にソウ教えると、
結構難しいものに感じるはずなの。
難しいから、外す人も多くなる。
だからまずは、
音楽そのままに、
『1・2・3・4』ってカウントできるようになるのが大切なのよ。
それで、『1』の場所がすんなりわかれば、
『2』の場所も分かるようになってくるわ」
Q「ということは、
『1・2・3・4&』『1・2・3・チャチャ』
ですか?なんか変・・・」
先「最初からそう習ったら、変じゃなかったはずよ。
まず『1』の場所が簡単に見つけられるようになってからだと、
『2』の位置がとても分かりやすくて自然にステップできるようになってくるわ。
だから、タイムステップっていいのよ。
スタートが『1』だから」
Q「へぇー、ひょっとしてルンバも同じ?
「2・3・4・1」より、
「1・2・3・4」というカウントの取り方のほうが良いのですか?」
先「そう。音楽は『1・2・3・4』と鳴っているからね。
そのナチュラルなまま『1・2・3・4』と感じながら踊る習慣をつけるのね。
そしたら、『1』をタメる感じもだんだんわかってくるようになるわ。
それに『1・2・3・4』となっている音楽を『2・3・4・1』と、
情報処理し直すなんてこと自体、本来難しいこと。
それで、無意識のうちに緊張してしまうことが実は多いの」
緊張するから、余計に音楽を外す・・・。
Q「うーん、わかるけど、私なんかもう初心者じゃないから、
矯正がかえって難しいんでしょうね」
先「そうね。今までに付いた習慣で踊っているものだからね。
ヨウは初心者の頃、どんな習慣をつけるかによって、
後々にすごく大きな差が出るってわけ」
Q「もう少し質問続けて、いいですか?
次は音楽のことなんですけど・・・」
続く 第39話へ
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・・・さて、ここからは昨日のチャチャチャのレッスン話の続き。
Q「なぜホールドをさせないで、
向い合って両手をつないだ格好のままで踊らせるのですか?」
先「良い質問ね。実は初心の頃だけではなく、
結構長い期間、ホールドはさせないわ。
なぜって、
ホールドは二人の共有部分でしょ、
だから、
お互い直接に影響を与えあってしまう・・・。
日頃慣れない動作ばかりをするわけだから、
最初の頃はステップするたびに、カラダにブレがあったり、
無駄な運動があって当然。
もちろんこれは踊っていくうちに矯正されていくものなんだけど、
直す過程に個人差があるから、
その期間、お互い変な影響を与えあわないように、
距離感を置いて関わってもらうための配慮なの」
Q「すごく、深い意味がありそうですね」
先「そうなの。だって、男女が至近距離で組むわけでしょ。
しかも男性の右手は女性の“ワキの下”なんていう、
デリケートゾーンに侵入するわけで・・・。
平気を装っても、カラダはそれなりの反応をしているわ。
だから、いきなり近過ぎるところで、カラダを無理やり組まそうとすると、
刺激が強すぎる。
だからカラダは意識的にその刺激をはねのけようとして、
結果、“不感症”になっちゃう。
これが困ったものなのよ」
Q「不感症? なんか、わかるような・・・」
先「お互いがまっすぐに向かい合わない、カラダがよじれる、
男性の右肩が上がる、頭の位置が変になる・・
これも、その“不感症”の症状の現れ。
早い段階で、
ホールドという仕組みの中に縛られて、ついてしまったカラダの癖
なのよ」
Q「え?ってことは、スタンダードのホールドも同じですか?」
先「エエ、もちろん。スタンダードのほうがもっと手ごわいわ。
なぜって、初心の頃からカタチを作らせてしまいやすいんですもの。
ホールドが、
ダンス人生一生の課題になってしまう人も、
多くいるかもしれないわ。
スタンダードのホールドの話はまた、オイオイね」
Q「わかりました。
次に、最初に教えるのがなぜタイムステップか?なんですが。
カウント「1」を体感するのに良いステップといわれましたけど・・・。
先「そうなの。
あなたはチャチャチャをカウントするとき、どういう風に言っているの?」
Q「2・3・4&1」か「2・3・チャチャ・1」かな?
先「音楽は1・2・3・4って鳴っているのに?なぜ2から言うの?」
Q「な、なぜって、そう習ったもんですから・・・。間違いですか?」
先「間違いというわけではないけれど、初心者にソウ教えると、
結構難しいものに感じるはずなの。
難しいから、外す人も多くなる。
だからまずは、
音楽そのままに、
『1・2・3・4』ってカウントできるようになるのが大切なのよ。
それで、『1』の場所がすんなりわかれば、
『2』の場所も分かるようになってくるわ」
Q「ということは、
『1・2・3・4&』『1・2・3・チャチャ』
ですか?なんか変・・・」
先「最初からそう習ったら、変じゃなかったはずよ。
まず『1』の場所が簡単に見つけられるようになってからだと、
『2』の位置がとても分かりやすくて自然にステップできるようになってくるわ。
だから、タイムステップっていいのよ。
スタートが『1』だから」
Q「へぇー、ひょっとしてルンバも同じ?
「2・3・4・1」より、
「1・2・3・4」というカウントの取り方のほうが良いのですか?」
先「そう。音楽は『1・2・3・4』と鳴っているからね。
そのナチュラルなまま『1・2・3・4』と感じながら踊る習慣をつけるのね。
そしたら、『1』をタメる感じもだんだんわかってくるようになるわ。
それに『1・2・3・4』となっている音楽を『2・3・4・1』と、
情報処理し直すなんてこと自体、本来難しいこと。
それで、無意識のうちに緊張してしまうことが実は多いの」
緊張するから、余計に音楽を外す・・・。
Q「うーん、わかるけど、私なんかもう初心者じゃないから、
矯正がかえって難しいんでしょうね」
先「そうね。今までに付いた習慣で踊っているものだからね。
ヨウは初心者の頃、どんな習慣をつけるかによって、
後々にすごく大きな差が出るってわけ」
Q「もう少し質問続けて、いいですか?
次は音楽のことなんですけど・・・」
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