2007.03.31 (第67話) 最上級のホールドを手に入れるためにXI・・・踊るホールド
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昨日のプラクティスの診断結果から。
ホールドがなくても全く差し支えなく、
いつもどおり、バランスよく、踊れた人は合格。
無意識に手を上げたくなったり、バランスが怖くなったり、
すごく消極的な運動しかできなかった人は、残念ながら不合格。
ホールドのカタチを作らないと、バランスが取れない・踊れない
カラダの習慣ができている可能性がある。
では、もう一度トライ!
合格だった人は、
もう少しレベルアップしたホールドナシ・シャドウに挑戦してみよう。
体幹部のインナーマッスルを使って踊るのだ。
(感覚がわからない人は(第62話)エクササイズ2参照)
ソレはどんな感覚かって?チェックしてみよう。
①大腰筋の上部にあたる、みぞおち辺りから足がステップされ、
クロス方向の菱形筋との連動感覚がある。
CBM(用語集13)がカラダの中で起こる感じ。
②肋間筋の収縮(第64話)を利用した、スエイがかかる。
③実際の呼吸(吸ったり、吐いたり)をしなくても、
そのような(あたかも吸ったり、吐いたりしているような)体感
④両手がブラーンブラーンと、体幹部の動きに合わせて揺れてくる。
しかも両手の重みを感じるとることができる。
・・・インナーマッスルの連動だけでドンドン踊れていける感じだ。
①から④まですべて「ワカルワカル!この感じだろう・・・」
っていう方は大合格!!!
「ここまでくれば、もうあとはこれに両手をフワッと添えるだけで、
立派なホールドが出来上がってくるわ」
とジュンコ先生。
先「結局ね、
ホールドの90パーセントは、
体幹部の動きで決まるのよ」
Q「エエッ!?それって、すごいなぁ!」
先「今回紹介したような体幹部の筋肉が成長するに従って、
ホールドは無理に上げようと思わなくても、
“自然と張りたくなってくる”ものなのよ。
だから、心配せず、基本のホールド(第61話)で踊っていたらいいの」
Q「本当ですか?」
先「男性の生徒さんで、
第61話のような超初級コースからやっている人がいるんだけど、
彼はホールドを上げようとか、カタチを作ろうとかしたことがなかったのよ。
なぜって教えていないからね(笑)
ワルツ・タンゴと進んで、スローフォックストロット辺りになって、
やっと、レッスンでホールドの説明をしたのね。
でも彼はそれを待たずに、いつの間にか、
ちゃんとひじが上がったホールドに、ひとりでに、
本人も気がつかないうちにシフトしていたわ」
Q「へぇ?自然にそうなったんですか?」
先「ソウ、自然に。
しかも出来上がっていたホールドは、
ワイドでソフト、しかもキレイ・・・」
Q「なんか信じられないなぁ・・・」
先「面白いでしょ。でも本当の話よ。
彼に、
『いいホールドのラインが出るようになったわね』と声をかけると、
キョトンとしていたわ。
本人曰く、
『ここに手・腕を置いた方が(ホールドをちゃんと張るカタチのこと)
踊りやすくなったから置いたんです』っていうから、
私の方がビックリしたくらいよ」
Q「その人が特別ってわけではないんですよね」
先「モチロン!47歳の男性で、特にスポーツ経験もない、
ある意味ダンスにおいては普通の方よ。
彼に関しては、
右肩が上がるとか、ヒジがだるいとか、カタチが決まらないとか・・
いわゆるホールドの苦労は全然なかったわけよ。
ただし・・・」
Q「ただし?」
先「インナーマッスルの連動感覚と、
カラダの力を抜くことにおいては、
ある程度の忍耐も努力も必要だっただろうけどね」
Q「カタチを作る・リキミを誘発する練習はしない代わりに、
動く・ユルませる練習はしていたのですね」
先「どちらにしても、年月はかかるけれどね。
今日のシャドウの中で紹介した動きがある程度できるまでにも、
まだ、さまざまなテクニックの習得が必要で、
その総合力で最上級のホールドが出来上がっていく・・・
とは何回か伝えた通りなんだけれど、
最後に、今回教えた筋肉群をはじめ、テクニックを駆使して、
実際相手とどう関わっていくかを紹介するわね。
つまり、実践!!」
Q「わぁ、楽しみです!」
先「体幹部の動きに両手・腕が加わることで、
菱形筋や前鋸筋(第62話)が活発に参加し、
よりダイナミックな
インナーマッスル・ネットワーク・フォー・ホールド
(ホールドためのインナーマッスルの連動)が展開されていくわ」
続く 第68話へ
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とても励みになっています。(ジュンコ)
昨日のプラクティスの診断結果から。
ホールドがなくても全く差し支えなく、
いつもどおり、バランスよく、踊れた人は合格。
無意識に手を上げたくなったり、バランスが怖くなったり、
すごく消極的な運動しかできなかった人は、残念ながら不合格。
ホールドのカタチを作らないと、バランスが取れない・踊れない
カラダの習慣ができている可能性がある。
では、もう一度トライ!
合格だった人は、
もう少しレベルアップしたホールドナシ・シャドウに挑戦してみよう。
体幹部のインナーマッスルを使って踊るのだ。
(感覚がわからない人は(第62話)エクササイズ2参照)
ソレはどんな感覚かって?チェックしてみよう。
①大腰筋の上部にあたる、みぞおち辺りから足がステップされ、
クロス方向の菱形筋との連動感覚がある。
CBM(用語集13)がカラダの中で起こる感じ。
②肋間筋の収縮(第64話)を利用した、スエイがかかる。
③実際の呼吸(吸ったり、吐いたり)をしなくても、
そのような(あたかも吸ったり、吐いたりしているような)体感
④両手がブラーンブラーンと、体幹部の動きに合わせて揺れてくる。
しかも両手の重みを感じるとることができる。
・・・インナーマッスルの連動だけでドンドン踊れていける感じだ。
①から④まですべて「ワカルワカル!この感じだろう・・・」
っていう方は大合格!!!
「ここまでくれば、もうあとはこれに両手をフワッと添えるだけで、
立派なホールドが出来上がってくるわ」
とジュンコ先生。
先「結局ね、
ホールドの90パーセントは、
体幹部の動きで決まるのよ」
Q「エエッ!?それって、すごいなぁ!」
先「今回紹介したような体幹部の筋肉が成長するに従って、
ホールドは無理に上げようと思わなくても、
“自然と張りたくなってくる”ものなのよ。
だから、心配せず、基本のホールド(第61話)で踊っていたらいいの」
Q「本当ですか?」
先「男性の生徒さんで、
第61話のような超初級コースからやっている人がいるんだけど、
彼はホールドを上げようとか、カタチを作ろうとかしたことがなかったのよ。
なぜって教えていないからね(笑)
ワルツ・タンゴと進んで、スローフォックストロット辺りになって、
やっと、レッスンでホールドの説明をしたのね。
でも彼はそれを待たずに、いつの間にか、
ちゃんとひじが上がったホールドに、ひとりでに、
本人も気がつかないうちにシフトしていたわ」
Q「へぇ?自然にそうなったんですか?」
先「ソウ、自然に。
しかも出来上がっていたホールドは、
ワイドでソフト、しかもキレイ・・・」
Q「なんか信じられないなぁ・・・」
先「面白いでしょ。でも本当の話よ。
彼に、
『いいホールドのラインが出るようになったわね』と声をかけると、
キョトンとしていたわ。
本人曰く、
『ここに手・腕を置いた方が(ホールドをちゃんと張るカタチのこと)
踊りやすくなったから置いたんです』っていうから、
私の方がビックリしたくらいよ」
Q「その人が特別ってわけではないんですよね」
先「モチロン!47歳の男性で、特にスポーツ経験もない、
ある意味ダンスにおいては普通の方よ。
彼に関しては、
右肩が上がるとか、ヒジがだるいとか、カタチが決まらないとか・・
いわゆるホールドの苦労は全然なかったわけよ。
ただし・・・」
Q「ただし?」
先「インナーマッスルの連動感覚と、
カラダの力を抜くことにおいては、
ある程度の忍耐も努力も必要だっただろうけどね」
Q「カタチを作る・リキミを誘発する練習はしない代わりに、
動く・ユルませる練習はしていたのですね」
先「どちらにしても、年月はかかるけれどね。
今日のシャドウの中で紹介した動きがある程度できるまでにも、
まだ、さまざまなテクニックの習得が必要で、
その総合力で最上級のホールドが出来上がっていく・・・
とは何回か伝えた通りなんだけれど、
最後に、今回教えた筋肉群をはじめ、テクニックを駆使して、
実際相手とどう関わっていくかを紹介するわね。
つまり、実践!!」
Q「わぁ、楽しみです!」
先「体幹部の動きに両手・腕が加わることで、
菱形筋や前鋸筋(第62話)が活発に参加し、
よりダイナミックな
インナーマッスル・ネットワーク・フォー・ホールド
(ホールドためのインナーマッスルの連動)が展開されていくわ」
続く 第68話へ
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