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昨日のプラクティスの診断結果から。

ホールドがなくても全く差し支えなく、
いつもどおり、バランスよく、踊れた人は合格

無意識に手を上げたくなったり、バランスが怖くなったり、
すごく消極的な運動しかできなかった人は、残念ながら不合格
ホールドのカタチを作らないと、バランスが取れない・踊れない
カラダの習慣ができている可能性がある。

では、もう一度トライ!
合格だった人は、
もう少しレベルアップしたホールドナシ・シャドウに挑戦してみよう。
体幹部のインナーマッスルを使って踊るのだ。
(感覚がわからない人は(第62話)エクササイズ2参照)
ソレはどんな感覚かって?チェックしてみよう。

①大腰筋の上部にあたる、みぞおち辺りから足がステップされ、
クロス方向の菱形筋との連動感覚がある。
CBM(用語集13)がカラダの中で起こる感じ。

②肋間筋の収縮(第64話)を利用した、スエイがかかる。

③実際の呼吸(吸ったり、吐いたり)をしなくても、
そのような(あたかも吸ったり、吐いたりしているような)体感

④両手がブラーンブラーンと、体幹部の動きに合わせて揺れてくる。
しかも両手の重みを感じるとることができる。


・・・インナーマッスルの連動だけでドンドン踊れていける感じだ。


①から④まですべて「ワカルワカル!この感じだろう・・・」

っていう方は大合格!!!



「ここまでくれば、もうあとはこれに両手をフワッと添えるだけで、
立派なホールドが出来上がってくるわ」

とジュンコ先生。


「結局ね、

ホールドの90パーセントは、

体幹部の動きで決まる
のよ」


「エエッ!?それって、すごいなぁ!」


「今回紹介したような体幹部の筋肉が成長するに従って、
ホールドは無理に上げようと思わなくても、
“自然と張りたくなってくる”ものなのよ。
だから、心配せず、基本のホールド(第61話)で踊っていたらいいの」


「本当ですか?」


「男性の生徒さんで、
第61話のような超初級コースからやっている人がいるんだけど、
彼はホールドを上げようとか、カタチを作ろうとかしたことがなかったのよ。
なぜって教えていないからね(笑)
ワルツ・タンゴと進んで、スローフォックストロット辺りになって、
やっと、レッスンでホールドの説明をしたのね。
でも彼はそれを待たずに、いつの間にか、
ちゃんとひじが上がったホールドに、ひとりでに、
本人も気がつかないうちにシフトしていたわ」 


「へぇ?自然にそうなったんですか?」


「ソウ、自然に。
しかも出来上がっていたホールドは、
ワイドでソフト、しかもキレイ・・・」


「なんか信じられないなぁ・・・」


「面白いでしょ。でも本当の話よ。
彼に、
『いいホールドのラインが出るようになったわね』と声をかけると、
キョトンとしていたわ。
本人曰く、
『ここに手・腕を置いた方が(ホールドをちゃんと張るカタチのこと)
踊りやすくなったから置いたんです』っていうから、
私の方がビックリしたくらいよ」


「その人が特別ってわけではないんですよね」


「モチロン!47歳の男性で、特にスポーツ経験もない、
ある意味ダンスにおいては普通の方よ。
彼に関しては、
右肩が上がるとか、ヒジがだるいとか、カタチが決まらないとか・・
いわゆるホールドの苦労は全然なかったわけよ。
ただし・・・」


「ただし?」


インナーマッスルの連動感覚と、
カラダの力を抜くことにおいては、
ある程度の忍耐も努力も必要だっただろうけどね」


カタチを作る・リキミを誘発する練習はしない代わりに、

動く・ユルませる練習はしていたのですね」


「どちらにしても、年月はかかるけれどね。
今日のシャドウの中で紹介した動きがある程度できるまでにも、
まだ、さまざまなテクニックの習得が必要で、
その総合力で最上級のホールドが出来上がっていく・・・
とは何回か伝えた通りなんだけれど、
最後に、今回教えた筋肉群をはじめ、テクニックを駆使して、
実際相手とどう関わっていくかを紹介するわね。
つまり、実践!!」


「わぁ、楽しみです!」


「体幹部の動きに両手・腕が加わることで、
菱形筋前鋸筋(第62話)が活発に参加し、
よりダイナミックな
インナーマッスル・ネットワーク・フォー・ホールド
(ホールドためのインナーマッスルの連動)が展開されていくわ」

                     

      続く 第68話へ



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