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エクササイズ&プラクティス集へ




「スゴイねぇ、
ソンだけ毎日ずっとやってるの?」

真理の自主トレ・メニューを教えてもらった、
和夫は正直驚いている。

「小さなことでも毎日続ける・・・
ソレって大変なことだモンね。
だけど、確実に身につくだろうね、
真理ちゃん、エライ!」


和夫も一時期、
スクワットと腕立てを毎日科していたが、
今は特になにもしていない。



真理は言った。
「以前はね、何でもすぐに
結果を出そうとアセッてたけど、
ダンスをするようになって変わったの。
成長しているかどうか、
土を掘り返して根っこのハリ具合を確かめて、
結果枯らしちゃう・・・
なんてバカなコトもしなくなったわ」




「すぐに表面化してこなくても、
中身は着実に育っていってるって
信じれるようになってきたってことだね」




「う~ん、
信じるってよりも、
実際、(成長してきていることを)
感じるようになったから・・・かな?」




ニコヤカに笑う真理を見て
「ナァンか、真理ちゃん、
大人になったよな」

と感じる和夫。



「トレーニングって始めはとにかく
ダンスのためってやってたんだけど、
最近は自分のカラダの変化が楽しくって!
だから、飽き性の私でも続くのよね」


真理の話は続く。
「デモね、最近、チョッと
納得のいかないとことが出てきたのよ」




「納得のいかないところ?」



「そう・・・
骨盤の位置はわかったんだけど、
ソレと絶えず連動しているはずの、

肩甲骨の位置が問題なのよ。

確かに、以前はジーッと固まっていた
肩甲骨の動き自体は
スゴク良くなったんだけど、
(肩甲骨の)ニュートラルな位置が、
わかんないのよ、なんだか」



「真理ちゃんの鍛えている
“菱形筋”って、
肩甲骨を背骨に引き寄せる
働きなんだろ?
ってことは、
“ソコ”(背骨に引き寄せられた場所)じゃないの?
ニユートラルな肩甲骨の位置って・・・」




「それがねぇ、ただ単にコウやっても
(真理は左右の肩甲骨を背筋に向かって
ぐっと引き寄せながら)
ね、腕が短くなっちゃうし、
反対に、背骨から遠ざけるようにして、
腕を長く使おうって思ったら、
肩甲骨が浮いちゃって、
肩がバラバラでうるさい動きになっちゃうのよ。
それに・・・」




「それに?」



アーム・アクションに力強さがない
・・・のよね、なんだか」




さぁ、皆さんはドウ思うだろうか?
例えば、
同じように腕・手を使うパフォーマンスとしての、

スタンダードのホールドにおいても、

美しいシェイプで、ワイド、
相手ともシックリきて
しかも力強いホールド
になりたいんだけど。
そのために必要な、

肩甲骨の位置

・・・これがイマイチピタッとこないんだよね」

そして、シリーズ中のルンバの

アーム・アクションにおいては、

「上級者のアームアクションは、
ガサガサとうるさくないが、
かといって、
ボンヤリとしているものでは決してなく、
シットリ優雅であっても、
同時にパワフルさもかもし出して
・・・」
そう、

矛盾する反対のフィーリングを

同時に兼ね備えている感じ
がするんだな。

そう!実は

菱形筋だけの働きでは、

一方通行になっちゃうんだ。
ソレに拮抗する筋肉の働きがあって、
つまり、

菱形筋とソノ拮抗筋肉とが

一緒になって働いて


初めて、

肩甲骨のパフォーマンスが

納得のいくもの
になってくるんだ。

ひいては、

美的なアーム・アクションも可能に!

で、ソレは、そのまま、

骨盤との新たな連動を生み、

美的なレッグアクションにつながり、

背骨との新たな関係を生み、

美的な姿勢にもつながってくる

さて、どんな筋肉かなぁ?
このブログの最初の方ですでに紹介済み!だよ・・・



      続く 第481話へ



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